起業するなら知っておくべき、準備すべきこと・心構え!

From:松本泰二

ここ数年は給料もほとんど上がっていないし、課長や部長に昇進できるかもわからない。上司の目や会社に束縛されることなく、自分の思うように自由に働きたい。テレビのバラエティー番組を見ていたら起業家が出演して興味深い話をしていた。

ブラックといわれる企業で働いていて、劣悪な環境から抜け出したい。子供の頃からの夢を実現したい。定年退職して年金生活を送っているが、まだまだ元気なので、現役時代に培った経験や人脈を生かしてもう少し仕事をしたい。

 

様々な動機で、「起業」に関心を寄せている人がいることと思います。同時に、起業するといっても、どんな事業を始めれば良いのか?上手く稼げるのか?どんな手順で始めればよいのか?こんな疑問や心配について考えてみましょう。

 

起業するスタイル・事業はどんなものがある?失敗しないためには?

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起業と言っても、何をするかが問題です。学生時代からコンピュータに興味を持っていて寝食を忘れるほどしてプログラミングを開発したりしてマイクロソフトを立ち上げたビル・ゲイツのように、自分で始めたい商売や事業があって起業するのが本来の姿かもしれません。

 

しかし、インターネットを検索すると、お勧めの業種やアイデアを提案したり、飲食店、不動産、学習塾やコンビニ等の様々な業種のフランチャイズで起業・独立を呼びかけるサイトが多数あります。起業したいと思った動機はいろいろあるにしても、このようなサイトをネットサーフィンしながらどれにしようか思い巡らしている人もいることでしょう。

学生時代にアルバイトをやって人を相手にする商売が面白かった、自分で独立してお金を稼ぎたいなどと思っている人にとっては沢山の選択肢があります。また、2006年から施行された新会社法により1円からでも会社を設立できるようになり、LLC(合同会社)という新しい会社形態が生まれ、起業する人も増えてきました。

 

ただし、あるサイトによると、

企業が興されてからたった1年で60%が倒産し、

10年まで継続しているのが6%にすぎないということ

です。このような話を聞いても果敢に挑戦する人が沢山いると思いますが、当然、失敗しないための方策を立てることになります。

失敗する原因としては様々でしょうが、失敗に関連して現実的に真っ先に考える必要があるのは資金の問題です。先程触れたフランチャイズで店舗を構えるとなると、開店するだけでも店舗を借りたり商品を仕入れるのに数百万以上の資金が必要になり、開業資金を回収するだけでも何年もかかります。お客が集まりやすい駅前の一等地で開業した場合には賃貸料だけでも多額になり、稼ぎが追いつかない可能性も出てきます。

 

このように、資金で失敗しないためには資金0円で起業して、事業展開にもほとんどお金を使わない事業を行うことも1つです。この代表的な事業スタイルはインターネットを介したビジネスで、直ぐに仕事を始められます。とはいっても、具体的にはどんな仕事になるのでしょうか?

 

どんな仕事?

例えば、ネットショップは、アマゾンなどに僅かな登録費で店舗(セラー)を出して商売をするので、実際の店舗のように賃貸料がいらず、人件費もほとんどかからず、休日なしで24時間営業できます。その他、フリーランスとしてデザイナー、ホームページ作成、プログラミングあるいは翻訳等々いろいろな仕事があり、自宅にいながら高収入を得ている人もいるようです。

なんと言っても良いのが、万が一失敗したとしても多額のお金を失う訳ではないので、何回でも挑戦できます。繰り返していく間にノウハウを把握して成功の確率も上がっていきます。

 

フランチャイズのように資金を投資して実際の店舗を経営する起業スタイルと、資金0円で始められるネットビジネスについて概要を述べましたが、あなたはどの起業スタイルを考えますか?1人でじっとしているより人と関わり合うのが好きで経営の感覚がある人は、実店舗を構えて商売するに超したことはないでしょう。

失敗して多額の借金を抱える恐れもありますが、成功すれば巨万の富(大げさ?)を築くこともできます。一方、人前に出るよりは部屋の中でコンピュータに向かってコツコツと1人で仕事するのが好きな人もいることでしょう。結局は、自分の好みと得手不得手などを考えながら起業スタイルを選べば良いのです。

ただし、せっかく起業するからには是非とも成功したいものです。次に、成功する確率を高めるために留意し準備すべきことを考えてみましょう。

 

起業する前に検討・準備すること、成功するためには?

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素晴らしいアイデアが閃いたと言っても、突然会社や学校を辞めて起業することはできません。準備もなしに新しいことを始めるのは、海図や方位磁石をもたずに航海に出るようなものです(喩えが古すぎますが、分かりやすい!現代ならGPSがあれば良い)。それでは、どんなことを検討して準備すれば良いでしょうか?

どんなことを検討して準備すれば良い?

