【IDEAストーリー】第13回:ほめるが見える。やる気が変わる。社内モチベーションSNS「HoooP」

MATSUMOTO
こんにちは。イデア・クリエイションの松本泰二です。
IDEAストーリー

起業家のストーリーを追体験してもらおうという無料のインタビューサイトです。

このサイトでは、これから起業に興味のある方に向けて、成長のサービスを展開されている方、面白いサービス、商品を出されている方、各分野の実績を出されている専門家の方々にインタビューということで、各スペシャリストの方にお話を伺ってしまおうというような内容で、毎週お届けしています。

音声で聴くと、よりリアルに感じて頂けます。

 

本日のIDEAストーリー。ゲストは、株式会社シンクスマイル 代表取締役 新子明希さんです。新子さん宜しくお願いします。

新子社長
よろしくお願いします。

 

会社名の由来を教えて下さい。

新子社長
このシンクは、フランス語で5ですね。ほんとはサンクと読みます。フランス語の5と、あとスマイルを足していますので、五つの笑顔という意味ですね。

その五つが、自分と、家族と、仲間と、お客様と、世界のこの五つなんですね。この五つを同時に笑顔にしようと、その笑顔の真ん中に立とうという思いを込めて、この名前にしたんですが、サンクスマイルではなくて、シンクスマイルにしたのは、発音として、シンクだと考えるというようなイメージにもなるので、社名を呼ぶ度に、五つの笑顔を考える。そんなチームでありたいなという思いを込めてシンクスマイルにしました。

 

松本
いいですね。
新子社長
ありがとうございます。

 

松本
なんかもう、楽しくなってきました。
新子社長
良かったです。

 

どのような事業をされているのか自己紹介をお願いします。

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新子社長
大きくですね。店舗向けと、企業向けに分かれているんですけれども、店舗向けは日本最大のお試しサイトという、「torakore(トラコレ)」というお試しサイトをやっているのと、あとは、スマートフォンに特化したCRMですね。CRMのシステムを、ここまで約1万1,000店舗に販売しているのが、一つですね。

もう一つ、企業向けが、社内の組織戦略クラウドと言うんですけれども、社内のありがとうを可視化して、人と組織の状態を可視化していく。そういうサービス「HoooP(フープ)」を提供しております。

 

松本
それぞれどういった特徴、強み。今どのくらいの人が利用しているのか教えて下さい。
新子社長
「torakore(トラコレ)」のほうは会員が今42万人いてまして、店舗さんが1万1,000店舗ですね。掲載されてまして、お試しですので、1回しか使えないんですけども、その1回は平均70%オフでいろんな美容とか、エステとか、飲食店などの体験プランを試せるというものなんですね。

 

松本
初回だけ70%ですか?
新子社長
そうです。グルーポンとかとの、一番の違いは、予約制ということですね。お店が、カレンダーから空いている時間を使って、ここだったら体験プランOKですというのをカレンダーに出しまして、ユーザーさんがその時間が合うところに予約をしていくということなので、予約さえ成立すれば、必ず体験できるというのが違いですね。

あと、店舗にとっては、空いている時間を有効に使って、集客とモニタリングができるわけですね。一度来て気に入らなければ、なぜ気に入らないかという答えをお届けします。

気に入ればリピーターになっていただくと、この声を届けるというのが、一つの特徴でして、ユーザーは70%オフで体験できる代わりに、必ずアンケートに答えていただくと。

 

松本
それウェブ上で?
新子社長
そうです。すべて、ウェブ上で解決します。ということなので、ほんとにいいサービスをすればリピートしてくれますし、駄目だとしても、そのお店の改善点ですね。サービスの改善点が見つかると、それを空き時間を使ってやりましょうというのが、「torakore(トラコレ)」です。

あと、来たお客様をですね、囲い込みたいわけですね、お店からすると。そのためにお店はSHOPカードというのを、配るんですよ。会員になってもらいたいわけですね。

 

松本
ポイントカード?
新子社長
ポイントカードですね。今、女性って、平均財布の中には9枚ポイントカードが入っていると。

 

松本
そうなんですね。
新子社長
そういうことなんですね。ただ、それだと、なくされたり、忘れたりするので、それをすべてスマートフォンの中にSHOPカードとして差し込んでもらうというものがあります。これが今、販売台数でいうと、約2,000店舗ですね。2,000店舗に販売しております。音なのでね。こういうスマートフォンの中にたくさんのカードを何枚も入れれます。スタンプも貯まっていくと。

