【IDEAストーリー】第1回:映像で想いを伝える/前編

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ボウズ高橋
こんにちは。イデア・クリエイションのボウズ高橋です。
IDEAストーリー

今日からお届けするこのインタビューなんですけども、タイトルは「IDEAストーリー」ということで、起業家のストーリーを追体験してもらおうというインタビューサイトになっております。

このサイトでは、これから起業に興味のある方に向けて、成長のサービスを展開されている方、面白いサービス、商品を出されている方、各分野の実績を出されている専門家の方々にインタビューということで、各スペシャリストの方にお話を伺ってしまおうというような内容で、毎週お届けしていきたいと思っています。

本日は、記念すべき第1回目なんですけども、株式会社スマイルハート代表取締役、村松昌枝さんにお越しいただきました。宜しくお願い致します。

村松社長
宜しくお願いします。ありがとうございます。

 

ボウズ高橋
まずですね、最初にちょっときっかけというのをですね、ビジネスをしていくにあたってのきっかけというところを、ちょっと聞いていきたいなと思うんですけども、御社のきっかけですね、どういう成り立ちできたのかというようなところをちょっと聞きたいかなと思っていますので、まず簡単にですね、自己紹介をお願いできればと思います。宜しくお願い致します。

自己紹介をお願いします。

村松社長
はい。自己紹介ですと、スマイルハートの村松昌枝と申します。宜しくお願いします。

メインのお仕事は映像制作会社ということで、主に企業さんや会社さんの創業の思いや理念というのを社内に伝えていくための映像制作で、仕事させていただいているんですけど、最近では、映像制作だけではなくて、業界活性化のためのイベントのプロデュースでしたりとか、今全国展開で映像、たった2日間で感動映像が作れるようになっちゃう講座というのを、今全国展開をしたりというお仕事させていただいております。

 

ボウズ高橋
ありがとうございます。今簡単にご説明いただいたんですけども、会社の魅力ですとか、強みというのが、もしあれば。多分、いろんな会社さんあると思うんですけども、御社の魅力ですとか、強みというのは、他の会社さんと比べてみて、何かこうというのはありますか?
村松社長
そうですね。それでいうと、完全に「想い」に特化していますね。なので、伝えたい想いがある人たちがいっぱいいて、それがせっかく伝えているのに伝わらなかったりというのが、もったいないと思う状況がすごいある中で、目に見えない、見えにくい思いというのを、より伝わる形にするお手伝いができるというのが、そこがうちの強みではありますね。

なので、どんなお仕事いただいても、その想いを形にするお手伝いというのが、うちの仕事というか、強み、魅力になってくるんだと思いますね。

 

ボウズ高橋
じゃあ、世にある想いと伝えたいと思ってはいるんだけれども、なかなかそれが上手く形にできていないだとか、表現できていないというお客様が結構いらっしゃるというような。
村松社長
そうですね。伝えると伝わるの違いって、すごくあるので。伝えたい思いを、伝わるお手伝いというのが、スマイルハートの役割ですよね。

 

ボウズ高橋
今響きました!なるほど。ちょっと話はそれてしまうかもしれないですけども、もともとは村松さん、何をやられていたんですかね。ずっとその映像制作に携わっていたのか、それとも全く違うことをやられていたのか。
村松社長
全く違うこともしていました。もともとは、子どもが好きで、それ原点なんですけど、子どもが好きで、なんていうんですかね、10代のころから国際協力というか、海外の子どもたちのために何かできたらみたいなので、NPOのお手伝いみたいなのをしたことがきっかけで、カメラマンになっていったんですけど、その前までは、なんで、子どもが好きというのから、素敵なお母さんになりたいということから、お菓子を作っていたり、お菓子を作っていく中で、お店で働いて、接客が大好きになっていって、ホテルやレストランや飲食で接客のお仕事をするというを、もともとしていたんですよね。そっちでお金をためながら、海外に行って、勉強しているみたいなのが、前、もともとでしたね。

 

ボウズ高橋
最初から起業願望があったとかって、そういうわけでは決してないですよね。
村松社長
そうなんです。そうなんです。なので、カメラマン、映像のお仕事を始めたのも、要はそのNPOのアシスタントで行ったときに、「あ、この人本物だな」と思って、「この人のもとでお手伝いしたい」と思った先生が、医者であり、プロの写真のカメラマンさんだったんですね。

その先生がこの先に世界中の子どもたちの思いを伝えていくために、ドキュメンタリーの映画を作っていきたいと、ちょっと関西テレビから報道カメラマンが一緒にボランティアで一緒に来てくださったときに、アシスタントについたのがきっかけで、「じゃあ、もし私が日本に帰って、ちゃんと映像の撮影とか勉強したらお役にたてるかな」がスタートだったので、そうなんですよ。もともと、自分がカメラマンになりたいとか、映画が作りたいとか思っていたわけじゃないんですよね。

