ストレスの言葉=本当にネガティブ?

マインド(考え方)
MATSUMOTO
こんにちは、松本泰二です。

「ストレス」という言葉には、ネガティブな意味合いがつきまといがちですよね。

「最近ストレス気味なんだよね」
「あーストレスが溜まってるわ~」

こんな発言は、ストレスを悪いものとみなしている証拠です。

世の中で、ストレスとは、取り除くべき存在として考えられています。
でも、これは大きな間違いかなと。

確かに、精神的に参ってしまうほどの大きなストレスを感じる必要はないのですが適度なストレスは、
私たちの生活にメリハリを与え、頭の働きを活性化するのに役立つ存在だからです。

ストレスを感じていないような人間に、よいアイデアなど出せるわけがない。

かのウォルト・ディズニーが、「現状維持では後退するばかりである」と述べたとおり、

現状に満足しきっていたら、
「こうすれば、もっと便利なのに」
「こんな商品があればラクになるのに」

という視点を持つことなど、到底できません。

そのために、自分にあえて無茶ぶりをする。高い目標を自分に課してみる。

現状にとらわれずに、成長したいと思うことこそが、良いアイデアを出すためのキーワード。
世の中をリードしていく人は、いつの世でも変化を起こす人。

心地いい状態につかってしまっているときは、その変化も止まってしまっています。
自分に無茶ぶりをしてみましょう!

一番必要な無茶ぶりとは?

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一番必要な無茶ぶりとは、「知る」ことではなく「感じる」ことです。

一人ひとりの意識や行動の中から、「感じる」ことが
あんまりないんじゃないかなーと思っています。

「知る」ことにはとても熱心であるにも関わらず。

不思議ですね。

進化したIT社会では、文明の利器が、どんなことでもすぐになんとかしてくれます。
便利さも、効率も、飛躍的によくしてくれます。

コンピューターは世界中から情報を集めてくれますし、今、
インターネットを眺めているだけで、

自然に「物知り」になれる時代になっています。
情報量に関して言えば、誰もがトップクラスです。

でも、肝となるのは、情報の質とその組み合わせから生まれるアイデアの質。

みんなが横一列で同じ情報を手にしている現在、
「創造すること」

なくして、競争社会に勝てるでしょうか。

座ったままの手に届く範囲で、間に合わせで考えるのはもう終わりです。
ここから先は、文明の利器でさえも私たちを助けてはくれません。

「アナログの行動と知恵」

が競争力となるのかなと思っています。

そのために、人間の観察や洞察が不可欠です。ビジネスは、常に人間を相手にしたものですからね。
相手が何を考えているか、感じているかを知らずして、相手の心に響くものは中々生みだない。

「知る」ことより、「感じる」ことが大切。
「知る」ことばかりを大事にしてきた自分に、

「感じろ!」と無茶ぶりしてみましょう^^

 

感じることを基盤にする発想力

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生きることは変わること。

世の中が根底から大きく揺れているこの変化の中で、この動きをどこまで読むことができるのか。
そのうえで、相手の気持ちをどこまで掴めるのか。

机に座って、ディスプレイを眺めているだけで、相手と分かりあうことなんてできません。

人間中心のビジネスに、何ら体温の感じない、

共感性のないメッセージが通用するほど、世の中は甘くないのですよね。

現場へ行って、「感じ」てみる。
現場で人と会ったり話したりすることで、

「この人たちに何かしてあげたい」

「喜ばせたい、幸せにしたい」

「感動させたい」

……そんな思いもわいてくる。

現場は、「見て、感じて、気付いて、思う」という、
一連のイメージトレーニングが自然にできる場でもあります。

そのためにも現場へ出て、自らの五感をフル回転させ、
観察・洞察をしまくりましょう。ひたすら感じてみる。

今まで蓄えた情報や知識に、現場で培った思いをどう組み合わせていくか。
新しいアイデアにどう変化させていくか。

個人の感じ方によって、その人特有の色、つまり個性も出てきます。
感じることを基盤にする発想力が無いと、

これからの、個性が肝となるクリエイティブ・ビジネスについていくことは難しい。

単に「ビジネスに不可欠だから」というだけではなく、自分の生き方を確かにするためにも、

情緒、情感、感性を磨き続けていきましょう。