 

松本
これアプリですか?
新子社長
アプリです。Zeetle(ジートル)というアプリで、これは当社ではなくて、SSTというメーカーさんが作っているアプリをプラットフォームとして使わせてもらっているんですが、このアプリが今600万ダウンロードされているんですね。これが店舗向けです。

そして、企業向けのものがですね、もともとは、これ販売する予定ではなかったんですけれども、私がですね、会社の行動指針というのを10個決めたんですね。これを、なんとか実践してもらいたいなというので、考えたときに、大声で唱和したりというのが、ちょっとうちの会社には向かないので、ゲームにしてみたと、隣の人が会社のバリューを実践したなと思ったら、その10個のバリューが、10個のバッジに変わっているんですね。

 

松本
バッジになったと。
新子社長
そのバッジをコメントつきで送り合うという、社内通貨みたいなイメージだと思ってください。それをですね、ここまでに10万回くらい社員同士で褒め合っているんですね。すごいねって。

 

日本で一番褒める会社

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松本
10万回?
新子社長
いい行動だねというのを、10万回くらいたたえ合っているんですね。今、日本で一番褒める会社になったんですね。そうしているうちにですね、今、行動指針で検索をすると、シンクスマイルは一番上に出てくる会社になりました。

その私たちの働き方がいろいろメディアで取り上げられるようになりまして、使わせてちょうだいというお声をたくさんいただくようになったので、それから、2014年の11月に販売を開始したと、これがね、「HoooP(フープ)」という、褒めるのループで「HoooP(フープ)」というサービスですね。

今リリース2年で、ちょうど1,000社を超えました、導入中は今、1,000社ですね。ここまでに、120万個のありがとうを可視化しているサービスですね。

 

松本
それは、1,000社でということですか?
新子社長
トータルです。

 

松本
1社でいうと。
新子社長
どれくらいになりますか?

 

松本
120万÷1,000は?
新子社長
1,200個ですね。

 

松本
1,200個。
新子社長
それくらいですね。ということですね。例えば、100人の会社でも、1日1回は、みんな、ありがとうと言うと思うんですよ。チームで仕事しているわけですから。

そうすると、年にですね、3万回言うんですよ、その会社って。でも、その3万回のありがとうって、どこにも残らないんですね。それを残したくて、いろんな企業さんが、サンクスカードを作って、社員のモチベーション上げたりですね、コミュニケーション活性化さすためにやるんですけど、それが全部、クラウド上でログで残っていきますと。

 

松本
それは、個人個人にということですよね?
新子社長
そうです。自分のページにいくと、どこに一番バッジが集まっているのかというのが、パワーグラフで可視化しますので。

 

褒めると、どんな効果があるんですか?

新子社長
まずですね、離職が減ります。効果的には離職が減りますね。あとは、人が伸びますね。例えばですね、これは、この図で説明させてもらったほうが分かりやすいんですが。彼女ですね、入社30ヶ月で1,000回褒められているんですよ。

新卒の子です。彼女は、どこが尖っているかというと、アンテナとスピードなんですね。つまり、気が利く子で仕事が早いということがこれで見えてくるんですけど、彼女ね、1年で年間280回スピードを褒められたんですね。

 

松本
スピードというのは、仕事のスピードですか?
新子社長
そうです。仕事が早い、早くて助かりました。ありがとうということですね。彼女それからですね、4年連続でスピードチャンピオンになったんですね。年間で、そうなんですよ。

これね、もしも、1,000回仕事が遅いぞ、早くしろって言い続けたら、多分、仕事遅い人になるんですね。でも、仕事が早いね、ありがとうというのを、1,000回かけると、仕事って早くなるんですね。

 

松本
これちょっと、聞いている人分からないと思うんですけども、今、図がスピードバッジが圧倒的にすごいと思うんですけど、他の例えば、伸びていないところあるじゃないですか、伸びていないというか、バッジを貰っていないところあるじゃないですか。
新子社長
ありますね。

 

松本
そのバッジを貰った本人側としては、スピードバッジがすごい伸びていると、どっちが多いんですかね。スピードバッジをもっと伸ばそうという人が多いのか、それとも他の貰っていないバッジのほうを頑張ろうと思っている人が多いのか。
新子社長
これは私たちはですね、凹んでるところを伸ばそうとするのは無駄だというふうに言います。

 

松本
特技のほうだけ?
新子社長
そうなんですね。今、日本で仕事で検索したら、次、どんな言葉出てくるかご存知です?

