【IDEAストーリー】第4回:日本で唯一「旅行」を扱わない旅行会社/後編

【IDEAストーリー】第4回:日本で唯一「旅行」を扱わない旅行会社/前編

 

商品は他にはないを、すごい意識していたのか?

中村隊長
はい、そこがやっぱりやりたかったところなので、どこでも売っているものを売ってもしょうがない、だから、価格競争になっちゃうんだよねというと思って、ずっとこれを売り続けているんですけど、いまだに売っている。

 

何のビジネスをしたらいいか?

MATSUMOTO
これから起業したい人とか、商品作成で、結構悩む人とか多かったりすると思うんですけど、なんのビジネスやったらいいか、起業には興味あるんだけど、まだ何のビジネスやったらいいか分からないとか、そういった方向けにもしアドバイスとかあれば。
中村隊長
難しいですよね。何がというのは、たまたま好きで得意なものが起業する前に見つかっちゃったからだと思うんですよね。自分の場合だと。だから、単純にこの20年間なんで続けられたかって、一言で言えば、好きだからですよね。

好きじゃないと、当たり前に困難な状況とかっていうのは、それこそ、数え切れないくらいあるわけですよ。でも、そのときに好きという一つがあれば、まず続けられる。そこを見つけるかですよね。単純に儲かりそうだからとか、そのぐらいな感覚で起業はしない方がいいです。

 

MATSUMOTO
好きを見つけるためには、若い方は普段日頃どういう意識して。
中村隊長
みんなそこを見つけるのに、多分頭良過ぎて、頭でっかちというか、頭で考えすぎちゃう。

 

MATSUMOTO
逆に頭が良い子が多いから。
中村隊長
と思います。だから、考えすぎて、結局行動できないので、好きを見つける、一番いい方法は動くしかないんですよ。だから、今でもほんとにそう思ってやっているんですけど、「隊長っていつも元気で、いつもやる気マンマンだよね」って、やる気があるから動くんじゃなくて、動いているとやる気になるんだよと。

 

MATSUMOTO
逆なんですね。
中村隊長
逆なんだよという。でも、これってやっぱり外国人と一緒に旅したときに思うのは、例えば、日本人って面白いから笑うじゃないですか。外国人って最初から笑ってるんですよ。笑っているから面白くなるんだよ。

だから、いろんなことが逆に発想とかも、いろんなことが生活を共にすると発見できて、当然かぶれるわけじゃなくて、いいとこも悪いとこもあるので、でも、いいとこって、とにかく取り入れた方がいいよねと、とにかくポジティブシンキングなんですよ。動いているんですよね。

 

何かがないから駄目なんじゃなくて、何かがないなら自分らで作っちゃおうぜという感覚なんですよ。ああいうのとかにもすごく影響を受けたし、ないものから何かを生み出すみたいなことが面白いんだとか。与えられないんだったら、自分で与えるという感覚になってという、でも今みんな真逆でテイクばかり考えているので、最初からテイクばかり考えていたら、絶対駄目で、まず最初ギブでしょ、徹底的にギブ、ギブと考えて、いろんなことやって、自分以外の誰かを楽しませようとか、喜ばせようという感覚になったら、気が付いたら結局自分も楽しくなるんだよねという感覚をみんなに身につけてほしいですよね。

そこからですよね。あとは、なんで起業したんだっけとか、なんのためにこの仕事しているんだっけみたいなのが、明確になっていないと、そこがブレちゃうと、多分続かない。

 

MATSUMOTO
あちこち行っちゃうんですね。
中村隊長
ブレないですねと言われながら、周りからそう思われているかもしれないんですけど、しょっちゅう、当然いろんなことが起きるので、今回も20年目にして、大きな事故が起きてしまって。冒険旅行みたいなことで冒険の旅みたいなことをやっていると、やっぱり当然リスクもあるので、でもそこで結局自分のことだけを守るために、リスクヘッジをしてリスク管理をして、そこがどうしても行き過ぎてしまう。

もし裁判になったらとか、当然その会社のことを考えれば、そういうことを考えるのはオッケーなんですけど、そういうようなことばかりを考えるから、世の中の旅行会社が扱っている旅行商品というのは面白くないんだよねって、だから、そこですよね。始まりは。

