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本日のIDEAストーリー。ゲストは、株式会社ピュア・コンサルティング 代表取締役社長 清永健一さんです。清永さん宜しくお願いします。
会社名の由来を教えて下さい。
今どういった事業をやっているのか、自己紹介をお願いします。
年間述べ10万社が出展し、1,400万人の来場者の一大産業!
そういうところは、やりゃあいいんですよね。でも、その裏で、小さいスペース、1小間、2小間くらいのスペースでやっておられるような中小企業さんってあるんですけど、ここがじゃあ、成果出ているのか、出展するだけで、ビックサイトだと、1小間だけで、40万円くらいかかるんですね。
ブースを作っていくとなると、それにプラス40万かかるとして、80万は必ずかかっていると、いろいろ経費入れると、100万くらいかかっているんですね。当日、社員がそれに張りつきになります。水木金張りつきになるから、結構なコストかかっているんですよ。手間と。にも関わらず、大した成果が出ていないと、すごくもったいない。
変なノベルティ作るよりよっぽど小冊子作ったほうがいいとかいうことをしながらやっていくだけで成果って大きく変わりますよね、そういう話なんです。なので、新商品がいい場合もあれば、昔から売れている定番品を今まではこういう業界にしか売れていなかったけど、この業界にも実はいけるはずだと、事例も一つ二つは出てきたとなれば、その業界の人たちが来る展示会に出展をして、その商材、定番商材をさらに売っていくとかね、いろいろ手はあります。
従来の営業と比べて、展示会の営業のメリット・デメリットはありますか?
だから、それがすごく大変なので、そうしなくてよくなるところ、これがまず展示会の第一の良さということになりますね。
例えば、僕がお手伝いしている中でも、「人と技術のテクノロジー展」というのがあるんですけどね。そこなんかは、企業の設計者さんが来ます。そこに設計者さんなんかにいろいろものを売りたいような会社さんが出展するわけですけど、設計の人っていうのは、基本外出ないんですよ。だから、営業も受けません。だから、企業の奥深く深くにいつもはいて、決して会えないような人たちが来るわけですね。それこそ、だから、僕がお手伝いしたところは、車系なので、ホンダとか、トヨタとかの設計部長みたいな、よくぞ来てくれましたみたいな名刺がゲットできる。そこに対して、直接対面で説明できるというのは、展示会以外にあり得ないというメリットですね。
それがメリット、だけど、デメリットももちろんあってね、時期を自分で選べません。それはそうですね。さっき言ったように、そこそこ費用がかかるし、下手すると、成果出ないしということですよね。手間もかかるわけですね。社員さんも手間がかかる。だから、デメリットも実は大きくて、うまくやらないとマイナスになります。マイナスというのは、単に成果が出ないだけじゃなくて、展示会行かれたことありますか。
展示会で足を止めてもらうコツは?
じゃあ、そこをちゃんと誰に来てほしいブースで何を提供しているのかをしっかり伝えろと、これブースキャッチコピーと僕は言っているんですけど、これがすごく重要です。
3秒の壁と言っているんですけど、ぱっと見て、無意識に判断をしています。このブース行っておこうかな、行かないでおこうかなと判断をしますが、3秒の壁、3秒で判断していると言われています。その3秒の壁をどう乗り越えるかということが、すごく重要で、それは一つは、そのブースキャッチ、キャッチに合わせたブースは、デザインとかももちろんいりますけど、まずは、その文字をどう作るかですね。ということがすごく重要です。
これは、実演販売にある言葉らしいんですけど、3.5メートルよりも近づかせたら、あとはこっちのものみたいなところがあって、そこもすごく重要です。それは、呼びかけをどうやるかということなんですけど、そういう手法もお教えをしています。
驚かせるとか、そういうことがすごく重要で、正しいことを言う必要はあまりなくて、ややこしいことを言う必要もなくて、シンプルに何かを伝えると、こういうことですね。がすごく重要です。例えば、僕がね、展示会に出たとしましょう。ブースにいて、この展示会営業コンサルティングを売ろうとしているとすると、呼びかけは、「ご存知ですか、実は展示会に出れば出るほど、売り上げが下がるということを」みたいなことを連呼しておくと、え、え、まじでと思って、来るみたいな、そういうイメージです。止まらせて、近づかせる。この二段階が必要ですね。そこまで出来れば来てくれるので、あとはいろんなやり方もありますけど。
どういうことかと言うと、なんでもいいんですけどね、要するに、特典をつけておくということですね。この展示会の期間中であれば、限定なんとか車まで、無料なんとか診断をして差し上げますみたいなものを作っておいて、その特典の申し込みをしてもらうことだけに労力を使うというか、これが第一位ですね。
なんだけど、多くの企業は説明をして、ありがとうよく分かったと帰られる、二度と会えませんということになりますので、そこもすごく重要です。特典を作ると、細かく言うと、例えば、この展示会の3日間の間、限定50車ということであれば、ホワイトボードみたいなものを立てておいてね、50車があと何車みたいなことを更新をしていくだけでも、随分目を引きますから、アイキャッチを引く。何か貰えそうなものに人は反応しやすいし、無視できないわけですよね。
展示会にゲーム化を取り入れている?
