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本日のIDEAストーリー。ゲストは、株式会社シンクスマイル 代表取締役 新子明希さんです。新子さん宜しくお願いします。
会社名の由来を教えて下さい。
その五つが、自分と、家族と、仲間と、お客様と、世界のこの五つなんですね。この五つを同時に笑顔にしようと、その笑顔の真ん中に立とうという思いを込めて、この名前にしたんですが、サンクスマイルではなくて、シンクスマイルにしたのは、発音として、シンクだと考えるというようなイメージにもなるので、社名を呼ぶ度に、五つの笑顔を考える。そんなチームでありたいなという思いを込めてシンクスマイルにしました。
どのような事業をされているのか自己紹介をお願いします。
もう一つ、企業向けが、社内の組織戦略クラウドと言うんですけれども、社内のありがとうを可視化して、人と組織の状態を可視化していく。そういうサービス「HoooP(フープ)」を提供しております。
あと、店舗にとっては、空いている時間を有効に使って、集客とモニタリングができるわけですね。一度来て気に入らなければ、なぜ気に入らないかという答えをお届けします。
気に入ればリピーターになっていただくと、この声を届けるというのが、一つの特徴でして、ユーザーは70%オフで体験できる代わりに、必ずアンケートに答えていただくと。
あと、来たお客様をですね、囲い込みたいわけですね、お店からすると。そのためにお店はSHOPカードというのを、配るんですよ。会員になってもらいたいわけですね。
そして、企業向けのものがですね、もともとは、これ販売する予定ではなかったんですけれども、私がですね、会社の行動指針というのを10個決めたんですね。これを、なんとか実践してもらいたいなというので、考えたときに、大声で唱和したりというのが、ちょっとうちの会社には向かないので、ゲームにしてみたと、隣の人が会社のバリューを実践したなと思ったら、その10個のバリューが、10個のバッジに変わっているんですね。
日本で一番褒める会社
その私たちの働き方がいろいろメディアで取り上げられるようになりまして、使わせてちょうだいというお声をたくさんいただくようになったので、それから、2014年の11月に販売を開始したと、これがね、「HoooP(フープ)」という、褒めるのループで「HoooP(フープ)」というサービスですね。
今リリース2年で、ちょうど1,000社を超えました、導入中は今、1,000社ですね。ここまでに、120万個のありがとうを可視化しているサービスですね。
そうすると、年にですね、3万回言うんですよ、その会社って。でも、その3万回のありがとうって、どこにも残らないんですね。それを残したくて、いろんな企業さんが、サンクスカードを作って、社員のモチベーション上げたりですね、コミュニケーション活性化さすためにやるんですけど、それが全部、クラウド上でログで残っていきますと。
褒めると、どんな効果があるんですか?
新卒の子です。彼女は、どこが尖っているかというと、アンテナとスピードなんですね。つまり、気が利く子で仕事が早いということがこれで見えてくるんですけど、彼女ね、1年で年間280回スピードを褒められたんですね。
これね、もしも、1,000回仕事が遅いぞ、早くしろって言い続けたら、多分、仕事遅い人になるんですね。でも、仕事が早いね、ありがとうというのを、1,000回かけると、仕事って早くなるんですね。
これは、僕が言うには、日本のマネージメントの仕方にかなり問題があるんじゃないかと。あとは、社内のコミュニケーションに問題があるんじゃないかと考えているんですね。
日本のマネージメントって、とにかく欠点を見つけて、そこを克服させようとするんですね。これが非常に多いんですよ。それがマネージメントと思っている方が、すごく多いんですが、実際ですね、二十歳超えると、そんなに伸びないんですね。弱点って。
それよりも、強みを伸ばすほうが効果的なんですよ。何に効果的かというと、成果を出すためなんですね。僕たちって、チーム戦を戦っていますから、チームで勝てばいいという考え方をしていまして、その人が弱いところって、そこが強い人って、絶対いるんですね。
成果は、強みからしか生まれない?
なぜなら、成果ってね、強みからしか生まれないので、みんな強みで戦おうと、シュートが得意なやつは、シュートをガンガン伸ばしていこうという考え方ですね。というふうに、私たちはマネージメントに使います。
今日は誰に感謝する日かなって振り返るので、1日を、これでね、あり方が変わっていくんですよ。そういう人たちが集まったほうが、きっとチームはうまくいくと、僕たちは考えています。
日本人は褒めるのが苦手?
でも、実は、人を褒めたり、ありがとうを伝えるというのは、自分にとって一番メリットがあるんです。伝えられた人ではなくてね。ありがとうって言った人が一番幸せになりますからね。
社員食堂の廊下に、ありがとうカードが張り出されているイメージですね。誰でも見れるところに貼られている。この色がついているものありますね。これはですね、送られたほうが相当嬉しかったんですね。なので、自慢のバッジにしたと。
成長の秘訣というのは何かありますか?
起業のきっかけは、アメリカ1周?
日本って、結構、成功した人、足引っ張られること多いですけど、アメリカって、当時の私にはすごい、成功した人が英雄視されているというか、さらに、いろんな人の幸せを設計していく幸せの専門家のことを経営者と呼ぶんだよというのを聞きまして、これはかっこいいなと、感化されやすいので、日本に戻りまして、高校出て、すぐもう一度、渡米する予定だったんですが、姉にですね、日本で通用しないから、アメリカに逃げる気かみたいなことを言われましたので、日本で起業しましたね。
「したことない。をへらす」という経営理念
僕、19で会社、個人事業主ですけど、自分で起業したときに、一つだけ決めたことがあって、月曜日に足が重くなる、そんな会社だけは作らないと決めたんですね。毎日、ベストフレンドに会いに行く感覚で会社行けたら楽しいじゃないですか。というのは決めていて、一応、その楽しく働くということだけは、15年間ずっと続けていけていたんですね。
自慢できること何もしてこなかったんですけど、仲間はすごいいるなというのが分かってきまして、そのときに「何をするかよりも、誰とするか」なんだという言葉、今でもとても大事にしている言葉ができたんですね。ただ一つ、経営理念がないということに気付いたんですよ。経営理念で検索すると、カヤックの柳澤社長が出てきたので、会いに行ったんですね。
ほめるが見える。やる気が変わる。社内モチベーションSNS「HoooP」/後編
株式会社シンクスマイル 代表取締役 新子明希 17歳の頃に経験したアメリカ一周の旅で、マサチューセッツ工科大学のオープンキャンパスに参加した際、講演をしていた起業家の「経営者は、幸せの専門家である」 という言葉に心を打たれ、起業を決意。幸せの専門家とは ”社員を幸せにして、取引先を幸せにして、顧客を幸せにすること”だと。 これはいい仕事だと思い、 その時漠然とですが起業家になろうと思い、21歳で起業。現在、理美容やグルメのお店のサービスをお試しできる国内初・最大級のお試しサイト「torakore」(トラコレ) や社内のコミュニケーションやモチベーションを集計できる仕組み「HoooP」(フープ) などのオリジナルサービスを展開中。 |