【IDEAストーリー】第6回:コンセプト型シェアハウス・ホテルの企画・プロデュース・運営/後編

マッチング

コンセプト型シェアハウス・ホテルの企画・プロデュース・運営/前編

 

シェアハウスにしようと思って、どういうふうに進んでいったんですか?

内野社長
最初の私が住んだシェアハウスの運営会社が実は一人で運営しているということが分かったんですね。私それまではこんな大きな建物、40人が住んでいる建物、大企業しかできないと思い込んでいたんですね。

なので、それがすごく意外で聞いてみたんです。どうやって運営しているんですか?どうやって企画を掴んだんですか?ということで、さきほどの会社の寮を持て余しているオーナーさんがいて、オーナーさんは自分で運営することはできないので、運営してくれる人を求めていて、企画が優れていて、運営できそうな実績があれば、任せてくれるんだよということを知って、自分でもできるかもしれない、いや、できるなと思ったんですね。

 

でも、とはいえ、最初の私というのは、やっぱり実績がない状況ですので、オーナーさんも任せてくれるような存在ではありませんので、最初は1戸建てを探して、1戸建てをリフォームして、シェアハウスに変えて、数人の単位のシェアハウスを成功させて、徐々に大きい物件を作っていこうと思っていたんですね。一生懸命探しては、このシェアハウスはリフォームは駄目ですとか、シェアハウスにするのは駄目ですとかやりながらも、探し続けていたんです。

 

MATSUMOTO
どれくらい探したんですか?
内野社長
1年くらいは、ずっと探していたんですよね。探しながら先にコミュニティを作って、こんな起業家シェアハウスできたら嬉しくないですか、住みたい人いませんかというのを、フェイスブックページだけは最初に作って、できたら住みたいという人はどんどん集まってくれて、コミュニティはできていたんですね。

なので、あとは物件を探して作るだけという段階にきていたところで、知り合いづてにですね、ちょうど困っているオーナーさんがいると、紹介するよということで、オーナーさんを紹介していただいて、最初の物件ができたという。

 

MATSUMOTO
そのあとも、だいたい紹介が多い感じですか。
内野社長
1物件目を成功して、こんなボロボロの物件が、誰も入居者がつかないような物件が、リフォームしてシェアハウスに変わって、モチベーション高い住人が集まって、家賃の滞納もなく、こんなに上手く行っているというのが、オーナーさんのネットワークで少し話題になってくれたんですね。

それで紹介が続いて、だんだんだんだん大きな物件の依頼が舞い込むようになって、今に至るという。今では一番大きなので66室の大型寮のシェアハウスを運営していまして、今100室以上の物件を提案中というような状況なんです。

 

最初のリフォームは資金というのは、どういう流れですか?

内野社長
実はですね、最初の私は全く資金がなかったので、資金がなくてもできる方法を考えるしかなかったんですよね。なので、オーナーさんにそこは出してください、最初にこれくらいかかります。

けれども、集客も運営も私が責任もってやり続けて、作ったあとは、これくらいの家賃で必ず払い続けると約束するので投資してくださいということで、納得していただいて、初期投資をしていただいたので、実は弊社は初期投資は全くなく運営をスタートすることができているんです。

 

MATSUMOTO
どこの物件もですか。それとも、1件目だけ?
内野社長
今でも基本的にはそうです。ただ、最近は物件数も増えて、会社に体力がついてきましたので、最初の工事費用ですとか、家具家電の費用を出す代わりに、払い続ける家賃をもう少し安くしてくださいと、そういう交渉をすることもあります。それが会社としては利益になりますので。

 

MATSUMOTO
結構、リスクなくという感じなんですか?
内野社長
そうですね。最初はノーリスクローリターンから始まって、今は、ハイリスクハイリターンも取れるようになったという状況ですね。

 

軌道に乗ったのは、スタートしてから何ヶ月くらいですか?

内野社長
実は最初から全く持ち出しがないスタイルだったので、実は最初から安定はしていたんですね。収入しかないという段階には来れていました。資金もなかったですし、そうなる形を考えるしかなかったんですね。

 

最初の入居する募集、入居する人たちはどうやって集めていったんですか?

