ありがとう-ハガキからはじまるお客様ファンづくりと人財育成!/前編
どんなふうに変わっていったんですか?
そのハガキをいろんな案件の、そういった販促物が僕の目の前通るんですけど、そのなかでハガキがあるって、ある意味、ちょっと意外、だって、情報少ないですからね。そもそもが。それでどうやってお客さんに何を売るんだろうって、よく見たら、別に商品案内でもないんですよね。
それは僕は、ダイレクトメール、いろんなクライアントのDMを年間何百万件と扱うので、よく分かるんですけど、普通は情報、盛りだくさんで、例え、ハガキだとしても、圧着ハガキと言ってね、たくさん情報を載るわけですよ。セールの内容とかね、商品内容も載るんですけど、とあるクライアントだけは、それが載っていなかったんですよね。
たった1枚、ほんとに裏表しかないという、しかも、商品説明も何もなかったんですよね。よく中身を見てみると、たった一言、ありがとうしか書いていないんですね。なんだろうこれはという。そこで、ありがとうに気付くのは、そこからですね。ふっと思うのは。
相談されて、どうしようかなっていうので、人がいなければ、その案件ごとに人を集め、マニュアルとかも何もないので、そういったものを作り、スタッフの管理とか、業務フローとかいうのも、全部一から作る癖ができていたんですよね。なので、今でも、そのクライアントさんの業務フローとか、のを見ると、改善する提案がまたいっぱいできちゃうんですよね。
アウトソーシング。ダイレクトメール、テレマーケティング、ファックスDMとか、あと、いろんな業務請け合い、業務をやっていって、当然、そういった業務って、リピート性が高いので、それでだんだんだんだん復活してきたなかで、経営の外部環境というのが変わってくるんですよね。
まずやっぱり一つは、郵政の民営化というところから始ってくるんですよね。そういうの関係してくるので、DMというのは。郵政民営化から始っていって、今ではやっぱり大手運輸会社って、当然、結構肝なんですけども、そういったところの経営スタイルも変わってくるなかで、ただ単に、アウトソーシングをやっているだけでは、良くないんじゃないかというふうに経営的に思って、やっぱりこれからね、コアコンピタンス経営をやっていこうという思いもあったので、コアコンピタンス経営のなかで、やっぱりそのポイントは何かというと、自分のポジションづくりということなんですよね。
日本で唯一のポジショニングを作る!
このままでは、やっぱり大手さんにやられてしまうので、ポジショニングをずっと考えるときに、そのとき、そもそも僕は宛名書き業務というのはやっていたんですけど、やっていたくせに、それは無意識にやっていたんですよ。クライアントから言われているからやっているだけですけど、でも、そのポジショニングを考えるときに、そもそも宛名を書くというのは、一番下の仕事だったんですよね。どうでもいいような、一番後回しの業務だったんですけど、周りを見回したときに、これを専門でやっているところがない、あるんですけど、しょぼい。
その宛名書きということと、その瞬間に僕の脳裏をかすめるのは、昔見た、たった1枚のありがとうの書いたハガキなわけですよ。そこでハガキと宛名書きがジョイントするわけですよ。さらに、そこに、ありがとうという概念が入ってくるんですよね。
なので、その自分が経営をほんとに考え、ポジショニングを考えるときに、無意識にやっていた宛名書き、過去に見たハガキ、そこにあった、ありがとう、この三つが頭から降りてくるわけですよ。
点が線になった瞬間!
今では、年間100万件を処理しながら、ただ単に代行して書くんじゃなくて、クライアント様の経営基盤の強化と人材育成を意図目的として、ありがとうハガキの導入を勧めているんです。
感謝されるようになってくる
その体験を、クライアントの社員さんとか、スタッフさんがやると、ものすごく社員さんのモチベーションがぐぐぐっと上がっていくんですよ。一番説得力あるんですよね。
あとは、業績、経営基盤の強化というのは何かというと、これは多分どなた様もそうですし、特にこれから起業する方々はそうでしょうけど、毎月新規の売上ってしんどくないですかということなんですよ。そう思いません?
