どうせお金を稼ぐのであれば、好きなことをビジネスにしたいと思うものですよね。好きなことをして楽しく働くことができれば、これほど充実した人生はないでしょう。
もちろん人によっては「でも好きなことをして食べていけるなんて、そんな都合の良い世の中だったら誰でも幸せになれているよ」と思うかも知れませんね。
ただ私から言わせてみれば、それは思い込みにしか過ぎません。好きなことをビジネスにして成功を掴む可能性は誰にでもあります。
必要なのは3つのステップを踏むこと。それをするだけで、好きなことをビジネスにできるチャンスは驚くほど広がっていきます。
この記事では好きなことをビジネスにするためにはどうしたらいいのか、そのステップを書いています。自由な生き方を目指したい人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
◆STEP1:自分は何が好きなのか整理しよう
◆STEP2:なぜそれが好きなのか理由を見つけよう
◆STEP3:もっと好きになるために必要なことを考えよう
◆まとめ
STEP1:自分は何が好きなのか整理しよう
好きなことをビジネスにしたいと考えたら、まず自分は何が好きなのかを整理しましょう。紙とペンを用意して書き出してみてください。
例えば以下のようになります。
・寝る
・おいしいものを食べる
・温泉に入る
・喫茶店に行く
ここで紙とペンと言ったのは、自分の好きなことを自由に書けるからです。アナログツールであればデジタルツールのように体裁を考える必要がない分、素直に自分の好きなことを箇条書きできます。
またあとから思いついたことを書き込んだり、いろんなアイデアを付け加えたりしやすいのも紙のメリット。好きなことをビジネスにしたい人は、ノートやA4用紙など自分が書きやすい紙媒体を用意することをおすすめします。
STEP2:なぜそれが好きなのか理由を見つけよう
自分の好きなことをリスト化したら、次になぜそれが好きなのか理由を書き込んでいきます。
このとき大切なのは、他人の目線を気にしないことです。格好つけずに欲望をむき出しにしながら紙に書いてみてください。
先程の例を使うと、次のような形です。
・好きなこと…寝る
・理由…睡眠を取ってダラダラしたいし、そもそも家から一歩も出たくないから
・好きなこと…おいしいものを食べる
・理由…おいしいものを写真に撮ってインスタなどのSNSにアップすれば、友人からたくさんの「いいね」が付くから
・好きなこと…温泉に入る
・理由…昨今は風呂に入らない人が増えてきていると言われている。その中で温泉が好きと言えば、ちょっと特別な人間扱いを周りがしてくれるから
・好きなこと…喫茶店に行く
・理由…平日の昼間に喫茶店に行くと、一生懸命働いている人たちがいる。その中で優雅に休日を過ごしていることに優越感を覚えられるから
あなたが今ノートに書きつけることは誰が見るわけでもありません。まして誰かに見せる必要もないものです。
ですので例えその理由が下世話であったり、周りからすればダサいなと思われるかもしれないというものであっても、素直に書いてください。
「自分を取り繕わないこと」がビジネスチャンスを見つける上で重要なのです。その理由は次のステップで説明します。
STEP3:もっと好きになるために必要なことを考えよう
好きなことをビジネスにするためには「自分の好きなことをリスト化すること」「なぜ好きなのか理由を突き詰めること」が必要であると話してきました。
それは、ビジネスにする以上は自分が本当に好きでなければならないためです。
ビジネスは思っている以上に過酷な試練の連続です。常に重要な決断や選択に迫られることになります。そうした事態を乗り越えるためには、好きなことを四六時中考えても飽きないくらいに好きでなければいけません。
そして「自分を取り繕わないこと」が重要なのは、その趣味をもっと好きになるために本当に必要なことを引き出すためです。言わばあなた自身の中に眠っている“心からのニーズ”を引き出す必要があります。