 

松本
仕事で検索したら?
新子社長
実際やってみますか。「行きたくない」とかですね。

 

松本
行きたくない。そっち系ですか。
新子社長
そうです。行きたくない、辞めたい、したくないですね。こういうふうにセカンドワードが出てくるんですけど、非常にネガティブなんですね、仕事ということに対してね。

これは、僕が言うには、日本のマネージメントの仕方にかなり問題があるんじゃないかと。あとは、社内のコミュニケーションに問題があるんじゃないかと考えているんですね。

 

日本のマネージメントって、とにかく欠点を見つけて、そこを克服させようとするんですね。これが非常に多いんですよ。それがマネージメントと思っている方が、すごく多いんですが、実際ですね、二十歳超えると、そんなに伸びないんですね。弱点って。

それよりも、強みを伸ばすほうが効果的なんですよ。何に効果的かというと、成果を出すためなんですね。僕たちって、チーム戦を戦っていますから、チームで勝てばいいという考え方をしていまして、その人が弱いところって、そこが強い人って、絶対いるんですね。

 

松本
確かに。
新子社長
なので、強みを組み合わせることで、チームでできることを大きくしていこうと。

 

松本
こういうのが見える化できるんですね。
新子社長
そうです。組み合わせできるんですね。

 

成果は、強みからしか生まれない?

松本
これいいですね。
新子社長
そうなんです。これドラッガーの話ですけど、マネージメントって、結果出すためのものなんですね。それはメンバーの長所を最大化して、弱みは無効化することであると書いてあるんですよ。弱みを克服させることじゃないんですね。

なぜなら、成果ってね、強みからしか生まれないので、みんな強みで戦おうと、シュートが得意なやつは、シュートをガンガン伸ばしていこうという考え方ですね。というふうに、私たちはマネージメントに使います。

 

松本
人の嫌なところって、目につきやすいですけど、やっぱりいいところを自ら見るというところが、このツールのいいところでもある。
新子社長
そうですね。

 

松本
逆に、見られているというのも意識しますよね。
新子社長
当社でいうと、1日1回、仲間にありがとうと送るというのがルール化されているんですね。そうすると、最初ちょっと半強制的なことで始めたんですけど、実はやり出すとね、ありがとうと伝えるって楽しいことなんですね。

今日は誰に感謝する日かなって振り返るので、1日を、これでね、あり方が変わっていくんですよ。そういう人たちが集まったほうが、きっとチームはうまくいくと、僕たちは考えています。

 

日本人は褒めるのが苦手?

松本
これがなかったとして、結構、みんな、どうなんでしょう。褒めるのは、日本人は。
新子社長
苦手です。6割苦手です。

 

松本
ですよね。
新子社長
褒めるとおだてるの区別がつかないとかですね。そういう人もたくさんいらっしゃいますね。特に、年齢が上がれば上がるほど、俺たちは怒られながら育ったみたいな。なんで褒めなきゃいけないんだ、という方もいらっしゃいます。

でも、実は、人を褒めたり、ありがとうを伝えるというのは、自分にとって一番メリットがあるんです。伝えられた人ではなくてね。ありがとうって言った人が一番幸せになりますからね。

 

松本
ツールでありがとうってメッセージが、パソコンに来るんですか?
新子社長
アプリです、これ。アプリで送ります。

 

松本
アプリで1回来て、2回言えるかもしれないですよね。その他で会ったときに、くれて、ありがとうみたいなコミュニケーションが生まれる。
新子社長
そうです。例えば、僕がアプリの中で、先ほど、ちょっとプレゼンのプレゼン資料を貰ったんですね。「ブラッシュアップありがとう。分かりやすくて、素晴らしいです」と、このコメントとシンクスマイルのバリューでいうと、これは何かなと、うちのバリューでいうと、これはナレッジだなと、一人の気付きを全員の知恵にしようというバリューを実践したということで、彼にバッジを送ると、この今送ったのがですね、この全員が見るタイムラインに流れるんですね。ここにね、社内のいいエピソードがたくさん載ります。これ、みんなのありがとうのエピソードですからね。