内野社長
全部インターネットです。従来の不動産のスタイルですと、管理会社と別にですね、仲介会社というのがあるんですね。これはよくみなさんがご存じのミニミニさんだったりとか、駅前でよく見かける不動産を紹介してくれる会社ですね。

そういうところに入居者を見つけてください。成約したら1ヶ月分あげます、2ヶ月分あげますというお願いをするのが、通常だったので、集客にはお金がかかるというのが当たり前だったんですね。ただ私たちはそのお金がなかったので、全部インターネットで集客をしています。

 

MATSUMOTO
一番初めは起業家シェアハウスですか。
内野社長
一番最初は、その物件に向いていたのが、国際交流というコンセプトだったので、日本人と外国人が共に国際交流を楽しむというコンセプトになりました。

 

MATSUMOTO
その次が起業家で、次に英語ですか?
内野社長
そうですね。

 

大変なことだったりとか、苦労したことはどんなことがありますか?

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内野社長
実は起業家シェアハウスですとか、私たちのコンセプトシェアハウスに住む方というのは、起業したいとか、英語を身につけたいとか、ものすごく強いモチベーションを持っている方なんですね。

モチベーションが高いと比例してモラルも高くてですね、一般のシェアハウスで起きるような、盗難が起きたとか、口論になって喧嘩になりましたとか。そういういわゆる、つまらないトラブルというのが全くないんです。これは運営してみて、私たちもものすごくビックリしているんですけども。なので、入居者の方に関する苦労話というのは実は全然ないんですね。

 

MATSUMOTO
イメージではトラブルなんか、40人とか、30人集まればありそうかなというのありますよね。
内野社長
そうですね。やっぱりみなさん軽い段階で話ができる方々なんですよね。あとは、例えば、隣から音が聞こえたみたいなときに、あの人悪い人じゃないし、気づいていないだけで、言えばすぐやめてくれるだろうって思われる人なんですよね。

なので、大事になることなく全部小さい段階で収まってしまうんですよね。なので、入居者トラブルはほとんどないですね。ただ、経営としては、やっぱり経営者はいつも人の問題で悩むと言いますけれども、そういうスタイルではいろんな悩みもありました。

私たちのスタイルがどの物件にも一人ハウスマネージャーが、ファシリテーターとして入って、住みながらみなさんの目標達成をケアしていくと、そういうスタイルなんですね。

 

MATSUMOTO
スタッフの人が、各シェアハウスに住んでいるということですか?
内野社長
そうなんですよ。それがですね、社員という形になると、それほどの仕事量ではないためにバランスが悪くてですね、弊社では全部業務委託の形でフリーランスの方ですとか、副業がOKな会社の方に入っていただいているんですね。

 

MATSUMOTO
そういう人が管理人になって、管理しているという感じなんですね。
内野社長
中には、自分で4社経営しているような53歳のベテラン経営者の方が、こういう新しい取り組みに一役担いたいと、教育に非常に興味があるので、自分に何かできることを伝えてあげたいというモチベーションで引き受けてくれるんです。

なので、社員になってくださいという形だと、とてもなれないようなハイスキルな方が意義に共感して、引き受けてくれているような体制に、今となってはなっているんですけども、やっぱり当時はそれほど有名ではなかったので、一般に募集をして、例えば、報酬として、家賃が無料になるみたいな形を取っていたので、家賃が無料になるのでやりますみたいな、今と比べるとそれほどモチベーションが高くない方に、人がいないのでお願いをしたようなときに、やっぱりハウスマネージャー次第で、シェアハウス全体の雰囲気って全然変わってしまって、その中の方々が目標達成できるできないに大きく左右してしまったんですね。

とはいえ既にこの方も住まいを移っているので、なかなかストップしてというのも難しくて、というのが経験した一番大きな悩みですね。強制的にやめてとは、なかなか言えないので、これぐらいの理想を求めていると、それができるようだったら頑張ってほしいし、できないようだったら、自分の都合のいい時期を見て、移り先を見つけて、スイッチすることを考えてほしいみたいなことを誠実に話をして、スイッチするタイミングごとに、いい人材に入っていただいて、物件を復活させていくと、そういうことが一番大きな悩みでした。

 

MATSUMOTO
人の悩みということですね。人材の悩み。
内野社長
はい。やっぱり3年前くらいからですね、面白シェアハウスということで、テレビ・新聞にすごく取り上げていただけるようになったんですね。そうなってからは、それを見て、意義に共感してやりたいですという方、すごい熱意でメールをいただいたりとか、人材に苦労しなくなったんですけども、それまでは結構大変でした。

 

人材以外の失敗とか、苦労話ありますか?