まさにこの“心からのニーズ”こそ、ビジネスチャンスを広げる鍵となるのです。
どういうことなのか、まずはこれまでの例をもとにもっと好きになるためにはどうしたら良いのか考えてみます。
・好きなこと…寝る
・理由…睡眠を取ってダラダラしたいし、そもそも家から一歩も出たくないから
・もっと好きになるためには…一日中ダラダラできるような、身体が痛くならない枕や布団を手に入れる
・好きなこと…おいしいものを食べる
・理由…おいしいものを写真に撮ってインスタなどのSNSにアップすれば、友人からたくさんの「いいね」が付くから
・もっと好きになるためには…インスタ映えするような、盛り付けに注力している飲食店のガイドブックを手に入れる
・好きなこと…温泉に入る
・理由…昨今は風呂に入らない人が増えてきていると言われている。その中で温泉が好きと言えば、ちょっと特別な人間扱いを周りがしてくれるから
・もっと好きになるためには…温泉好きな人から昔ながらの雰囲気を醸し出す風呂がどこか聞く
・好きなこと…喫茶店に行く
・理由…平日の昼間に喫茶店に行くと、一生懸命働いている人たちがいる。その中で優雅に休日を過ごしていることに優越感を覚えられるから
・もっと好きになるためには…周りが忙しなく働いている中で、余裕のあるフリができるビジネス街の喫茶店を探す。
実はこのもっと好きになるためには、というあなたの“心からのニーズ”は、周りの人も持っている可能性が十分にあります。
そんなわけない、と思うでしょうか。いいえ、そんなことはありません。
あなたが周りの人の好きなことを聞いたときに、驚くほど共感した経験があるはずです。そうした共感を得られる人は、あなたと同じ悩みや不満があります。そうした声を聞いたことがないのも、それが“心からのニーズ”で表面上に出ていないからです。
身体が痛くならない枕や布団を手に入れたいと考えているなら、そうした商品を作ってみてください。
盛り付けに注力している飲食店のガイドブックを手に入れたいなら、そうした本やブログを書いてみてください。
今出た“心からのニーズ”を満たすことをビジネスにすれば、多くの人から「やっと欲しい商品やサービスが出てきた」と称賛を得られる可能性は極めて高いです。今挙げたビジネスチャンスは、ほんの一例にしか過ぎません。他にもまだまだ思いつくことはたくさんあると思います。
意識してほしいのは、自分が好きなことをしている中で、「ちょっとここが物足りないな」と思ったり「こんな商品や情報があれば良いのにな」と考えたりすることを念頭に置くこと。それをしながらもっと好きになるために必要なことを考えてみてください。
まとめ
好きなことをビジネスにしたい人の多くは、「自分の好きなことがビジネスになるわけなんてない」と決めつけたり「誰もが好きなわけではないし興味を持つはずもない」と思いがちです。
あるいは自分が好きなことはありきたりなものだし、すでに他の人がビジネス化しているはずだと考えている人も少なくありません。
しかし自分と同じ趣味を持つ友人や職場仲間に知っている情報を話したときに、驚かれたり興味を持ったりしてくれたことがありますよね。
つまりあなたと同じ好きなことをしていながら「こんな良いものがあるんだ」「こんな情報なんて知らなかった」と、あなたが知っている情報などを知らない人はたくさんいます。
ですので、自分が好きなことに対して「そんなに特別なことではない」と思わないことが大切です。
STEP1:自分は何が好きなのか整理しよう
STEP2:なぜそれが好きなのか理由を見つけよう
STEP3:もっと好きになるために必要なことを考えよう
これらをノートに書き出しつつ、行動に移してみてください。
もちろん大きな借金を抱えるようなことはしないように。利益が出る前に多額のお金を使ってしまうと、挑戦できる機会がそれだけ減ってしまいますからね。
これらを抑えておけば、好きなことをビジネスにするチャンスは想像以上に広がっていきます。あなたが自由に好きなことをして、楽しくワクワクするような毎日を送れるように願っていますよ。