A.起業のノウハウ(基礎的知識)
B.資金・生活費
C.心構えと自分の力量

に大別して考えてみましょう。

 

A.起業のノウハウ(基礎的知識)

起業の目的や事業スタイル(フランチャイズ、ネットショッピング、...)を再確認するとともに、必要な人員や設備とこれに付随する経費、時系列的な事業展開の流れ、予測されるリスクと対策等々について具体的に事業計画を作成するのが大切です。

 

文章だけで形式的に纏めて机上の空論にならないように、イラスト、図やフローチャートを書いて視覚的にも分かりやすくして、客観的な視点で徹底的に問題点をあぶり出していく。ただし、計画の段階では不確定要素や予測できないことも沢山ありますので、状況に応じて柔軟に対応できるように様々な選択肢を揃えておきましょう。

起業する事業スタイルにもよりますが、会社形態によっては開業届などの手続き、飲食店や駐車場など業種に応じて保健所や地方自治体の許認可が必要になってきます。

 

起業するにあたって必要な基礎的知識について丁寧に説明しているサイトもありますので検索してみて下さい。また、受講料を支払う必要がありますが、通信教育でセミナーを開催しているサイトや起業塾もあります。ただし、内容のない詐欺的なセミナーで裁判に訴えられて賠償命令が下されたという新聞報道も最近ありましたね。注意して下さい。

さらに、地方自治体や商工会議所などでも企業支援を行っております。自分の住んでいる県や市のホームページを検索してみて下さい。起業支援、ベンチャー育成に関連した企画やセミナーが開催されています。安心して利用できることと思います。

 

B.資金・生活費

インターネットを介したネットビジネス以外は、店舗を構えたり資材を準備するのにかなりの資金が必要になります。これまで蓄えた自分の貯蓄で賄えれば問題ないのですが、大抵は借金で調達することになります。といっても、簡単に借りられるわけではありません。

 

サラリーマンで家を購入するためにローンを組む場合には、月給とボーナスを勘案して返済計画を立てることによって銀行が融資してくれますが、これは安定した収入があることを前提にしているためです。起業しても直ぐに利益が上がることはないでしょう。

このような状況で融資を受けるのはなかなか困難です。起業に賛同して投資してくれるところを探したり、地方自治体の助成金を受ける方策なども考えてみましょう。

 

また、事業資金以上に生活費も重要です。起業して暫くの間は無収入になることを前提にして月々の生活費を準備しておく必要があります。細々とした話になりますが、お子さんがいらっしゃる場合には学用品や授業料の支払いもあります。

 

健康保険にしても会社で加入していた健康保険組合から国民健康保険に加入することになり、保険料の支払いもあります。会社員なら簡単に作れるクレジットカードも、起業したばかりでは審査に通らないことも考えられますので、新たにカードを作る予定があるなら退職前に作っておきましょう。

このように、ちょっとしたことで退職したら不都合なことが生じますので、退職前に必要な手続きを済ましておきましょう。

 

C.心構えと自分の力量

起業すれば、社長や上司から使われる立場から経営者の立場に180度転換するわけですから、意識改革が重要です。使われる立場では指図を受けて文句を言われたりして不満もあったでしょうが、仕事が上手くいかなくとも全責任を負うことはありませんでした。

 

ところが、経営者になると全て自分で行動、決断して責任を負うことになります。会社に勤めていれば、担当者、係長や課長などの肩書きもあり取引先から信用されましたが、起業したばかりの時には何もありません。

会社員は毎月確実に給料が入ってきますが、個人商売では今日お客さんが来たとしても明日からは全く来なくなりお金が入らなくなる不安もあります。これらのプレッシャーに耐えられる強い精神力あるいは忍耐力が必要となってきます。

 

また、会社員はノルマがあり、自然とスケジュールも決まってきました。スケジュールが立て込んだ場合は同僚や上司と調整もできました。独立すると自分のペースでスケジュールを組んで自由に仕事を進められますが、時間にルーズになって成果が上がらなくなる可能性もあります。計画的に厳しく自己管理する必要があります。

 

自己管理が大変やぞ~~!

 

起業するにあたって、大事な心構えについて述べましたが、起業前に準備しておくべき最も大事なことはこれから始める事業・商売の実務的な遂行能力です。長年熱中してきた趣味や得意なこと、あるいは会社で行ってきた仕事を独立して起業する場合は問題ないのですが、事業のスタイルや内容にこだわらずとにかく独立して起業したいという人もいるようです。

 

このような人は、起業する前に予定している事業に関連するセミナーや講習を受講したり、インターネットなどで資料を集めるなりして自分自身の技能・能力を磨いておくことが大事です。

 

なお、ネットショップを始める場合には、「BASE」「ココナラ」というサイトがあります。初期費用がタダでクレジットカード決済を簡単に導入でき、初心者でも簡単に始められるとのことです。

インターネットで検索すると実際に利用して起業した人の体験談や評価もありますので、これらを参考にしながら準備できます。また、フリーランスとして働く予定の人は、「クラウドワークス」「ランサーズ」などに登録して仕事を受注することができます。

 

これらのインターネットビジネスは、会社に勤めながら登録して事業を始め、ある程度見通しが立ったら会社を辞めて本格的に起業する手もあります。

 

まとめ

起業するなら知っておくべきこと、準備すべきこと、心構えなどについて説明しました。起業の成功率は低いのですが(何が成功かの定義は人によって違います)、準備を怠れば失敗することは確実です。

一旦起業を決断したら成功する努力をして頑張るだけです。ただし、猪突猛進に突き進むのではなく、様々な選択肢を揃え柔軟性をもって対処することが大事です。

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スポーツでも、芸道、華道、茶道、武道などにおいても、「基本の型を反復する」ことは大変重視されます。基礎ができているから創造的な仕事ができるようになり、基本が身についているから応用が利く。何でもそうですよね。ドラゴンボールの悟空だって、修行する時は腕立てや腹筋と基本からするわけです。それで基本が身について、はじめて「パワーアップしたカメハメ波」ができるわけです(笑)

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ABOUTこの記事をかいた人

松本 泰二

1978年12月 東京都練馬区生まれ。O型。アイデア創出の支援を専門にアイデア創出戦略家として活動。ほぼ毎日、誰かとブレストをしています^^。ほぼ毎週、起業アイデアを出すワークショップを開催しています。