 

ボウズ高橋
しかも、行った先も出会いがあって、そういうふうになっていった。
村松社長
そうです。そうです。役割をもらってという形ですよね。

 

ボウズ高橋
面白いですね。ちょっとこの部分、重複してしまうかもしれないですけど、そうするとやっぱり当初はそういった事業を、今の完成形に至るまでは、最初からそれをやろうとしていたわけではなくて、途中でそのいろいろ紆余曲折あって、現在のビジネスモデルになっているというわけですよね。
村松社長
はい、そうですね。

どうしてその事業をやろうと思ったのか?

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ボウズ高橋
じゃあ、今のスマイルハートの売りとしているというか、一番フロントに立つようなビジネスモデルというのは、どうしてその事業をやろうと思ったかという、きっかけの部分を聞いてもよろしいですかね。
村松社長
はい。一番フロントになっているのは、やはり、今の時点、今の時点ではあるんですけど、やっぱり映像制作がメインなので、そのメインの中で、その「創業魂」というコンテンツでスタートしたのが大きいんですけど。

そこのもとになったのは、そうですね、もともと自分自身の中にそういう子どもが好きでみたいなものとか、家族が幸せになることみたいなのがあった中に、子どもたちの直接の幸せもそうだけども、親になっていく、大人の私たちも愛されたいと思っているというかだし、その自分の人生に本気で楽しめてなかったり、

スマイルハートというのが、「心からの笑顔」という意味なんですけど、心からの笑顔、笑っている人はいるけれども、ほんとに心から笑えている人ってどれぐらいいるだろうと思ったときに、いろんなそれまでも、いろんな企業さんと関わることあったんですけど、会社が大きくなっていけばなっていくほど、やっぱり、自分の仕事の役割とか、大きな仕事の役割を担っているはずなのに、全体が見えなかったり、会社の理念というのはあっても、ちゃんと伝わりきっていなかったり、自分が何のための存在しているのかとか、自分の仕事がどんな役に立っているのか分からないと、誇りに持てていなかったり、そうすると自分の人生、楽しめてなかったりみたいなのが、すごく悔しいなと思って、なので、働く一人ひとりが自分の仕事に誇りが持てるようになったらいいなというのが、きっかけなんですよね。

 

ボウズ高橋
そうすると、でも、それってサービスになっているわけではないですよね。その気持ちはまずおありだったと思うんですけど、そのサービスにするというアイデアですね。これがビジネスになるというようなことを思われたのは、どのタイミングなんですかね。
村松社長
でもそこを一緒に考えてくれた経営者の方がいたので、ビジネスになっていく、需要がすごくすでにあったんですよね。

 

ボウズ高橋
もうその経営理念であるとか、こういうふうにやるということを、うまく伝えられない方がいらっしゃっていて。
村松社長
そうです。そうです。

 

ボウズ高橋
それを改善するのはこうですよとかというのに、例えば、依頼者のクライアントさんからすると、お金をお支払しても、そこを直したいだとか、その助成の部分を指摘していただきたいとか、何かそういうコンテンツ、映像コンテンツを作ってもらいたいという需要が結構あったということなんですかね。
村松社長
その時点、数はそこまでではあったと思うんですけど、やっぱり話に聞いていたというのはあったので、映像というものが、そういう部分で役に立てるなというのは思ったんですよね。

 

ボウズ高橋
これはもしかしたら、ビジネスとして成立するかもというのは、そのぐらいから引き合いもあるし。
村松社長
でも、そうですね。そうですね。他になかったのもあります。今は、もともと、ビジネスを考えようとしたときに、大前提が誰とも戦いたくなかったんですね。

私の中で、起業する時点で映像制作会社をやろうと思う時点で、他にも映像制作会社が世の中にあるわけじゃないですか。戦わなくいけなくなるのが嫌だったんですよ。なんか、起業するイコール誰かと戦わなきゃいけなくなるんじゃないかと思っていたんですよ。だったら、コンテンツを考える時点で、誰とも戦わないものを武器にしていったら、誰とも戦わなくてすむと思ったんですよね。

なので、じゃあ例えば、もちろん他にも需要がある映像のコンテンツはあると思うんですよね。ブライダルだったりとか、それまでも、もちろん経験もありましたし、他にもCM的なプロモーションだったりというのは、他にもあったと思うんですけど、逆に、逆に考えて、世の中にないものというか、そこから選んでいたというか、見つけていったという感覚もありますね。