それって何かというと、リピート客ですよね。ファンの方々ですよね。経営基盤の強化って何かというと、リピート客づくりのことを言うんです。リピート客、ファンがないところは、経営基盤が不安定ということです。売り上げが安定しないから。
ですけど、僕もずっと営業マンなので、あれですけど、分かっていてもハガキ送れないんですね。案外と。手間かかるので。よっぽど習慣化しなきゃ無理なので、習慣化したとしても、そういう見込み客の母数が増えてきたら、物理的に無理ですよね。
見込み客の数が50件、100件なら、自分でやればいいんでしょうけど、そんなわけじゃないと思うんですよね。一人の営業マンでは、だいたい500から1,000の名刺は持っているはずなので、名刺交換だけでも。
でも、そうは言っても、お客さんが出来始めるじゃないですか、そうすると、どうなるかというと、新規開拓と、既存客の対応って出てくるんですよ。2種類出てきますよね。二つやらなきゃいけないんですよ。でも、それもしばらくはいいんですけど、だんだんと、過去客という、過去の既存客というのが今度出てきますよね。
一旦取引が落ち着いたお客様は過去客になってきますよね。今度、過去客のフォローが最初はしていても、どんどんどんどん新規、どんどんどんどん既存が出てくると、過去のお客様が物理的にフォローしきれなくなりますよね。
新規とか、既存で回っていればいいでしょうけど、フォローしないと、そこからの売り上げがだんだん細ってくるんですよね。こういう悪循環になってくるんですよね。
マーケットのお客様というのは、浮気しやすい環境
新しい事業をやろうと決めるときのポイントは?営業のイメージができるかどうか?
もう1回。月末に企画会議でできましたと、商品もできましたと、手元にありますよと、試作品ができましたと、月末に、分かりました、じゃあ、1日から、これ販売開始となりますよね。そのときに、あなた何しますか?ということですよ。
何は、もうできたじゃないですか。月末に。そのときに、誰になんですよね。誰にもだいたいできているんですよ。だいたい、うちの商品、サービスは、女性向けとか、法人のこういう業界向けとか、だいたい皆さん分かっているんですけど、どうやってが欠落しているんですよね。どうやってって。どうやってっていうのは、一言で言うと、あなた明日から何するんですか?ということなんですよ。
日ごろの人付き合いは、どうしてますか?
自分の会社でサラリーマンやるという発想法?
生活できるかどうかなとか、貯金が減っていっちゃうんじゃないかという、そういうのが、まずあると思うんですけど、あと、毎月の収入とかがあると思うんですけど、人間はとても強い生き物で、例えば、今まで毎月ね、10年間、25日には給料があったものが、独立したらなくなりますよね。月末に入ってくるお金しかないですよね。
そのギャップに、皆さん不安感が出てくるんですけど、正直言うと、それは慣れです。慣れ。慣れてきます。25日に貰うものなかったなと、辞めちゃったから、じゃあ、30月末って、0のときもあれば、ちょびっと来るときもあれば、おっとたくさん来るときもあればって、それは慣れになってくるので、時間が解決してくれます。
あと、一番特に言いたいのは、特に起業で目指す方は、起業をしたからといって、別に偉くなったわけじゃないんですよね。言い方変えると、起業って何かというと、今まで例えば、大手で働いていて、サラリーマンやっていた人が、起業って、どういうことかというと、自分の会社でサラリーマンやるということなんですよ。
違うんですよね。独立したら、なおさら、自分の会社でサラリーマンやるので、丁稚奉公から始めるので、新人なので、だから、サラリーマン時代8時に出勤していたら、7時から出勤するんですよ。これができるかどうかなんですよ。
自分の会社でサラリーマンやるんです。独立で何が一番難しいかというと、普通にすることが難しいんです。普通に。今までは、会社勤めしていたころは、会社に行けば、行くだけで、机も用意されていて、パソコンもあり、ボールペンもコピー用紙もありましたよね。
でも独立したらどうなるかというとね、パソコンも自分で容易しなきゃいけない。机も場所も紙も鉛筆も自分で用意しないといけないという。今まであって当たり前だったものが、当たり前じゃなくなってくるという、そういった意味で、普通にするのが難しいんですよ。
サラリーマンのころは、25日に安定してお給料は自分で入ってきたと、でも、自分で独立すると、毎月25日、自分の給料分が来るかどうかが不安ですよね。資金繰りで精いっぱいだとしたら、給料どころじゃないですよね。25日通り過ぎて、月末どうしようかという状況。これを普通にこなすのが難しいんです。
最初の資金はどのくらい用意した方がいいですか?