 

じゃあ、自分にとって面白いと思うものってなんなんだと突き詰めていくと、今やっていることなので、それがたまたまあまりにも面白くないと思うものばかりが反乱しているなかで、じゃあなんで面白くないんだろうと思ったときに、保証しちゃっているからですよね。

旅程保証というのは多分日本だけだと思うんですけど。明日こうします、ここ行きます、ここで食べます、ここ泊まります、全部決まっているんですよね。

 

MATSUMOTO
一般的にはそうですよね。
中村隊長
だから、面白くないんですよね。どうしたらワクワクするんだろうと思ったら、人生に例えればすぐ分かると思うんですけど。

じゃあ、あなたはいくつで結婚して、いくつで子どもが生まれて、残念ながらいくつで死んじゃいますと、ものすごく未来が全部分かっていたら、これ生きている意味ないじゃんみたいな。もしかしたら、明日死んじゃうかもしれないから、今日めいいっぱい生きるみたいな。

ここが分かると、当然、旅というものも、そっち方向に持っていかないと、当然、安全というのは、やっぱりできるだけ考えなきゃいけないんですけど、それを最優先にはしたくないなって、もちろん考えるんだけども、それを最優先すると、他の会社と同じ商品になってしまうから。だから、優先順位としたらうちはもっと、いかにワクワクするのか、感動するのか、タメになるのかとか、そっちを突き詰めた考えた商品作りをずっとしていこうと思ったんですよ。

 

ただ、やっぱり、お怪我なんかをした日には、やっぱりブレるというか、揺れるというか。単純に一言で言えば、人を幸せにするために旅という手段を使って、自分はこの仕事をしているけども、怪我したら、やっぱり不幸せになっちゃうわけですよね。

周りにも心配をかけるしとか、それが目の前で起きてしまったりしたら、やっぱり20年同じことというか、33年同じことをやっていても、やっぱり目の前の現実というのはかなり辛かったですよね。だから、思い入れも強くやっているので、お客さんを神様だと思ってやっていないんですよ。

他の旅行会社は多分、お客様は神様だという感覚でやっていて、どんなクレームも受けていると思うんですけど、うちはもうちょっと突っ込んで、友達とか・仲間とか・家族みたいな感覚でやっているので、だから余計そういうことが自分と考えている思いと違うことが実際に起きてしまうと、悩みますよね。

 

MATSUMOTO
接し方もそんな感じなんですか。家族みたいな。
中村隊長
どっちかの目線しかないということに気付いたんですけど。例えば、留学あっせん所とかに多いのは、ちょっと先生っぽい上から目線というんですかね、お客さんに対して。ほとんどの旅行会社が多い、へりくだり過ぎ、下からそれこそお客様は神様っですと言って、へりくだっているという、どっちも嘘っぽいなっていうか、おかしいんじゃないのという。

もっとフラットじゃないと、人間関係って、ほんとに人間関係築けないよねと思っているので。じゃあどこもやっていないなら、そこもやろうという。だから、お客さんとの関係性とか、商品とか・手段というか・やり方とかよりも、とにかく、その人とやっているので、人を見ていてこの人を元気にさせるためには、俺は何ができるのとか、そんなことばっか考えていましたよね。

あくまで、旅という商品を扱っているけれども、元気になるには、結局人と接しないと、人として生きている限りと思って、人と人が出会う場とかを提供するために旅というフィールドを使ってやっている。じゃあ、旅じゃなくてもいいんだと思って、実は、5年ちょっと前にカフェバー経営していたこともあるんです。大失敗しちゃいました。

 

大失敗!

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MATSUMOTO
大失敗したんですか。
中村隊長
大失敗しました。素人が絶対飲食業やっちゃいけないって。すごいですよ、起業しようと思って、新しい事業を起こそうと思って、そんなことやっている関係性がどんどんやっていると、コミュニティビジネスと言われるくらい、いろんなコミュニティができますよね。

一つ二つ、また別のツアーで行ったら、こことここのグループが合体するとか。そんなことをどんどんやっていくうちに、これをカフェバーでやってもいいなと、場が変わっても、人と人とが出会う場とかを作りゃいいんだと。商売にする前って、すごかったのが、土曜日って結構なスペースがあった大きいオフィスを借りてやっていたので、3分の2ぐらいが、そういうお客さんのサロンみたいなオフィスだったんですね。