社員食堂の廊下に、ありがとうカードが張り出されているイメージですね。誰でも見れるところに貼られている。この色がついているものありますね。これはですね、送られたほうが相当嬉しかったんですね。なので、自慢のバッジにしたと。

 

松本
自慢のバッジにした?
新子社長
吉村さんが、吉田君に、こういう、ありがとうを送ったんですね。吉田君は嬉しかったので、自慢のバッジにしましたと。

 

松本
何かボタンを押せば?
新子社長
そうです。簡単にできます。そうすると、吉田君って、こんなふうに認められると嬉しいんだというのが、外から見ていても分かるんですね。こういうのを覚えておいてですね、その人の褒め方の参考にすると。

 

松本
こういうのが積み重なって、図として、強みだったりとか見える化されるんですね。
新子社長
そういうことです。そんなサービスです。

 

松本
社内で毎回、一人1回ありがとうというルールがあるということなので、コミュニケーションも生まれて、社内の雰囲気も徐々に明るくなって。
新子社長
なりますね。シンクスマイルは、もともと明るい会社ではあったんですが、導入1,000社にさせてもらっていますので、効果としては、社内のコミュニケーションが明るくなったとか、あとは、離職が減ったとか、あと、意見が出やすくなったとか、そういう効果をよく言われますね。

 

松本
前向きな発言とか、前向きな行動に繋がってくる可能性が。それがお客さんにも伝わって、この会社楽しそうだなって思って、対価として売り上げも上昇する。
新子社長
そうですね。結果パフォーマンスが上がるということですね。

 

松本
今、1,000社くらい導入されているということですね。
新子社長
そうですね。やはり、社員のロイヤリティの向上とか、エンゲージメントの向上に使いたいという会社さんが多いですね。

 

松本
大きな会社さんが多いですか?
新子社長
一番小さいところだと、13人の企業さんから、それこそ、ほんとに大手と呼ばれるところまで導入してくださっていますね。ただ、大手になると、だいたい部署導入が多いです。まずは、500人で使ってみますという感じですね。一番数が多いところは、ここは名前出していいと思います、アーバンリサーチさんですね。ここは、3,300人で今ご利用になっていますね。

 

松本
単価はいくらくらいなんですか?
新子社長
アカウントでいうと、980円です。1ヶ月。
松本
1ヶ月980円。
新子社長
というくらいの値段感ですね。

 

松本
じゃあ、10人だったら、9,800円。
新子社長
そうです。

 

松本
2年で1,000社ということですよね。
新子社長
そうです。

 

成長の秘訣というのは何かありますか?

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新子社長
やっぱりいろんな会社さん、それぞれ社内コミュニケーションとか、人材育成にお困りなんだなということが分かってきましたね。規模に関わらず、同じような人に関しては、モチベーションの問題があったり、人材育成の問題だったり、大きくなればなるほど、今度、理念の浸透が難しくなったりですね。という問題は抱えてらっしゃいますね。

 

松本
もともとは、「HoooP(フープ)」自体は御社の社内の課題から出てきたという?
新子社長
そうです。私は完全に理念浸透で価値観を作ったときに、どう共有していくかというので、現場でどう実践してもらうのかというのでゲームにしたというのが始まりです。

 

松本
そういったサービスを展開していったですね。どういった背景があるのかというのも伺っていきたいんですけど、まずは、新子さんが起業したのはいつごろですか?
新子社長
19歳ですね。私は人の会社で働いたことがないんですね。だから、そもそも雇わないだろうという感じで、高校出てすぐに起業しましたね。

 

松本
高校卒業して、もう起業したという?
新子社長
一瞬ね、コンピュータ学校に行きましたね。3ヶ月で辞めましたが、それですぐ起業しちゃいました。
松本
何か影響を受けたとか?
新子社長
コンピュータはいるなと、なんとなく分かっていたので、そっちに行こうと、それを学ぼうと思ったんですけど、これは、俺はこれを使う人間じゃないと、これを使う人を使う人間だというふうに勝手に決めまして、起業しちゃったというのがありますね。

 

起業のきっかけは、アメリカ1周?

