From:松本泰二
こんな顔ができる人がいたら即採用です^^
さて、前回は仕事を進めていく上でチームを作る意味、そして理想のチームとはどのようなものなのかについてお話ししました。今回はその続きとして、具体的にチームを作っていくのに必要とされる「採用」「育成」「メンテナンス」の方法についてお話ししていこうと思います。
さて、続いてはもう少し話を進めて、チームを作っていく際の要素についてお伝えしていきます。実はチームを作っていく際の要素には3大要素と呼ばれる3つの要素があります。
経営を始める前に最初の段階である程度頭の中に入れ、気にしておくべきこと。
その3要素というのは、「採用」「育成」「メンテナンス」の3つです。
要素、というよりは段階、と言った方が良いかもしれません。この3つの段階をしっかりとこなしていかない内は、いざチームを作ってもなかなか力を発揮してくれないものなのです。では、これから具体的に1つづつ見ていきましょう。
まずは1つ目、「採用」に関してです。
採用に関して最も大事なのは、理想像を明確にすることです。多くの会社で失敗してしまう会社を見ていると、何をしてしまっているのかというと採用において理想像を明確にせずに募集、採用してしまうという実情です。
例を挙げると、とある会社が営業職を募集したとして、10人程度の希望が来たとします。理想像を明確にしないままこの希望者たちを採用か不採用かを決めてしまうと、どういうことが起こるのかというとその10人の希望者たちの中の一番マシだと思える人を採用する、という方法になってしまうのです。
理想像を明確にするということはすなわち絶対的な価値をそこに定めておく、ということです。明確な理想像がないということは、絶対的な価値がそこにないということですから、10人の中で一番マシ、という相対的な価値に基づいて決められた採用者は実はあなたが本当に欲しい価値に、そのレベルに、至っていない人かもしれない、その可能性は大いにある、ということなのです。
しかし、当然そういう人を選んで採用してしまうと、更に「10人の中で最もマシであった」などという理由で採用を決めてしまうと、結果的にその人を入れたことによってとても苦労することになるのです。ですから、希望者たちを採用する際にはその個々のことをかなりきちんと見なければならないのですが、当然そのためには経営者であるあなたが、いったい自分の会社にはどういう人が欲しいのかということをまずもって明確にしておく必要があるのです。
あなたはあなたの会社で、いったいどういう人と一緒に働きたいのか?
あなたはあなたの会社で、いったいどういう人と一緒に働きたいのでしょう。
あなたの会社にはいったいどういう人が必要なのでしょう。そういったことを、4個5個と挙げて、とにかく明確にしておいてほしいのです。社会をより良いものにしたいと思っているかどうか、や成長する意欲があるのかどうかなどそういった些細なことでもいいのです。
そういったことでも明確にしておかない限りは、前述のように希望者を相対的な価値に基づいてしか選ぶことができないために、この先常に苦労することになりかねないのです。ですから、「理想像を明確にすること」は必ず、起業をする前に考えておいてほしいことなのです。
しかし、みなさんの中には、私がこのように「理想像をきちんと持ちましょう」と言っても自分がやり始めた会社で、まだしっかりとした利益も実績もあげていない中でそんないい人が希望者として来る訳が無い、と思う方も当然いらっしゃると思います。
かく言う私自身も、そう思っていました。けれども、そうやって言う方は気付いていないのですが意外と小さな会社にも小さな会社なりの特権があって、そういった面に惹かれて雇用を希望する人も意外といるのです。小さな会社、そうですね、私たちが今から作っていこうとしている起業したての会社というのは、結構思わぬところに特権があるのです。
特にこれを7つの特権といって、今からご紹介していこうと思います。
まず1つ目が「成長余力」。当然ですが、起業したての会社はゼロからのスタートですから、成長しかありません。
2つ目が「社会正義」。大きい会社と異なり、様々なしがらみが存在しないのが小さな会社の特権です。ですから、こういう使命感を持ってこういうことをやっているということも言いやすいです。