 

土曜になると、みんな缶ビールとか、勝手に持ってきて、デートの待ち合わせ場所を、うちのオフィス使ってみたいな、ほんとにみんな友達の感覚で、必ずいったん参加者がまた来るわけですよ。そうすると、自分も感動したから、いろんな人に話したいとか、当然また新しい人が問い合わせに来たり。どういうツアーですかというと、スタッフがスタッフとして喋るよりも、お客さんがお客さんに説明した方が説得力あるんですよ。

「ちょうど、君が行こうと思っている場所に、お客さん、隊員と呼んでいるんだけど、隊員から直接聞いちゃってくれ、いいことも悪いこともみんな話しちゃうから」というノリで、宴会が始まっちゃうわけですよ。いきなりビールですか、昼間からビールですかみたいな、土曜日がほとんどだったので、それをカフェバーにしたら、もっとそういう交流が深まるかなと思ったんですよ。カフェバーの中に旅行会社作ったんですよ。

 

MATSUMOTO
カフェバーの中に。
中村隊長
カフェバーの中に旅行会社あって、昼間6時までが、10時から18時までが旅行会社、同じ場所で今度暗くして、18時から23時、夜の23時くらいまでをカフェバーとするというのを5年間やっていたんですね。

5年間じゃないや、2年半やっていたんです。カフェバーは5年間、そこからはちょっと同じにするのは無理だと分かって、シャアオフィスみたいなとこで、2年半ぐらい頑張ったんですけど。ここ来たのは今年です。

 

MATSUMOTO
ここは今年なんですね。
中村隊長
だから、全てリセットです。この20周年で、3月に20周年なったんですけど、オフィスも新しくというか、一番小さなオフィスですけど、一番お気に入りのオフィスですから、今日ちょっと分からないですけど、雨ですから。めちゃくちゃ日当たりも良好で、ものすごい気持ちの良いオフィスで、多分、気とかも、すごくみんなが気に入ってくれていて、なんか、ここ来ると、パワースポットみたいな感覚だよねみたいな、すごく気持ちの良い空間作ったねという。

 

MATSUMOTO
なんとなく、それ分かりますね。
中村隊長
原点回帰というのかな、これのちょっとでかかったのが、最初スタートが10坪で、2年目ですぐに24坪になって。そこからそこに10何年いて、そこからカフェバー作ったときは、28坪だったので、家賃50万ですよ。アホみたいですよ。

何のために働いているんだか分からなくなっちゃうぐらい、結構な負担で、コストは低ければ低い方がいい。手段と目的が分からなくなっちゃった5年間でしたね。カフェバーやったとき。それこそ、高い家賃を払うために、僕は頑張っているのかなぐらいおかしくなりそうな感じでした。

 

MATSUMOTO
カフェバー以外も手をつけたことはあるんですか。
中村隊長
旅行業とカフェ、飲食業だけですね。だから、思いは一緒で、人と人と出会う場が作るという、空間を作るという意味では、旅も、バーも一緒だと思ったことまでは良かったかもしれないですけど、ちょっと大きなとこを借り過ぎたというか、無理しすぎちゃったという、なんか、イベントやらないと、ペイできないみたいな、無理やりイベントっていう、全然スタンスが逆になっていっちゃったというか。

 

中村隊長
喜んでもらうために何でも始めたはずなので、維持するためにはとか、今月のこれの支払いを支払うためには、これやらなきゃとか、あれやらなきゃとか、この旅を作らなきゃとか、カフェバーのスペースを利用してイベントやらないととか、ねばならないが、それまでしたいからしていたのに、内発的動機な感覚から違う要因でやらないといけないみたいな。

どんどんどんどん思いとは逆のことばかりになってきて、それをもうちょっと原点に戻りたいというので、わざと小さいところを借りて、それこそ格好つけないで、今まで大事にしていたことを、もう1回ちゃんと取り戻して、一人ひとりと対峙してやるというか、一人ひとりを大切にしていくということで今があるんだよねという。なんだかんだで、登録、1回でもしてくれた登録隊員となっているんですけど、登録隊員が3万人越えているんですね。

 

MATSUMOTO
3万人。
中村隊長
そのうち1万人ぐらいが多分述べで行っている感じ。国内外。な感じなんですけど、ちょっとまた違う方向を今目指していますね。最初から言っているのと同じと言えば、同じなんですけど。

 

今後の目標は?