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松本
普通の一般の人は、高校生活送って、大学行って、社会人という感じじゃないですか。起業でも、やっぱり20代で社会人になって、ちょっと起業に興味を持ってみたいな、多分、高校で卒業して、すぐ起業というのは、何かその周りが、そういう。
新子社長
きっかけですね。ごめんなさい。17歳のときのアメリカ1周がやっぱり大きかったですね。

 

松本
アメリカ1周?
新子社長
はい、アメリカ1周してきたんですよ。17歳のとき。そのときに、大学のオープンキャンパスというのに見に行ったんですね。そこにたまたま経営者が来ていまして、話聞いていると、経営者というのは、「幸せの専門家」だよという、この言葉がすごく刺さりまして。

 

松本
「幸せの専門家」。
新子社長
専門家であると、今でも私の一応、ライフワークと言うんですかね。ライフワークにはなっているんですけども。

日本って、結構、成功した人、足引っ張られること多いですけど、アメリカって、当時の私にはすごい、成功した人が英雄視されているというか、さらに、いろんな人の幸せを設計していく幸せの専門家のことを経営者と呼ぶんだよというのを聞きまして、これはかっこいいなと、感化されやすいので、日本に戻りまして、高校出て、すぐもう一度、渡米する予定だったんですが、姉にですね、日本で通用しないから、アメリカに逃げる気かみたいなことを言われましたので、日本で起業しましたね。

 

松本
それは最初個人事業主みたいな?
新子社長
そうです。

 

松本
何を商売しようというのは決めていたんですか?
新子社長
全く決めていないですね。何もないですからね。コネも資金も何もないので、仕入れて、売る、これくらいしかできないなということで、最初は教材販売から始めましたね。

 

松本
何の教材ですか?
新子社長
学習教材でしたね。

 

松本
中学生向けの。
新子社長
そういうものから販売していきましたね。

 

松本
それは一人で始めた?
新子社長
そこは一人ですね。

 

松本
そこから、いろいろやられてきたんですか?
新子社長
そうですね。結局ね、1年くらい経ったときには、15人くらいになっていたんですよ。

 

松本
1年で15人ですか?
新子社長
1年で15人くらいの組織、今思えば組織ではなかったんですけど、チームを作って販売していたんですね。そこから、宝石、防犯機器というふうに売っていきまして、15年くらいね、結局ずっと黒字でこれたんですね。

 

松本
15年くらいそれを。
新子社長
ずっとやっていました。営業も、とにかく営業会社をずっとやっていましたね。34歳までですね。

 

松本
じゃあ、教材、宝石、防犯機器。
新子社長
布団と、消火器は売らなかったというイメージで、とにかくずっと黒字で、何やっても売れるんですね。これ俺たちのスキルはこれはお金にはなると、なんでも売れるわということが分かってきたんですけど、15年くらいやったときに、なんでも売れるからこそ、何を売るのかとか、何のためにやるのかというほうが大事なんじゃないかと、ちょっと遅まきながら、やっと気付いたんですね。それが多分、ほんとの意味での起業だったと思います。今思えば。

 

松本
最初の1年の、15人くらい増えたというのは、それは知り合いとかですか?
新子社長
いえ、面接しました。普通に面接して増やしていきましたね。その当時の人が今でもいます。うちの会社に。もう25年の付き合いというメンバーがいますね。

 

松本
最初の資金、しばらく食っていくための、それは貯金とかですか?
新子社長
何もなかったです。もう仕入れたものを売ったら、お金が貰えるという、そこからスタートでした。

 

松本
営業で稼いだ?
新子社長
そうです。最初からそうでしたね。

 

松本
1年でもう15人ということは、ある程度、軌道には乗っていたと?
新子社長
そうですね。軌道に乗っていたと言っていいんでしょうね。儲かっているか、儲かっていないかでいうと、めちゃくちゃ儲かっていました。

 

松本
そうなんですね。それは、社長が中心になって最初は?
新子社長
そうです。もう成功者なんだって、大きな勘違いをしていましたね。大きな勘違いでした。

 

松本
それを15年くらい?
新子社長
そうですね。15年くらいやって、どれくらいになったんだろうな。多分、30人くらいにはなっていたんじゃないですかね。

 