3つ目が「挑戦できる環境」。元が何もないところからのスタートですから、自分がやればやっただけの何かが返ってくる。また、失うものが少ないため攻めの姿勢をとり続けられるのも小さな会社のメリットです。
4つ目が「チームとしての一体感」。小さいからこそ、他の社員との距離も近いためにチームの一体感も生まれやすい。
5つ目が「風通しの良い社風」。小さな会社では全ての社員が会社のことをきちんと知らなければ経営が回りません。だからこそ、変に隠された部分の無いクリーンな会社を作れます。
6つ目が「全員が社内環境を作れる」。小さな会社には末端の社員、などというものは存在しません。どの人も会社にとってなくてはならない存在ですから、努力次第で会社の雰囲気はいくらでも自分が変えることができます。
7つ目が「社長と近くで仕事ができる」。小さな会社では、社員も経営に深く関わることができます。社長と社員の距離が近く、自分もこの会社になくてはならない存在であるということが実感として強く得られるのが小さな会社の魅力です。
このように、小さな会社だからこその、一見するとマイナス面に見えるようなことであっても、実はこのような利点を重視してむしろこちらを良いと思う人も必ず存在するのです。
ですから、あなたが希望者を採用する際や誰かを会社に「一緒にやりませんか」と誘う際には、大企業がメリットとして推し出す福利厚生であったり、休日の多さであったり、そういう点で戦おうとしては駄目なのです。大企業と張り合うのではなく、自分達にしかない特権をフルに活用して戦えばいいのです。そして、こういった小さな会社の特権に反応する求職者はごまんといます。
是非、あなたが採用したいと思う人の理想像を明確に、言葉にして書きだしてみて下さい。前の回で”自分がなりたい姿”に関して、書くことは理想に近づく第一歩だということをお話したと思いますが、書くことによってその自分が理想とする人がやってくると思って書いてほしいのです。そこで遠慮をする必要は全くありません。
そして、自分が理想とするような人があなたの会社にやってきてくれるためにはどうすればいいのかを考えるのです。勿論、最初の内はその理想に満たない人しか採用できないかもしれません。
しかし、常に「こういう人と自分は仕事がしたいのだ」という理想像を掲げておくことはとても大事なことです。妥協をするにしても、その理想の6割以上を満たしていれば採用する、といった、自分の中の理想とする絶対的な価値を基準にして採用を決めてほしいのです。常に、相対的な価値に基づいて採用を考えないということです。そして、理想とする人を採用するチャンスは必ずあると考えてほしいということなのです。
では次に、2つ目の「育成」についてお話ししていこうと思います。
育成の題では、これに関しても結構これだけで沢山のお話が出来てしまうのですが、その中でたった一つで最も効果的な方法を考えるとするならば最も大事なのは「仕事観の共有」です。
特に、採用した人たちに経営者であるあなたが伝え続けてほしいのが、「仕事というものが人生で持つ意味」に関してです。仕事というものは、人生において大変大事なものであり、それをやる意味合いをしっかりと経営者自身が伝えることができたならばそれが伝わった社員は自ずと、自分から仕事というものを大切にし始めるのです。
仕事というものが人生において大きな意味を持ち、自分の人生に大きな影響を与えるものなのだという、一見当たり前のようなことですが、それを実感するのは難しいことです。
しかしそれがちゃんと、経営者から社員へと通じていれば、こちらから仕事をやれと言う前に社員の側が自分から、仕事は大事なことである、と思い、自分から積極的に仕事に対して必要なものは何かということを考え、勉強したり学んだりして成長していくのです。
ですから、一番最初に経営者が従業員に対して行う基礎的なこととは、こういった「仕事観」をしっかりと伝えることなのです。多くの人は、仕事というものは人生の敵だと思い込んでいます。しかし、仕事は人生の敵ではないのだよということをきちんと伝えてあげるのです。
仕事をやることで、多くの人に喜ばれ、頼られ、しかも喜ばれながらお金をもらうこともできる。この素晴らしいサイクルを人生の中で得られるのは仕事という経験を通じてしかありません。自分が努力し成長すれば、さらに喜ばれ誰かのためになる。仕事というものは人生において、全く敵ではなくてむしろ味方とさえ言える存在なのです。