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中村隊長

チラっと今ホームページに出している、みんなの旅というのが 、いまいち思ったより、発想としては、会費で賄える会費で運営できる会社に変えたいんですね。形態を変えたい。つまり、普通の旅行会社のように、1個、1個のツアーに利益があるわけではなくて、そうすると最少催行人数とかも出てきてしまうので。

一番悲しいのは、最少催行人数に満たなくて、ツアーが催行できないというのが、ここのとこ今やっていても一番辛いんですよね。期待して、行きたいからという夢を実現するために、自分がこの会社を作って、人数を一人じゃ集められないけど、うちが集めますということで成り立っているのに、それが成り立たなくなってしまった場合、めちゃめちゃこっちも隊員ががっかりするより、俺ももっとがっかりしちゃうみたいなことが続いているので。じゃあ、どうしたら回避できるのかなと思ったら、もし会費が仮に月千円で、もし1万人集まったとしたら、毎月1千万ですよね。会費だけで、そうすると、何でもできるわけですよ。

 

 

MATSUMOTO
会員制にしようと。

 

中村隊長

会員制にしたいです。そのためにどんだけ魅力。例えば、月千円で、1年間契約、12,000円プラス消費税みたいなかたちの対価として、どれだけのものが提供できるか、今中身を検討中という感じですかね。今は割引という部分だけでやっていると、ツアーに参加する人しか入ってくれないので、なかなか1万人というか、その前に千人目標なんですけど、この千人もなかなか達成しないんですよ。

これだけ、無料、無料と、これだけ無料の時代に、毎月千円を引き落とすためだけの価値を作るのも結構難しくて、今はまだ構想言えないんですけど。徹底的にまた原点に帰って、どうしたら、それこそ隊員たちが喜んでくれるのかなとか、みんなの旅に入ってくれた人が、どんどん口コミを広げてくれて、こんなのあるよみたいな、一つはアプリ。交流アプリみたいなものを開発中で、それをみんなの旅の会員組織のキラーコンテンツにしたいなと思っている。

 

 

MATSUMOTO
アプリって、ちょっとイメージがなかったですね。
中村隊長
単純に言うと、コミュニケーションアプリみたいなものを、地球探検隊ならではの展開でやれたら結構面白いのかなと。

 

MATSUMOTO
面白いですね。

 

中村隊長

結局、国内とかは、今多いのは、みんな旅行業の資格がなくても、面白い企画はいっぱいあって、でもそんなに儲からなくて。それを例えば、国内のイベントみたいな、1日イベントにしても、それをほんのちょっとの利益を折半とかってやっていたら、ほんとに続けていけない。維持するのが精一杯みたいな状況になっちゃうので、そこからまったくお金を取らずにみたいな方法を、その会員組織の中に上手く入れられないかなと。全部絡んで、全部コラボ商品にしてしまうと、どうしてもやっぱり利益を分配しなきゃいけなくて、でもそれはうちは会費があるから、一切、旅行業で変な話、儲けませんという体質の会社にしたいんですよね。

そういうアイデア持っている人、いっぱいいるんですよね。旅行業にするから面白くないというのが、自分の中でがんじがらめになっちゃう。つまり、クレームが来ないかたちにならないようにするには、これもあれも、きちんとここまで管理しなきゃいけない。管理すれば、管理するほど、安全にはなりますけど、管理すれば管理するほど、面白くなくなっちゃうんですよ。

だから、さっきも言ったように、ワクワク感がなくなっちゃう。もっとワクワクするものを、もっと安くするにはどうしたらできるんだろうというのが究極が会員組織なので、そういうアイデア持っている人をいっぱい集めたいんです。その人たちも、会費を払って、そのアプリの中に入って、いろんなことができるようにしたいです。

 

 