内野社長
もう一つ大きな失敗はですね、初めて東京以外の自分があまり土地勘を掴んでいない地方都市に作るとなったときに、その土地柄の文化などを理解しきれないまま企画をしてしまって、満室になるまでにかなり時間がかかってしまって、それは失敗したなというのはありますね。

もっと現地に入り込んで、調査をするとか、自分が1ヶ月間住んで調査をするとか。もしくは、現地のよく知っている方々をアドバイザーとして、きちんと企画に入れて作るべきだったなというのを、すごく反省したことがありました。

 

どこの物件も今満室なんですか?

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内野社長
今はほぼそうです。99%ぐらいの入居率ですね。中には、他にこういうコンセプトのシェアハウスってないので、空きが出るまで待っていますという、空き待ちの方も結構いらっしゃいます。

 

MATSUMOTO
商品が受け入れられた要因というのは何だというと、コンセプトが特化しているというのが一番大きいですか?

 

内野社長
はい。あとは通常の不動産というのは、時間が経つにつれて価値が下がると言われているんですね。建物が劣化するにつれて価値が下がると、新築よりも築10年となると、住みたい人が減っていくと、そういう価値基準なんですけども。

一番分かりやすい例が、起業家シェアハウスですね。起業シェアハウスは今オープンしてから4年経つんですけども、住人専用のフェイスブックのグループがありまして、その中でものすごく相談しあっているんですね。

40人しか住めないんですけども、過去に住んでいた起業家たちもそのグループには残っているので、今となっては、だいたい120人くらいの起業家に相談ができるコミュニティになっているんですね。それが今、住みたい人の強烈に住みたい理由になっているんですね。そういう相談の場があるんだったら住みたいと。

 

 

MATSUMOTO
結構盛り上がっているんですか?
内野社長
そうですね。なので、今までと違った流れを作れているなというものがありますね。

 

これから起業したいとか、何をやったらいいか迷っている人とかへのアドバイスがあればお願いします。

内野社長
私も起業家シェアハウスの中で、これから立ち上げたいという方、ものすごくたくさんの方とお話しをする機会がありまして、やっぱりまず一番のネックは、今のままの自分だとできないと思いこんでいることなんですよね。

何か特別なスキルを身につけないとできないですとか、特別な人脈を掴まないとできないですとか、と思いこんでいて、今の自分にはできないと思いこんでいる部分があるんですね。なので、その壁を取ってあげたいなという思いがあります。

一番はできている人と話すことだと思うんです。何かやりたいと思ったら、それを実際にやってみて、できている人と会話してみることが一番だと思うんですね。そうする中で、今の自分と比べて、特別なものを持っていなくても、この人はできている、だから自分もできると、信じることができたりすると思うんですね。

よくある失敗例は会社員の方が同じ会社の仲間たちに相談したりするんですね。ほんとに多いパターンで。そうすると、できていない人たちに聞いても、できる道をアドバイスすることはできないし、そんなの絶対、失敗するから、怖いからやめておきなさいよというアドバイスしか返ってこないんですね。

全体の分布でいいますと、やったことない方々が圧倒的に多いんです。なので、身の回りのたくさんの人に相談したつもりが、みんなできていない人にたくさん相談して、たくさんやめておきなさいというアドバイスを貰って、やめてしまうケースが非常に多いので、いつも送っているアドバイスは、できている人を見つけて、まずそういう人の話を聞きに行きなさいというアドバイスをよくしていますね。

 

 

MATSUMOTO
だから、その周りの人に聞いちゃうから、思い込みから抜け出せないというのがあるんですね。
内野社長
そうですね。やっぱり自分に蓋をしてしまっているのは、自分でしかないんですね。

 

MATSUMOTO
それがまた行動し続けられない理由の一つでもあるんですかね。
内野社長
逆に言うとですね、そういう方々に起業済みの方と触れ合う機会を持って、その蓋を外してもらいたいという思いで、起業家シェアハウスを作ったところもあります。日常的に、そういう人の背中を見ていることで、自分もできるぞと信じることができたりですとかね。