ですから、何かしらの方法、それこそ文字でも構いませんが、経営者であるあなたが仕事に対する考えを従業員に対して伝えてあげることで、必ず従業員の、そして会社全体の仕事に対する意識というものは高まっていきます。
自然と、仕事に対する意識の向上がなされるのです。これは「育成」において最も効率のいい方法で、効果的な方法です。そして、経営者と従業員の両方のためになります。そのような「仕事に対する考え」を是非まとめて頂きたいなと思います。
仮にそれが最初まとまらないという場合は、もっと簡単なことから始めましょう。まず、経営者であるあなたが自分の抱える社員にしてほしいこと、そしてしてほしくないことを伝えるのです。これは紙に書いて社内の一番見えるところに貼っておくでも構いません。
そうやって自分の考えをしっかりと相手に伝えておくことが大事なのです。それをしなければ、なかなか人というものはまとまっていきません。人はそれぞれに思考の方向性も違えば考えることそのものも違います。
ですから、一つの事象に対してすら違う解釈を持ち、違うことをしてしまいかねません。ここは会社でありチームですから、そこではその構成体の中での約束事、ルールをしっかりと決めておくべきなのです。よって、こうしたことも考えなければなりません。
そのうえで、3つ目の「メンテナンス」についてお話ししていきます。このメンテナンスを行う上で、是非毎日経営者であるあなたにやっておいてほしいと思うことは先程述べた、
「仕事観」のメンテナンス
です。一度伝えただけでは、人間はなかなか思うように伝わるものではありません。ですから、その仕事の大切さや仕事の持つ人生における意味というのを一度話して止めるのではなく、ずっと継続して伝え続けていくということなのです。機会があるごとに伝えていくのです。それを行うためには、そういった仕組みを作るのか良いです。
例えば「仕事において大事な10か条」のようなものを社内で作っておき、1日そのうちの1つずつについて話をしたり、従業員全員に何かを考えてもらったり、社内スピーチをしてもらったり、そういうことを習慣化、規則化していくと良いのです。それから大事なのは、
「モチベーション」のメンテナンスです。
これは言い換えれば喜びの声を集めるということなのですが、お客さんから喜んでもらった声を集めて会社全体で分かち合うのです。やはり、人間が仕事をしていて最も嬉しいと思う瞬間というのはお客さんから喜んでもらった時、仮にお客さんと接する仕事でない時でも、一緒に仕事をしたチームの誰かに喜ばれた時や、管理系の職種の人ならば営業の人に喜んでもらえたりだとか、とにかく自分のやったことで誰か他の人が喜んでくれた瞬間が嬉しいと感じるのです。
ですから、そういったことがあったならちゃんとそれを会社全体で分かち合うことが大事なのです。
仕事をしていて最もブレーキになるのは、自分の行っている仕事に対する否定感です。ですから、裏を返せば、自分の仕事に対して肯定感を持っていれば、人間は何事にも一生懸命になれるのです。
しかし、自分の仕事に対して、「これは喜ばれているのだろうか」という疑問や不安を抱きながら仕事をしているのはとてもつらいことで、加えて最も仕事がはかどらなくなる原因です。
ですから、実際に、あなたがやったことでこれだけの人がこんな風に喜んでくれている、というのがちゃんとその仕事をやっている人に伝われば、自分の仕事に対して疑いがなくなり、自信や安心感が持てることでますますより仕事がはかどります。
実際に多くの人が事業を行っていてお客さんが増えていく状態というのは、お客さんが何かしら喜んでくれているからに他なりません。ですから、そういった喜びの声を増やしていけるように仕事を頑張っていけば、自分の仕事の効率も上がり、さらにお客さんも増えていくという相乗効果を生み出すことができるのです。そしてもう一つ大事なのは、「ほうれんそう」の継続です。
「ほうれんそう」とは、「報告」「連絡」「相談」の頭を撮って並べたもののことですが、これは昔から大事だと言われてきたものですがその大事さは今の時代でも変わらない大事なものです。常に「ほうれんそう」ができるくらいにコミュニケーションをしっかりととれるということは、どのような時代であってもとても大事なことなのです。