MATSUMOTO
これ見てる人はもしアイデアがあれば。
中村隊長
どんどん言ってもらって、一言で言うと、みんなで作るというのが、うちのコンセプトなので。結局、何か受け身になっちゃうというのは、誰かが作ったものを、ただそれをなぞるというのかな。そうじゃなくて、今日の午前中にこんなこと計画しているけど、こうしても面白くなるよねとか、こんなことやったらどうとか、私こんなことできるよとかという、みんなの出番を作ったら、みんながリーダシップを取れる、出番というか、順番が回ってきて。リーダーシップって、どんどん持ち回り制でいいと思っていて、そうするとその人の満足度違うじゃないですか。

全ての人の発想が、うちに来る人、自分もそうなんですけど、誰かの役に立っているとか、誰かに必要とされていると思った瞬間、ものすごく力が湧いてくるはずなんですよ。そもそもあっちこっちのサイト、うちのホームページにも書いてありますけど。それこそ、25歳のときに、たまたまそれを感じることがあったので、お客さんの一言でありがとうと言われて、すごく旅に参加したことで人生変わっちゃったと。

単純に言うと、元気になったと、旅で元気になったので、私みたいに旅をきっかけにして、どんどん一人ひとりを元気にして、日本を元気にさせちゃってみたいな、ちょっと落ち込んでいた時期だったので、それがすごく力になったんですよね。こんな俺でも、人の役に立てたんだみたいなのが分かって、自己肯定感みたいなのが生まれて。

 

MATSUMOTO
自己肯定感。
中村隊長
それってすごく大事だなと思っていて。一人が自分のことじゃなくて、自分以外のそこに千人集まっていたとしたら、自分以外の999人のために、何が出来るんだろうと考えたら、かなり面白い展開になるんじゃないかなと。自分がそこで役に立ったり、自分が必要とされていると思えたら、その人の満足度というのは、自己満足の数倍上だと思うんですよ。そういう世界観を作りたいんですよね。

それは多分、旅行業を順守するということ=全ての法律にがんじがらめになっていてはできないんですね。多分。これだけ、ある意味、自由なことやっていて、ほとんどクレーマー来ないというのは、うち、あちこちに必ず、25箇条というのがあって、自己責任の旅ですよとか、添乗員はやりませんよとか、他人のせいにしない、環境のせいにしないという、いろんな項目があるんですよ。それにみんな、これ読んだというのを、必ずチェックしてもらっているので、そういう人しか来ないんですよ。

 

そこで例えば、「あなたのせじゃない」とか。例えば、「お前、添乗員やれよ」とか、例えばですけど、よくよそであるような、「仕事しろ添乗員」とかになると、違うでしょ、仲間として参加しているんだからという、対等じゃんみたいな。そんな感覚でやれたら、もっと本音で語り合えるし、もっと面白くなるし、だから、そんな世界観を、どこもやっていないし、どこも出来ていないので、ただ今うちかなりこの20年でそういうコミュニティ出来上がってきているんですよ。

ほんとに、一番の自慢はそこ人なんですよね。ほんとに、人のせいにしない、環境のせいにしない、自分で自分の人生を自己責任で選んでいるという人が集まってくると、一緒にいて気持ちいんですよ。だから、クレームが来ないという。何かのせいにする人がたまったら、たまったもんじゃないですよ。絶対気持ちよく旅なんかできないし、だから、断言しているのは、旅を面白くないというヤツは、人生も絶対面白くないという。

自分でやっぱり面白くしないといけないなと思っている人が、面白くさせてよとか、添乗員なんか芸やってよとか、酌しろよとか、そういう感覚は間違っていると思うので。なんで添乗員ばっかり、こんなにいじめられないといけないのと、それ可哀相だよねって。でも、そういう人しか、うちには来ないでと言ったら、ほんとに今そういう人しか来ていないので、現実に。

世界で一番クレーム少ない会社じゃないですか、うち。だから、「エブリバディオッケー、みんな来てよ」とかってやっちゃうと、こんなにクレーマーだらけになるわけですよね。

 

でも、俺はこんなふうな人と一緒に旅したいんだよと発信する=こんな人来ないでと言っているようなものなんですよ。これに外れる人。だから、このゾーンに徹底的に主張してインタビューもそうですし、本もそうだし、講演もそうなんだけど、徹底的にそれを言い続けていると、言った人、類は友を呼ぶじゃないですけど、そこにピタっと当てはまる人しか来ない。