 

ボウズ高橋
面白いですね。非常に勉強になります。僕とやっぱり視点が違うといいますか、その企業なので、競争原理が働く世界じゃないですか。そこにいきなり背を向けてしまうというのは、発想の転換が180度違うというか。
村松社長
逆にそこが好きな人もいると思うんですよね。逆にそこがあることで、よりいいものをだったりとか、そこが楽しいだったり、好きという人ももちろんいると思いますし、そこがビジネスの醍醐味という部分ももちろんあると思うので、全然それもすごい素敵なことだなと思う反面。逆に、そうじゃなきゃ、やりたくなかったんですよ。私自身は。

 

ボウズ高橋
そこは強いこだわりがあったんですね。
村松社長
逆にそこが大前提だったんですよね。

これはいけると思った瞬間・ポイントは何かありましたか?

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ボウズ高橋
そのこだわりを持って、起業してビジネスを進めていくにあたって、これはいけると思った瞬間というか、ポイントというのは何かありますかね。
村松社長
そのスタート時点ですか、それとも。

 

ボウズ高橋
スタートさせてから、理念を持ってスタートさせてから、軌道に乗ったところというんですかね。「あ、これは大丈夫だ」とか。「これはこのまま伸びていくんじゃないか」とかというのを感触として感じられたのは、どのぐらいのタイミングで、どういうような感じで考えて、感じとられたかというとこですかね。
村松社長
なるほど、そう

いうので言ったら、結構、早い段階から、なんだろうな、要は、映像が一人歩きしだしたのが早かったので。

 

ボウズ高橋
もう作られたコンテンツが、もうそのコンテンツ自体が宣伝をしていってくれるというか、広めていってくれるということですね。
村松社長
そうです。そうです。なので、一緒に立ち上げてくださった、もう一人経営者の方がいるんですけど、その方がもともとすごく人脈だったりとか、同じ経営者同士の繋がりがものすごくあったので、営業というよりも、「あ、今こういうことやっているんだよね」と話すだけで、それやりたいとお仕事もらってきてくださったりとか、あと、作った映像を見せるだけで、「じゃあ、うちもやりたい」ってなってくれて、だから、私自身もなんかその今までそんなに営業の経験がないというか。

 

ボウズ高橋
必要に迫られたことが、正直ないということですかね。
村松社長
有難いことに、どんどんお仕事いただけて、そのいただいたお仕事をとにかく一生懸命作るのに精いっぱいで、なので、ビジネスをどんどん自分で走らせてきたという感覚とかが、そんなになくてという感じですね。これがいいか悪かはもちろんなんですけど。

 

ボウズ高橋
じゃあ、あれですかね。リサーチをしたりだとか、先ほども出てましたけども、競合さんと戦うつもりはないので、競合さんを調べたりとかは、よくありがちな、マーケティングリサーチとかマーケティング活動というは、特にやられた記憶がない。
村松社長
やったのは、ほんと最初だけですね。ほんとに最初だけで、要は、誰とも戦わない、他にないコンテンツというか、うちの自分たちの強みを生かした商品、何を作っていけるかというときは、もちろんリサーチはしたんですけど、そのときだけですね。そのときに、じゃあ、この「創業魂」という理念を、社内に伝えていこうといくためのコンテンツでやっていこうとなってからは、じゃあ他にも、じゃあどうこうというのは、そんなにやっていないですよね。

 

ボウズ高橋
なるほど。
村松社長
なので、そんなに商品を多く持っていないんですよ。あれもこれもやっていない。逆に、じゃあ、ブライダルもやってくれないのと言われても、他に振っちゃうので、私。

 

ボウズ高橋
正直な話、さばくことができないというか、こなせないということですよね。
村松社長
こなせないというか、受けないです。

 

ボウズ高橋
受けない。あえてそれは取らない。
村松社長
受けないですね。他にできる人がいるので。

 

ボウズ高橋
なるほど。
村松社長
うちじゃなくても、スマイルハートじゃなくてもできる仕事は受けない。それは最初から決めているんですよ。

 

ボウズ高橋
もうスマイルハートにしかできないことしかやらない。
村松社長
そうです。多分そこもさっき話していた大前提に、要は、誰とも戦いたくない中に多分入っているんですよね。比べられたくないですし。

 

ボウズ高橋
比べられるものでもないですしね。
村松社長
そうです、そうです。私だから、私じゃなきゃできないものじゃないと、ヤダという。ヤダって変ですけど。そこで勝負したいというのは、やっぱりありますよね。

 

ボウズ高橋
それ聞けて良かったですよね。かっこいい台詞ですよね。僕のメモにもちょっと入れさせていただきます。なるほど。一回ここでブレーキさせていただいても宜しいですかね。
村松社長
もちろんです。

起業したのはいつですか?