時代を重ねるにつれて、コミュニケーションの手段は全く変わったものになっていっていることは多くの人が感じていることだと思います。今であるならば、メールや、それを越えてチャットを使用してコミュニケーションをとることもある時代ですが、当然昔はそれらを全て紙でやっていました。
紙に毎日日報を書き、それを毎朝上司が確認するというのが慣例だったのです。しかし、そういった細かいことをしっかりとすることが、多くの人間が同じ方向を向くための大事な要素になります。逆にそういったことが無ければ人間はなかなか同じ方向を向けません。そして、メンテナンスとして大事なのが
「ストレス」のメンテナンスです。
このストレスにはいくつか種類があって、「お金のストレス」「行動のストレス」「好きなことができないストレス」そして「人間関係のストレス」という、4つのストレスが無いような会社を目指すということを経営者は考えなければなりません。お金のストレスに関しては、安定した給料を提供できること。
好きなことができないストレスに関しては、100%叶えてあげることはできないかもしれませんが、その人の得意不得意をしっかりと考えた上で、その人が得意とするところになるべく仕事をあたえてあげるようにしましょう。
完全に全員に対してそれをしてあげることは難しいですが、なるべくそうやってあげるということが大事です。そしえ人間関係のストレスに関しては、風通しの良い社風をきちんと作り、ギスギスした仲の悪いチームではなく、和気あいあいとしたチームをきちんと作るということが大切です。
和気あいあいとしたチームを作るという点で一つ提案があるとすれば、チームのメンバー同士の距離を縮めてあげるのが良い方法です。これにおいて最も効果的なのが、「貴重な体験を一緒にする」ということです。
起業の際に、最初の中心メンバーで合宿に行ったり、全員で一緒に旅行に行きキャンプをやるだとか、そういった貴重な体験を一緒にすることで、チームのメンバー同士の距離は縮まっていきます。そうするとよりメンバー同士の信頼感や絆が増すのです。
それによってさまざまなことを共有できるのも大きなメリットです。これはチームの開始時だけでなく、チームが停滞してしまった際にも有効な手段です。
さて、ここまでの話でみなさんにやってほしいことは、こういう人と自分は仕事がしたい、という「理想の社員像」を考えるということ。そしてその条件について箇条書きでもいいからリストアップすること。
そして、入ってきた社員に対して経営者として仕事の意味や大切さを伝えること。まずは何を伝えようかということから考えましょう。これをやってください、これはやらないでください、という具体的な指示でもかまいません。
そういうことをやっておかないと、多くの場面で今後苦労することになります。例えば採用においては相対的な価値に基づいて選んだ社員が望んでいたものと違うといって困ったり、育成においてもそういったルールに基づいて進まないことには全員がバラバラの方向を向いていってしまうということになります。
それは経営者としても会社としても避けたいですよね。ですから、上の二つのことについてはしっかりと考えておいてほしいのです。
もう少し広い意味でのチームについて
さて、次に、ここまでは自分の会社内におけるチームについて考えてきましたが、ここからはもう少し広い意味でのチームについて考えていこうと思います。
それは、例えば自分の会社があり、そしてそこに存在する協力会社さんなどについてです。協力してくれる別の会社だったり人であったりを自社のパートナーの一人であるという認識をするということです。
自分の会社だけではどうしてもできないことであったり、または自社の商品を売るという点に関して、例えば小売業であったら仕入先の会社であったり、全て自分の会社だけでは回っていかないのがビジネスですから、そういったときにどのような会社や人が必要になってくるのかということを考えてみて下さい。
あなたの経営する会社や、ビジネスにおいて、必要となる外部協力者というのが一体どういう存在であるのかということを考えてみてほしいのです。この外部協力者というあなたのビジネスにおけるパートナーによって、あなたのやりたいビジネスが成り立っていくという場合がかなりありますので、どんな人と組みたいか、組めばよいのかということを考えたいのです。