だから、選んじゃっていると言うと、ちょっと言い過ぎかもしれないですけど、多分、全員、誰でもかれでも来てよとやるのは、一番失敗することじゃないですかね。だから、自分の人生も好転したのって、多分、嫌われてもいいやって思い始めて、自由に物言って、自由にいろんなことやるようになってから、好かれるようになりましたね。嫌われないように、嫌われないようにと思っているときって、なんか自分じゃない。

 

MATSUMOTO
みんなに好かれようと。
中村隊長
みんなに好かれようとすると、それが一番失敗することの原因じゃないですかね、というのはなんとなく感じています。

 

MATSUMOTO
特化して、ターゲットも徹底的に。
中村隊長
どうしたら、そこは自分はどうしたいのとか、何がしたいのという、とにかく自問自答して、自分の心にほんとに素直にやるというのが、多分一番幸せなことだと思うので、なんでみんな幸せにならないのかというと、そこにあると思うんですよ。

ほとんどがこう思っているのに、思いと違うことやっているから、病んじゃうわけですよね。だから、もうちょっと言いたいことあるんだったら言えばとか、こんなこと言っちゃったら、こんなことやっちゃったらとみんな思ってやらないじゃないですか、それが一番失敗することだし。みんなほとんどの人が10年、20年経って、やらなかったこと、冒険しなかったことを悔やむ。

だから、後悔って、俺みたいにやりたいことやって、周りから見ていても、当然、後悔のない人生にしようと思っていても、後悔は絶対すると思うんですよ。でも、後悔を少なくするには動き続けるしかないし、やり続けないといけないと思うし、だから、できるだけやっています。思ったら、思い立ったらすぐやるみたいな。

 

環境を変える

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MATSUMOTO
でも、そうは思っているんだけど、頭で思っているんだけど、ちょっと2、3日しちゃったら、いつもの自分に戻っちゃうみたいな人は、
中村隊長
環境を変えるって、だから、そういう意味では旅ってすごくいいと思うんですよ。なんか人って出来事があって、その出来事に対して、なんか、考えて判断して、結局行動するって、流れがあるじゃないですか。みんな同じ判断、多分判断って、20年以上生きていれば、自動的に判断しちゃっているので。

そうすると、判断が一緒ということは結局行動が一緒になっちゃうじゃないですか。行動が一緒ということは結果が絶対同じになる。だけど、みんな同じことやっていて、結果だけを変えようとしているというのが、今の人なんじゃないかなと思うんですよ。じゃあそれを、結果を変えるのに何が一番いいのかと言ったら、もともとの出来事を変える、環境を変えるという意味では旅が最適だと思います。

普段、日常考えないこと、いっぱい考えられるし。まず時の流れ、時間の流れ、全然違うし、頭からっぽに出来るし。一切、もともとネット系あまり好きじゃない、たまたまフェイスブックとか、パワーブロガーとかいわれてやっていますけど仕事で。でも、基本嫌いなんですよ。だから、大自然行ったら、一切そういうものから離れます。すごい体調子いいですよ。すごく。

 

MATSUMOTO
そういった旅って、戻ってきたときに、すごい心が広くなってそうなイメージが。
中村隊長
間違いなくそうです。多分ものすごく笑っているんですよ。旅の最中って、信じられないくらい笑って、泣いている自分にびっくりするとか。

あんまり感性のアンテナ立てて生活していない自分にも気付かないくらい、「あれ、いつ泣いたっけ」と言った人いましたから、「何で私泣いているんだろう」とか、空港で泣いちゃう人とかもいて、なんで泣いているんだろう、こんなに感動して泣いたことって、記憶にないかもぐらい、そんなふうに感性のアンテナが縮んじゃっていることにすら気づかない人とかもいっぱいいると思うので。

でも、それは自然に接したりしていると、特に何もないという場所、自分が一番好きなんですけど。例えば、モンゴルの大草原とか、何もないんですよ。だから、何もないとこ、何もないんだけど、ここに全てがあったと気付く人が圧倒的に多いんですよ。本当に大切なもの。

 