それを決めたあとは、あとはもう、お金づくりなので、最初に何かお店とかやるというと、準備金が必要ですよね。最低限はかかるのかもしれない、商売によってはね、かかるのかもしれないですけど、営業マン的独立方をやったら、基本的にはお金0なんですね。
じゃないと、ほんとにその起業家の方、よく多いのは、悪循環になって、結局、無責任になっちゃう方がとても多いので、結局、人に迷惑かける人がほんとに多いんですよ。あとやっていても苦しいので、人に迷惑かけながら仕事をしちゃうという人が出てくるんですよ。体験的にあるので、私は。
だから、起業して、社長をやっていても、自分が苦しいから、人に迷惑かけながら仕事をしちゃっているという人が結構多いので。
だから、貯金が1,000万あるから大丈夫ということじゃなくて、独立した瞬間から黒字か赤字かなので、そこから入っていくんですよね。たまさか、貯金があったから、延命処置はできているけれども、考え方としては、当月から何か収入を考えなきゃいけないんです。
収入だから、独立で何か売った、受注のお金でもいいし、アルバイトのお金も収入。当月からやんないと危ないです。貯金は、あくまでも保険なので、そう思っていてやったほうがいいかなって思います。
今後の事業展開を教えて下さい。
この、ありがとうの大切さを伝える最適なツールが、私のありがとうハガキということになりますね。私はやっぱり当時、大手の証券会社にいましたけども、大手にいるっていうプライドはありましたけども、職場が楽しかったというとどうかなというのはあります。
あとは、当時、何も知らなかった私を育ててくれたのは、あと、今の私の営業力の力があるのも、当時のやっぱり経験が糧になっているんですよね。なので、当時お世話になった中小企業の社長さんたちにお世話になったのも、思いであったりするんですよね。
なので、ビジョン何かというと、やっぱり日本に多くの楽しい職場を作っていくのが、私の思いでもあってですね。儲かる、儲からないは後なんですよ。やっぱり職場が楽しいほうがいいじゃないですか。なぜならば、人は多くの時間を職場で過ごしていると思いませんか。
早く職場の仲間に会いたいな、早くお客様に会いたいなって、そう思って普通だと思うんですよね。仕事は罰じゃないので、労働という罰じゃないですよね。もともとは仕事というのは、幸せになるために、皆さん仕事しているわけだし、皆さんの事業も、私の事業も、人を幸せにさせるために事業を行っていると思うんですよね。その人を幸せにさせるから対価として、お金、売り上げが上がっていくという構造だと思うので、人を不幸にしながら、サービス、商売をしていたら、それを悪ですよね。違いますよね。
なので、どなた様も人を幸せにするために、しいては、社会、日本、この世の中を幸せにするために仕事をなさっていると思うので、じゃあ、その本人がいくら社長と言えども、経営者と言えども、なんか暗い顔でしたら、よろしくないと思うし、自分の会社なのに、社内の人間関係がおかしくてもおかしいですよね。
ましてや、勤めていると、なおさらそうなので、職場の人間関係、楽しい、楽しくないで、左右されるのは、とてももったいないことだと思うんですよね。やっぱり職場が楽しいと、家に帰っても、楽しくなると思うので、私は自分の体験もあり、やっぱり日本にね、楽しい職場を作っていきたいなと思うんですよ。結果、売り上げ、業績は必ず伸びていくので、そうなったときに、これからの中小企業の業績アップというのは、人材育成なくしてあり得ないんですね。
職場の環境がいざこざしていては、業績アップにならない。ましてや、これからの少子高齢化でマーケットが縮小するなかでは、さらに、それがもっと拍車もかかる。今となっては、大企業、中小企業関係なく、オリンピック後の懸念される不景気もあったりするので、そこを見ると、やっぱり最終的には、いくらITが発達したと言えど、人が介在することなので、AIとかっていうのもいますけど、それでも違う。