やっぱりぱっと1回会って話をしただけだと、自分と違う世界って、自分と未体験のことって信じきることができないんですね。信じきることができないとアクションに至らないんです。なので、やっぱり生活を共にして、この人は絶対に嘘はついていないみたいなところで信じて、アクションに繋げるというところまで持っていけると、かなり脱することができるんですよね

 

 

MATSUMOTO
これ聞いている人で、思い込みから脱したい人は、シェアハウス、でも満員なんですよね。今(笑)
内野社長
そうですね。ビジネスイベントを月に3、4回は開催しているんですけども、外部の方も大歓迎なのでぜひそちらで体験頂けたらうれしいです。

 

MATSUMOTO
全然参加できるんですか?
内野社長
そうなんです。そういうイベント単位で参加していただいて、そこに参加されている入居者の方ですとか、外部の起業家の方ですとかと話してみるという機会はすごく手軽に使うことができるのでオススメです。

 

何をやるかによると思うんですけども、資金というのはどれくらい用意した方がいいか?

内野社長
一般的によく言われるのは、売上が全く立たなかったとしても、オフィスの固定費ですとか、自分が生活する人件費ですとか、そういった必ず出ていく固定費の3ヶ月分くらいは最低でも持っておきなさいと言っていることなんですけども。

事業立ち上げるための資金としては、今となっては、助成金があったりですとか、政策金融公庫に事業プランをしっかり出せば、ある程度の融資はしてくれたりします。
起業家シェアハウスでも、自分の事業プランを洗練させたいので、プレゼンするのでツッコミくださいみたいに、みんなに呼び掛けて、セミナールームに集まって、みんなでヒントを出し合って、洗練させて、VCに持って行くとかあるんですけども。

ほんとにいいプランであれば、VCもプロダクトができていないのに出すことってあったりしますので、手段はいろいろあるので、分かる人に相談すれば何か見つかるよというのがアドバイスですかね。

 

 

MATSUMOTO
でも内野さんの場合ですと、最初別に資金を用意したわけじゃなくて、交渉次第になりましたよね。
内野社長
そうですね。なので、あまり常識に捉われずにですね、今の業界の常識がこうだから、こうじゃないといけないと、あまり思いこまずに。

ビジネスというのは、自分と相手がどっちもメリットがあって、これいいね、じゃあ、こうしようとすれば、交渉成立ですので、双方のメリットを今までにない形で作って、こちらは資金を出さずに、企画、アイデアと実行力で貢献して。お金があるけど、企画と実行力がないという方を見つけて、スキームを作るというのは、すごくオススメなプランですね。

 

 

MATSUMOTO
お金・人脈がなかったとしても、アイデアと実行力次第では、資金がなくても。
内野社長
私、アイデアの出し惜しみをしなかったんですね。アイデアを出したら、誰かに取られるみたいな発想がよくあると思うんですけど、私はどんどんこういうプランがあるから、誰か話を聞いてほしいと、フェイスブックで告知をしたりとかですね、それでそれを見た人が、これはいいプランかもしれない、じゃあ、ちょっと知り合いに声かけてみようかなみたいに広がったところがあります。

よくアイデアを盗まれたと心配しすぎる人がいるんですけども、やっぱりアイデアってそんなに価値はなくてですね、私の起業家シェアハウスも言ってみれば、誰でも思いつくアイデアなんですね。

ただ自分はそこに対して、こんなに情熱があって多少壁があっても最後までやりきりますとか、誰よりもこんなに深く問題やリスクに対して深く考えて、ちゃんと回避策をこれだけ用意していますみたいなことが、ちゃんと事業が成功するまで至るかどうかの価値になっていくので。

その部分をいかに早く育てていくかが重要なので、出し惜しみをせずにどんどんいろんな人に相談したり、ヒントを集めていって、同じようなことを思いつく人は100人いると思って、その人たちよりも早く洗練させるかをひたすら考える方が成功すると思います。

 

 