ボウズ高橋
ブレーキさせていただいて、進めていきたいと思います。ちょっと戻っちゃうんですけど、また、起業したのはいつぐらいのことになりますかね。
村松社長
2010年になりますね。2010年3月19日ですね。「さー行くぞ」の日で。

 

ボウズ高橋
そういう語呂も
村松社長
覚えやすいように。

創業時の資金はいくらでスタートしたのか?

ボウズ高橋
ちなみに創業時の資金というのはどのぐらいでされたんですかね。
村松社長
ここも特殊な例になるかもしれないんですけど、一応、資本300という形なんですけど、これ全部出してもらっているので、私は0でスタートしています。

 

ボウズ高橋
一日の始まりから終わりで、何時から何時まで働いているようなものっていうのはあるんですかね。
村松社長
時間できっちり区切れてはいなかったのは、もちろん正直ですけど、でも、時間、だいたいで言ったら、でも、午前中、お昼前後から、ちょっと夜型ですよね。夜遅めの時間帯までというリズムだったと思いますね。かっちり何時まで何時までって決めていなかったんですけど。

 

ボウズ高橋
でも、なんか少数だと、そんな感じになるというのは、僕のイメージだと、はい。持っております。
村松社長
そうですね。

立ち上げ時に力を入れていたことは?

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ボウズ高橋
立ち上げ時に力を入れていたことは何かありますか?

先ほど、マーケティングはほんとに最初、初期の段階しかやらなかったとおっしゃっていましたけど、そのときに、特に力を入れていた部分というのはありますかね。多分、これ見てる方々はこれからビジネスを起こそうと考えている方が、結構対象になるのかなと思っているんですけど、その創業時に特に力を入れていたこととかあれば。

村松社長
と言ったら、もう想いを語ることだけですね。要は、もともと営業は嫌いだったし、嫌いというか苦手だと思っていたんですけど、苦手じゃなくて嫌いだということが分かったんですけど、営業したくないと思っていたし、なんていうのかな、苦手だと思っていたので、想いを語るだけでいいと言ってもらえたのは、すごく大きくて、元から自信があったわけではないですし、でも、その作り上げた商品だったりとか、商品というか、そのコンテンツだったりとか、自分がこんなことで役に立ちたいという想いだったりとか、どんな想いでというのだけは、いろんな人に語っていましたね。

 

ボウズ高橋
なるほど。
村松社長
それだけですね。逆に、していたとしたら。なんで、商品の話とか値段とか一切聞かなくても、まーちゃんと一緒に。まーちゃんと呼ばれているんですけど。まーちゃんと一緒に仕事がしたいとか、まーちゃんにだったら仕事をお願いしたいと思ってもらわないと嫌だと思っていたので、なので、人間関係づくりだったりとか、そこですよね。

結局、なんだろう、ただ商品を作って終わりではなくて、そのお付き合いさせて、一緒にお仕事させていただく会社さんだったりとか、社長さんだったりとかの、その社長さんのほんとに思いや人生に寄り添えなかったら、意味がないと思っていたので、逆に私、私もこの社長の、この会社の思いを形にしたいと思わなきゃ、仕事は受けない。

だから、理念が、その最初に作り上げた理念が「全ては幸せのために」のみなんですね。「全ては幸せのために」が、そのスマイルハートの理念なんですけど、それがこの仕事を受けることが、本当にその会社さんにとって、「全ては幸せのために」繋がるかどうか、その仕事を受けることが、スマイルハートにとって、私自身にとって、幸せになるかどうかが判断基準。

全ての判断基準だったので、その仕事を受けることで幸せにならないのであれば受けないということがあったので、なので、本当にその会社さんを知りたいと思うし、なので、人間関係づくりだったりとか、信頼関係づくりで思いをたくさん語るみたいなのが最初にしていたことですね。

 

【IDEAストーリー】第1回:映像で想いを伝える!後編はこちら

 

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株式会社SMILE HEART(スマイルハート)   代表取締役 村松昌枝

2009年3月設立。企業や社長の創業の想いを、社員やその家族へ継承し続けていく為の映像作品「創業魂」制作。また、2010年からNPO法人居酒屋甲子園全国大会のイベント企画演出等、プロデュースも行い、業界の活性化、想い・魂をカタチにして届けるサポートを行っている。プロメンタルコーチとして、コーチングで想いをカタチにする活動も始めている。今後は、家族の心からの笑顔をサポートしていくプロジェクトを始動していく。

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