愚直にやる。中小企業さん真面目なので、ちゃんとやろうとすることもいいことなんだけど、それちょっと遊び心入れてやる必要がすごくあります。そこをゲーム化してやりましょうというふうにやらせてもらっているというのが、僕の展示会コンサルティングの特徴の一つですね。
一つ目が、何をすべきか明確になっている。
二つ目が、自分が今どこにいるのかが可視化されている。
三つ目が、アクションに対する即時フィードバック、称賛とかがある。
四つ目が、ゴールするか達成すると報酬、金銭に限らず、ものでも心的報酬でも良いと、が貰えると。
一つ目の、何をすべきかが明確になっているとありますが、ゲームって、遊び方のマニュアルとかを読んでから始めたりしないじゃないですか。もうパスドラでもなんでもいいんですけど、要するに、落ちてくるから重ねりゃいいんだなみたいな、こっちから敵がくるから、あいつ倒せばいいんだなとか、障害物があるから交わせばいいんだなとか分かりますよね。何をすべきか明確になっているということがすごく重要なんです。まずこれが一つ目ですね。仕事はじゃあどうなっているかというと、なっていないケースが非常に多いです、それをやりましょう。これが一つ。例えば、さっきの話で言うと、ブースに来てくれたお客さんに対しては、必ず、この特典に申し込んでもらうということをゴールにしましょう。これが何をすべきかが明確になっているという状態ということですね。
二つ目の、自分が今どこにいるのかが可視化されている。現在地の可視化ということなんですけども、これもすごく重要で、ゲームってレベルがあったり、経験値、レベルがあったり、あとは、移動していく系のものだと、全体の俯瞰図みたいなものが右肩あたりに必ずありますよね。そういうことなんです。
ゲーム化ツール「ピュアクエスト」
三つ目の条件というのが、アクションに対する即時フィードバックがあるという話なんですけど、これも実はこれがゲームの最大の良さだと思うんですけど、必ずフィードバックがゲームあるんですよ。何をやっても。あそこにいる敵を打つというゲームがあっても、ばーんという打つというアクションをすると、当たればボーンと言いますね。外れたら、じゃあ、無視かというと、外れても、へーんとか必ず言いますよね。いいところに命中すると、トゥルルルポンみたいな、いいところに当たりましたとなりますね。これがゲームの良さ。アクションに対して、必ず即時フィードバック。
じゃあ、実社会ではどうかというと、残念ながら、そうなっていないですよね。長期で見ると、多分、頑張ったことというのは、おそらく報われやすくなっているんだろうけど、例えば、やる気がなかった営業マンが週末にちょっといい映画とか見て、やる気が出たと、よしじゃあ、明日から頑張るぞと思って、月曜日から大きな受注があるわけでもないわけですよ。火曜日頑張った、まだないわけですね。水曜日ない、ない、ないとなって、だんだん頑張りを継続出来なくなって、結果成果もでないと、これがよくある実社会なんですね。頑張り続けられない、それはなぜかというと、即時フィードバックがないからということなんですけども。
そこを短縮してあげる仕組みができればいいですよねという話。展示会に置き換えますと、さっき言ったような名刺獲得みたいなレースをするでしょ。今日のトップがいたら、それは良くやったねということで、その場で褒めてやるとか、そういうことをしてやると、フィードバックをしてやるということですね。やったことに対して、即時それが反映されるという仕組みを作るって、すごく重要ですね。
四つ目が、ゴールしたり達成したりすると報酬が貰えると、これは分かりやすいですね。ゲームだとエンディングだというのがありますよね。ゲーム、僕とかドラクエ世代なんですけど、どうしてもエンディングをちゃんと見たくてやりますよね。
何か違う感じがするで、はじめての就職は、4ヶ月で退職?
