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本日のIDEAストーリー。ゲストは、NPO法人HERO 代表理事 橋本博司さんです。橋本さん、宜しくお願い致します。
会社名の由来を教えて下さい。
翌朝、誰も、何の頭文字にしたのか覚えていないと、で、HEROという名前だけ残ってしまったというのが、一番最初なんですけど。
込めた思いというのは、現地からHEROを輩出したいなと思っておりまして、やっぱり途上国、貧困がかなり厳しい状況なので、「夢を描け」と言っても、ロールモデルがいないんですね。なので、頑張って勉強したら、あの村の何々さんみたいになれるというような、村のHEROというか、子供たちのHEROを作っていきたいなと。
現在どういった事業、活動されているのか自己紹介をお願いします。
そのなかで教育委員長に管轄内で一番トップテンくらいですね。学校が不足している地域、もしくは、子供たちが増えすぎて、学校が教室が足りないとか、あと老朽化して、学校が崩れてしまいそう、新しいのが必要だというようなものをピックアップしてもらって、そのうえで、その村に全部現地入りをして、生徒数とか。あと世帯数ですね、最低でも過去3年くらい、人口が増えているのかとか、減っているのかとか、そういうのを全部調査したうえで優先順位をつけて、建設場所を決めていくと。
1万円以下の月収?
想像している以上にカンボジアの治安はいい?
カンボジア男子はナンパが日常??
寄付って集まるんですか?
国民の3人に1人くらい殺された???
そのときにちょうど20歳のとき98年ですね。カンボジア、マレーシアですね。あのあたりを一人で周っていたときに、カンボジアに行ったら、子供たちが寄ってきて、勉強教えてほしいと言われたんですね。
カンボジアって、内戦とか虐殺の歴史があって、僕が行ったのも、ちょうど内戦が終わった直後だったので、まだ学校全部壊されちゃって、もしくは、先生みんな殺されちゃったと、学校通っていない、子供が寄ってきたので、ほんとに片言の英語ですけど。
青空教室的に10人くらい子供達集めて、簡単な英語とか算数とか教えていたんですね。そのときに、子供たちが夢を語り始めて、僕は学校の先生になりたいとか、医者になりたいんだと。「なんで医者になりたいの」と聞いたら、戦争で怪我した人がいっぱいいるから、僕は医者になって治したいんだとか、先生みんな殺されちゃったから教えてあげたいんだって言ってきたんですけど。
でも、その子たち学校に結局通っていないので、大人になっても、まともな読み書きも計算もできない、医者とか教師になれるわけないと。かたや、大学生の僕はまったくやりたいこととか夢とかなくて、ほんとにアルバイトばかりして、旅して、酒飲んで、騒いでみたいな、そんな生活だったので、すごくショックを受けてしまって、その旅の最後の飛行機の中で、「あいつら学校ないと言っていたな」と、「だったら、俺が作ってやろう」と思ってですね。手帳に、40歳までにカンボジアで学校作ると書いたのがきっかけですね。
ほんとに今、我々のような世界中からNPO、NGOが集まって、政府だけでは足りないところを教育の分野ですとか、活動しているというのがありますね。
飲食店開業。そして世界一周旅行へ
30カ国くらい周ってきて。帰ってきてから、途上国で教育とか、就業支援やりたいなと思っていたので、たまたま縁があって、そういうことやりたいんだったら、今度は企業に入り直して、お前、人事やれと言われてですね。今度は、介護系の会社なんですけども、結構大手の全国展開しているような会社の、人事のなかでも採用と教育研修として4年半ですね。その会社に所属しながら、最後の1年間なんですけど、NPO法人HERO、2011年の2月に立ちあげて。
カンボジアを中心に、小学校の建設・医療事業・貧困対策の事業/後編
NPO法人HERO 代表理事 橋本 博司 1978年生まれ。大学卒業後、飲食店経営、世界一周旅行、大手企業での新卒採用責任者を経て、2011年にNPO法人HEROを設立、カンボジアにおける教育・医療支援事業等を行っている。横浜ビジネスグランプリ2012では途上国の教育を支援するビジネスモデルを発表し、ソーシャル部門優秀賞を受賞。2017年1月までにカンボジアに建設した学校は13校に上り、計4,000人以上の子どもたちが元気に通っている。学校建設を体験できるスタディツアーも開催、海外で活躍したい大学生などから高い人気を得ている。 |