断捨離ってずっと流行り続けて、みんなものを捨てたりとかしていますよね。あれって、効果は、心を軽くすること、上機嫌でいられるということは、心の中にやっぱりゴミも溜まって、ガラクタみたくなっているから、みんな重たくなっているんだよねって。でも、物を捨てることによって、いろんなしがらみも捨てることになるから。

そうすると、心が軽くなるという一番の効果を狙うために断捨離やりましょうということだと思うんですけど。それも時間軸で今必要かどうかで選んでいるという、それを過去必要だったかもしれないけど、今いらないよねとか、誰かにとっては必要だったかもしれないけど、自分にとって、主語全部、私にすれば、どんどんというのが、多分断捨離の発想じゃないですか。あれって、達人はモンゴル人だと思っているんですよ。

 

MATSUMOTO
モンゴル人。
中村隊長
移動生活していますから、ガラクタとか、ゴミとか、運んでいる暇ないわけですよ。余裕ないわけですよ。ほんとに大切なものと、ほんとに大切な人に囲まれて生きているという、俺からすると究極の幸せな人って遊牧民だと思っているので。いろんなね、やっぱり貨幣経済が入ってきて、田舎で暮らすにも大変にはなってきているようですけど、でも、めちゃくちゃ心豊かですよね。

 

モンゴルツアー

MATSUMOTO
そのモンゴル人、遊牧民の旅ツアーみたいなのもあるんですか。
中村隊長
あります。その一番お気に入りのモンゴルツアー、乗馬ツアーなんですけど、あんな大草原をかっとばせるのは、うちだけみたいな。かっとばす前に馬がちょっと暴走して落馬してしまったというのが、今回の事故なんですよね。落ちた場所がたまたま悪かったという、いつも草原なので、そんな大きな怪我はないんですけど、多分石の上に落ちちゃったという、アッと言う間だったので、ちょっとブレそうになったんですけど。

やっぱり自分はこれしかできないなと思っているし、もう33年もやっているので、やっぱり他と違う考え方、やり方というのは、その全ての考え方のベースは、トレックアメリカという海外で参加したツアー、外国人が主催していて、外国人のために作っているという、日本人のために作っているツアーじゃないものに参加したときに、日本の常識、世界では結構非常識じゃないという感覚になれたんですよね。日本で、どこもやっていないので、じゃあそんなものを作り上げていこう、楽しさと感動と、これを追求していくと、今の形になった、たまたまこういう形になった。

 

起業を考えている方々、起業に興味ある方へのメッセージを

MATSUMOTO
最後にですね、起業を考えている方々、起業に興味ある方への、ちょっと結構言ってもらった部分もあると思うんですけど、メッセージがあれば、最後にお願いしてもいいですか。
中村隊長
今、松本さんがやっているみたいなことをどんどんやった方がいいと思いますね。

 

MATSUMOTO
僕がやっていること(笑)
中村隊長
本読むの確かに大事ですけど、本のエッセンスより、生で多分、その人の熱量みたいなものとか、圧倒的な経験値みたいなものとかっていうのは、やっぱり話せば分かるし、肉声からじゃないと分からないとかっていっぱいあると思うんですよ。本読んでいるのと、その人が直接喋っているのを聞くのでは、全く違うと思います。

 

MATSUMOTO
全然違いますね。
中村隊長
だから、なんだろう、どんな忙しい人でも、例えば、その人が喜ぶようなことを例えば、メールするなりして、その人の例えば、著書を読んで、誰も書かないような感想を書いたりして、メールで送るということもできるわけですよね。

いろんなその人に近づけることとかいっぱいあると思うので、まず相手を喜ばすようなギブ、こんな自分でも何かギブができるんじゃないかと思ったギブを徹底的にやって、相手がもしそれで気に入ってくれれば、それがただ、みんなから言われているようなことを言われてもつまらないわけですよ。じゃなくて、自分がその人だったら、こんなこと言われたら会ってくれるかもって、まったく相手の立場になって考えて、迷惑にならない程度に会えるようなことを続けていれば、多分いっぱいいろんな直接いろんな話が聞けて、それが一番自分が立ち上げようと思うときに、役に立つんじゃないかと思うんですよ。

でも、とにかく自分のためになるというのは、究極、自己満足じゃなくて、誰かを喜ばせてなんぼというのを忘れなければ、誰か、自分以外の誰かを喜ばすために、自分何ができるのかなという発想でやっていれば、まず間違いないと。