「したことない。をへらす」という経営理念

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松本
そこから、シンクスマイル?
新子社長
はい、そこで、何をするかがすごい大事だというふうには気付いたんですけど、一つだけね、ずっと続けてきたことが、とにかく楽しく仕事をしていきたんですね。

僕、19で会社、個人事業主ですけど、自分で起業したときに、一つだけ決めたことがあって、月曜日に足が重くなる、そんな会社だけは作らないと決めたんですね。毎日、ベストフレンドに会いに行く感覚で会社行けたら楽しいじゃないですか。というのは決めていて、一応、その楽しく働くということだけは、15年間ずっと続けていけていたんですね。

自慢できること何もしてこなかったんですけど、仲間はすごいいるなというのが分かってきまして、そのときに「何をするかよりも、誰とするか」なんだという言葉、今でもとても大事にしている言葉ができたんですね。ただ一つ、経営理念がないということに気付いたんですよ。経営理念で検索すると、カヤックの柳澤社長が出てきたので、会いに行ったんですね。

 

松本
それは何年前?
新子社長
10年前です。34のときですね。ちょっといいですかと。

 

松本
会ってくれたんですね。
新子社長
会ってくれました。僕は行動力だけはあるので、会ったらなんとかなるので、今じゃ、とても仲の良いお友達になってくれているんですけども、そこから、やっぱり利益集団よりも、理念集団のほうが強いなということに気付きまして、そこからいろいろ考えて、コピーライターさんにもお世話になりまして、「したことない。をへらす」という経営理念に辿りつきましたね。それが、シンクスマイルの始まりですね。

 

松本
営業を15年やっていたときって、営業会社のイメージ。褒めるよりは。
新子社長
詰めるです。

 

松本
詰めるイメージがあるんですけど、今は褒めるじゃないですか。昔の営業のときは、どんな感じだったんですか?
新子社長
そうですね。僕は、楽しく働くことだけやってきていたのと、あとは、業績が良かったので、あまり詰めるということは正直なかったんですね。売上を出せない人の気持ちが分からないという感じではありました。そういう意味では出せない人はやっぱり居心地悪かったんじゃないかなと思います。

 

松本
営業だから、そうですよね。
新子社長
そうですね。そんな気はします。

 

松本
それが、10年前、2007年くらいに変わって、そこからどういった事業を始めたんですか?
新子社長
そこからはですね、これからはインターネットだと、さすがになったわけですね。それまで僕たち、お店向けに普通のショップカードってあるでしょう。ポイントカード、あれの販売は開始していたんですよ。スマホもないときですからね。ヤマダ電機のポイントカード的なやつですね。販売していまして、あるお店のオーナーから、「1回来てくれたらファンにする自信はある」と、ただ、その1回目がなかなか来てくれないと。

 

松本
商品には自信があると。
新子社長
そうです。サービスとかね、商品には自信があると、試しでもいいから1回来てほしいという話を、僕はちょっと聞いていたんですね。御堂筋でフリスクの試供品を配っているのを、同じ時期に見たんですよ。

 

松本
フリスク?
新子社長
フリスクってあるじゃないですか。あれをね、OLさんが取りに行っていたんですよね。試供品をね。そう言えば、サービスのお試しってないなというのが、最初のアイデアで。

ほめるが見える。やる気が変わる。社内モチベーションSNS「HoooP」/後編

 

音声で聴きたい方はこちら

 

株式会社シンクスマイル 代表取締役 新子明希

17歳の頃に経験したアメリカ一周の旅で、マサチューセッツ工科大学のオープンキャンパスに参加した際、講演をしていた起業家の「経営者は、幸せの専門家である」 という言葉に心を打たれ、起業を決意。幸せの専門家とは ”社員を幸せにして、取引先を幸せにして、顧客を幸せにすること”だと。

これはいい仕事だと思い、 その時漠然とですが起業家になろうと思い、21歳で起業。現在、理美容やグルメのお店のサービスをお試しできる国内初・最大級のお試しサイト「torakore」(トラコレ) や社内のコミュニケーションやモチベーションを集計できる仕組み「HoooP」(フープ) などのオリジナルサービスを展開中。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

松本 泰二

1978年12月 東京都練馬区生まれ。O型。アイデア創出の支援を専門にアイデア創出戦略家として活動。ほぼ毎日、誰かとブレストをしています^^。ほぼ毎週、起業アイデアを出すワークショップを開催しています。