ビジネスというものは自分たちだけではなかなかできません。
ですから、どの会社にもどの業界にもどの分野にも、必ずと言っていいほど外部協力者がいることは多いです。ですから、そういった人たちの存在をしっかりとこちらから決めていくことも大事ですし、更にはそういう人たちとどのようにして関係性を保っていくのかということも大事です。
協力者と関係を保っていくために
それを大事にしてくためには、前回のチームのところでお話させて頂いた、主体と依存の関係を思い出してほしいのです。優秀な会社であればあるほど、例えこちら側が相手に仕事を出す立場であったとしても、あまりに高圧的な態度をとっていたなら当然相手からは「では貴社とは今後お付き合いを断たせて頂きます」ということになります。
優秀な会社ときちんと付き合っていくためには、対等な良い意味での関係性、仕事上の大切なパートナーという関係性であるということをきちんと意識することが大切です。
そこで失敗してしまうと、自社の商品価値を落とすことにもつながりかねませんし、そういった会社もいくつもあります。ですから、そういう人たちを大切にしてほしいのです。
そして、外部協力者というものを考えていくと、専門家のチームというのも一つの外部協力者の形です。例えば弁護士さんであったり会計士さんであったり、税理士さん、弁理士さんといった専門家の方々です。
その専門家さんたちを起業時からチームで持っていて、それぞれの顧問料などを払っていたら大変ですから、最初から自持ちで抱えておけという話ではありません。しかし、困ったときにはどの事務所のどの人に頼もう、という計画や算段くらいは立てておいた方が賢明です。
それぞれの専門家さんたちを、何かあってから探し始めるのでは遅いということです。仮に事業体が大きくなった時には、それぞれに顧問契約をして、すぐに相談できる体制をとれるような準備はしておいた方が良いということです。
起業時に多くの起業家・経営者さんたちがやってしまう大きなミスとしては、専門家に頼めばしっかりとそして確実に短期間でやってくれるようなことを無理矢理自分でやってしまおうとするということです。
例えば、会計なんかは会計士さんに頼まなくてもできるだろうと、家計簿をつける感覚でやろうとしてしまう人がいます。しかし、会社の決算書はそう簡単にできるものではありません。月に一度必ず請求書を見て記帳し、それをまとめていく労力は、経営をこなしながら片手間でできることではありません。
たとえ何万か支払ったとしても、そういったことは専門家に任せることが一番です。絶対に専門家のほうが高い専門性と能力でもってしっかりとした仕事をしてくれます。それは、会社を登記する際も一緒です。
まだ会社を立ち上げていない、今から作ろうとしている方に向けての話なのですが、みなさんが会社を作り、法人を作った際には登記をしなければなりません。それも自分でできないことはありません。
しかし、自分でできるようになったとして、そんなものを使うのは一生に一回ですよね。それを無理矢理自分で経験しようとする必要はないと私は思っています。しかし、それを結構自分でどうにかしようとしてやってしまう人は多いのです。けれども、私個人の見解で言わせてもらうなら、そんなことをする暇があるなら経営者としていかに会社にお客さんを作るかを考えたほうが遥かに良いと思っています。
ですから、専門家に任せられることは専門家に任せたほうが結局は良いのです。困っている時に助けてくれることもありますから、一通りの専門家のチームというのは、個別で最初から抱えている必要はありませんが、一応持っておくことを強く勧めます。
そして、もっともっと広い意味でのチームを捉えるならば、あなたの家族や友人といった存在もチームの一員であると捉えることができます。特に家族は協力してもらうことも多くなります。今はまだそうでもないにせよ、いつかは必ず家族の助けを必要とする時がきます。
そもそも、家族としっかりとした関係性や信頼関係を持っていなければ、まず起業をしたいという時点で反対されることは目に見えています。ですから、最も身近な家族や友人といった人たちのことも、パートナーなんだなという考えや思いを持って、経営を進めていくことはとても重要なことです。