 

頭で考えるんじゃなくて、動く

MATSUMOTO
じゃあこれ聞いている人は、そう思ったら、すぐ動く。
中村隊長
まず動く。頭でいくら考えていても、まず何も解決しないし、続けていろんなこと言おうと思ったら、いくらでも言えちゃうし、とにかくまず頭で考えるんじゃなくて、動かないと、何もスタートできなくて、動いているうちに多分覚悟が決まってきて、覚悟さえ決まれば、あとは何でも動けると思うので、どんどん。加速するのは自分次第で、さっき言ったように動けば動くほどやる気になるので。

 

MATSUMOTO
逆ということですよね。
中村隊長
やる気ないから動けないと考えるから動けない。やる気ないなら、そりゃそうですよ。動かなきゃ。

 

MATSUMOTO
モチベーション高めるのを待っていたら駄目ということですよね。
中村隊長
そうですね。だから、うちでダラダラ寝ていたら、何も、チャリンコとかでどんどん景色変わったり、自分が走ったりすると、どんどんやる気になるじゃないですか。あれと同じですよ。旅してください。

 

MATSUMOTO
旅してくださいということで。
中村隊長
ほんと旅すると、ものすごい学びがあって、ものすごい経験値も溜まって、いろんな選択肢が間違いなく増えるので。

だから、日本にいて、いつも同じ人と会って、いつも同じ道歩いてとか、そんなことずっとルーティンを繰り返していると、見えないものというのが、ものすごく見えてくるし。こう考えていたものが、一つか二つしかなかった選択肢が、旅をすることによって、こんな生き方もあるんだ、こんな人もいるんだというのが、どんどん分かると、ほとんど自分の選択肢も広がったら、もっとご機嫌でいられるし。なんかこれじゃなきゃ駄目、これなくなると駄目みたいに、選択肢1個しかないとかだと、すごい苦しんじゃうと思う。だから、それも旅をすると、どんどん生まれてくると。

 

MATSUMOTO
今お話し聞いているだけで、すごい幸せな感じがしますね。
中村隊長
結構大変ですけどね。やっぱりこれだけ好きなことやって、好きなこと言っていると、やっぱり当然いろんな人いるので、それが気に入らないという人も、でも、それはそれでしょうがないと思いますよね。

 

MATSUMOTO
そういう人たちは別に、なんでしょう、考えないというか。
中村隊長
それこそ、万人に好かれるって気持ち悪いなと思うんですよ。そこからのスタートなので、嫌いと言われて、だいたい嫌いな人から嫌いと言われるので、俺も嫌いという感覚ですよね。

俺が好きな人としかとか、会ったらやっぱりとにかく気が付くと、だいたい好きになっているから、いっぱいこうやって喋れるようになっちゃったりとか、何が何でもファンにしようと思っているわけじゃなくて、とにかく自分が好きになって、好きな人に俺は何ができるのとか思いながら、こうやって喋っているので。その他これ聞いてくれるリスナーの人にやっているんだけど、分からないけど、松本さんが今日来て良かったなと思ってもらえるように、喋っているような感じ。

 

MATSUMOTO
ありがとうございます。
中村隊長
全てがそう。そうしないと、毎日、1日、1日、大切にしておかないと、時間とかも、アッと言う間に人生終わっちゃうので、みんな思っている以上に人生短いと思って、もっとめいいっぱい動いて、めいいっぱいやりたいことやろうよという。それは自分が一番知っているでしょと。自分の心にもっと素直に生きよう、大変だけどね。それを最初から、大変なことを覚悟していてやれば、好きなことを見つけられれば、きっと続けられると。
MATSUMOTO
分かりました。ありがとうございます。

 

MATSUMOTO
本日のゲストは、地球探検隊 代表取締役隊長 中村隊長でした。ありがとうございました。
中村隊長
ありがとうございました。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

松本 泰二

1978年12月 東京都練馬区生まれ。O型。アイデア創出の支援を専門にアイデア創出戦略家として活動。ほぼ毎日、誰かとブレストをしています^^。ほぼ毎週、起業アイデアを出すワークショップを開催しています。