今後の、御社の事業展開を教えてください。

内野社長
コンセプトシェアハウスは今は地方都市にどんどん広げているところなんですね。地方だけでなく、海外にも広げていきたいと、節約のためのシェアというのは、海外から日本に入ってきたものなんですけども、ある目的のために集まって住むコンセプトシェアハウスというのは、日本で独自に生まれたものなので、これを海外に持っていきたいと思っています。

 

もう一つは今って、シェアハウスは若い方のためのものというイメージがまだ根強いんですけども、実際に僕たちのシェアハウスには40代のベテラン経営者が住んでいたりですとか、60代の方も住んでいたりするんですね。

お互いに違う世代だからこそ、気づけること、経験してきたことの違いがあって、お互いに与え合って非常にいいコミュニティになっているんですね。なので、40代、50代、60代の方に堂々と入ってこれるような業界のイメージにしていきたいと思っています。

 

もう一つは単身者のためのものというイメージがまだ根強いですけども、私たちは既に京都にですね、家族で住める起業家シェアハウスというのを作っていまして。家族の区画は1LDKのマンションと全く同じなんですね。

プライベートのキッチンもお風呂もトイレもついているので、マンションと全く同じプライベートのスペースなんです。ただそこに起業家たちが集まって住んでいて、起業家同士のフェイスブックグループで相談できるコミュニティがあって、みんなでイベントを楽しめるスペースがあって、そこでビジネスイベントをすれば、外部の起業家も集まって、輪が広がってみたいなことを楽しめるスタイルなんですね。

これが今一番これから先のニーズに合っていると思うので、単身者も家族も楽しめる、そういった形に広めていきたいと思っています。

 

もう一つ全く新しい事業として、コンセプトシェアハウスというものは体験を提供する住まいなんですね。私たちは体験を提供することで人生を変えるというコアコンセプトを持っていまして、これをホテルのエリアで活かしていきたいと思っています。具体的には今、京都で外国人リピーター客向けの深い体験を提供するホテル。深い文化体験を提供するコンセプトホテルが決まっていまして、新築で建てている最中なんですね。こういったものをもっともっと広げていきたいと思っています。

 

 

これから起業を考えている方々へのメッセージをお願いします。

内野社長
やっぱり私自身がまだ6年目の駆けだしの起業家として、ほんとに起業を選んで良かったと思えているんですね。それは自分がほんとにやりたいことに時間を使えるですとか、いろんな成功も失敗もありますけども、それも全部楽しみになっているということもありますし。

情熱を持って生きている友人がたくさん増えましたし、世の中の新しいものをどんどんウォッチする癖がつくんですね。それが自分の仕事であり、自分の喜びになっていて、こんな新しい変化があるということは、こういうマーケットの変化が起きるので、こういう事業はチャンスがあるな、ワクワクするなと、ワクワクできる日常になったんですね。

 

自分が会社員のときにはやっぱり収入も決まっているし、上司が言われたことを、いかに的確にやるかですとか、決められた枠の中でいかに上手くやるかということを発想する毎日だったんですけども、今はその枠を破って、こんな面白いことできないかな、こんな面白い今までにないことできたら、すごい楽しいよね、お客さんめちゃくちゃ感謝してくれるよねみたいなことを発想するワクワクを得ながら、それにチャレンジする日常も楽しみながら、それをやり遂げたときには、お客さんが、「ほんとにこれに出会えて良かった、ありがとう」と言ってくれる、感動を得ることができる。それを一緒に作り上げた仲間たちと、「ほんとにこれ作れて良かったね」と一緒に感動することができる。

 

この生きている感動というのがお金には変えられない価値なんですね。なので、会社員として頑張るも、起業して頑張るも、全くどちらも正しい生き方だと思うんですけども、私は起業する生き方に、こういう感動を持っていて、心からお勧めします。

どんな人にも可能性はあると思うので、もし、何か糸口が見つからなくて悩んでいるということであれば、いつでも相談してほしいと思っています。

 

MATSUMOTO
ありがとうございます。

 

MATSUMOTO
本日のゲストは、彩ファクトリー 代表取締役社長 内野匡裕さんでした。ありがとうございました。
内野社長
ありがとうございました。

 

 

 

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株式会社彩ファクトリー 代表取締役社長 内野 匡裕

コンセプト型シェアハウス・ホテルの企画・プロデュース・運営・コンサルティング。私たちの提供する本質的な価値は『感動を創り出す』ということ。