全然売れないので、みんながやりたくない部署に異動。そしてスキンヘッド??
いつもはすげえ俺を怒るのに優しい。「最近どうだ」とか言われながら、やべえぞと思うんですけどね。「いい機会だ、清永、お前、営業にとって、一番大事なことは分かるか」と聞かれて、この質問されている時点でやばいじゃないですか。やべえと思いながら、分からないので、「分かりません」と言うと、「そうか、じゃあ、教えてやる。営業にとって、一番大事なのは、お客さんからお金を確実に回収してくることなんだ」と、「うちにはケーブルテレビの利用料を払ってくれない未収者と呼ばれるお客さんがいるよな」と、「お前は明日から売りに行かなくていいから、そういう未収者さんのところに1件1件行って、ピンポンしながら、お金払ってくださいという、いわゆる未収金の集金係、これだけを明日からやれ、いいか、これは営業にとって、最も重要な仕事だからな、お前なら出来ると思うぞ」って言われたんですよ。
要するに、どうせ売れへんから、未収率が高いということが問題になっていたので、それだけをやるということになって、要するに、押しつけられたわけですね。
そしたらね、たまたまなんですけど、あることに気付いたんですよ。それは何かというと、ケーブルテレビなので、地上波がデジタル化するという話がちょっと前にあったでしょう。テレビがデジタルになるみたいな話があって、ちょうどそのころやったんですよ。
だから、この地デジ質問対応業務を誰かに一元化しようと、こういう話になり、そこでまた白羽の矢が立ったのが僕だったんですよね。あいつにやらせようということにやって、やることになりました。それをどう思ったかというと、よっしゃと思いましたね。集金よりましなので、全然ましですよね。よっしゃと思って、じゃあ、それやろうと思って、いろいろ資料を作ったりしながら、地デジというのはこうです、こういうメリットがあるよ、こういうデメリットもあるよ、こういう準備をしたら、それで大丈夫ですよみたいなことを、いろいろ教えて差し上げるということをやりました。
ということを、一生懸命やっていると、そしたらね、20日くらいしたころかな、僕、一切、ケーブルテレビとか、ケーブルインターネット、そのときに営業していないんですけど、清永からケーブルテレビを買いたい、ケーブルインターネットを買いたいというお客さんがたくさん増えたんですよ。
で、僕分かったんですよね。そっか、そっかと、分かったと、人は売り込まれるのは大嫌いなんだけど、教えてもらうのは大好きなんだっていうのですね。そのことに気付いたんです。
1年以内に展示会に出る企業の方!出展コストの33倍売る展示会営業/後編
株式会社ピュア・コンサルティング 代表取締役 清永健一 展示会営業™コンサルタント。中小企業診断士。神戸大学経営学部卒。 「営業のゲーム化で業績を上げる」の著者として、展示会に出展する企業に出展コストの33倍売るノウハウを伝える日本唯一の専門家。営業支援システム日本一の営業系コンサルティング会社では、受け身マインドを払しょくし自ら内発的に仕事に取り組むゲーム化メソッドを開発し営業統括部長兼教育研修部長として活躍。 1195社もの企業の経営者への展示会などを活用した営業強化コンサルティングを行いクライアント企業の売上増加に寄与。 自著の出版記念セミナー講演では全国8か所で延べ1035名を動員。 小さな会社の経営者から「自社の営業を根本から考え直す目から鱗の内容だ!」と圧倒的な支持を受ける。 現在は、ゲーム化メソッドを融合し展示会営業の手法を独自に進化させ、営業に悩む経営者や企業を救うべく日々奔走している。 展示会は、中小企業が自社の想いや志を世に発信する最適な場だと信じている。 展示会営業™の手法を普及することで、自社の価値を伝えることが苦手な中小企業を救い、 営業という仕事が憧れられ尊敬されている世の中をつくることを本気で目指している。 著書:「営業のゲーム化で業績を上げる」(実務教育出版) 、「仕事のゲーム化でやる気モードに変える」(実務教育出版) |