やっぱり最初、生身の人間いることなので、その職場を良くしていくのも人間なので、その職場を良くするのは、やっぱり基本、たった一つのこと、感謝、ありがとうしかないと思うんですよね。感謝、ありがとう、この感謝力が欠けているから、経営者が社員さんに対して、横柄になったら、社員さんが会社に対して、文句を言ったりするのかな。お客さんに対して、いいサービスができなかったりすると思うんですよね。
やっぱり、どなた様も感謝力を上げて、楽しい職場づくり、会社づくり、顧客づくりをしていって、そしたら自分のご家庭のなかにも感謝を高めていったら、日々が毎日、楽しく過ごせるかなって思うんですよね。私の経営理念というのはね、人に笑顔を与えて、楽しさを与えて、元気を与えるのが、私の経営理念でもあるので、その経営理念を達するためにも、このありがとうハガキ、たった1枚のツールをきっかけに、職場、家庭、日本、この世の中が感謝、ありがとうで溢れたら、とても楽しい日々が送れるんじゃないかなって。
だから、その感謝、ありがとうの大切さを伝えていって、仕事的には、ありがとう経営ということを、皆さんに提唱しているんですよね。ありがとうハガキから始まっていって、皆さんの経営の在り方というのが、ありがとう経営になっていったら、ほんとに素晴らしい会社づくりになっていって楽しいのかなという、起業されて、よくね、1年未満で潰れるところが何%、3年以内で潰れるところが何%と、しかも高い割合であったりするんですよね。
起業されたら大事なことは、儲けることも大事かと思いますけども、まず普通に生活できることが大事でしょうし、続けることが大事だと思うので、感謝、ありがとうの力で楽しい職場づくりをして、その結果、お客様に喜ばれてね、人の役に立って、成り立っていくのかな、そして、継続していくのかなと思うので、その原点が感謝、ありがとうであり、ありがとう経営だなってことを確信しているので、そういった皆さんの職場が楽しくなることがビジョンですね。
起業を考えている方々へのメッセージをお願いします。
なので、もっぱらやりたいことがあるのであれば、もっぱらそうですよね。もし、独立しようという心があれば、すぐにおやりになることが大チャンスだと思います。
時間は刻々と過ぎていくので、おっかなびっくりでも構わないと思いますし、独立、起業されて、きっとというか、必ず苦難、逆境、困難は訪れますから、必ず来るので、大なり小なり、でも、それは全て、感謝、ありがとうの感謝力が高まっていくと、それが全て、あなたがこれから起業する商品、サービスの開発する一つ火種になるので、種に、ヒントになるので。
だから、必ず絶対、苦難、困難、逆行は訪れるんですけども、それは、起業した、あなたがより一層発展するために神様が与えたものなので、これは感謝力があると、素直に受け取れるんですよね。なので、なんら恐れることなく、思い立ったら、すぐ実行されることが、一番のお勧めです。だから、安心して、独立、起業されることを、僕は強くお勧めします。
起業におすすめな本/社長の「1冊」
不滅の名著!人生の指針と勇気を与えてくれる「黄金の知恵」と感動のストーリー! 読了後のあなたは、すでに資産家への第一歩を踏み出し、幸福を共有するための知恵を確実に身につけていることだろう。現代における「富の支配法則」とは、バビロンの市街に裕福な人がひしめいていた数千年前の法則と、少しも変わるものではない
本書の書かれた1920年代と現代とでは、社会背景や経済情勢など表面的には大きな変化をとげていますが、しかし、本書の核心をなす「繁栄と富と幸福の原則」は全く不変であり、むしろ現在の日本においてこそ、学ぶべき内容といえましょう。
株式会社ヤマトソリューションズsince2003 代表取締役 田村功晟(たむら かつまさ) “ありがとうハガキ”ドットコム運営代表 『たったランチ1回分のコストで、一人のお客様を 1 年間フォローすることができ、 既存客フォロー完全自動化を実現し、同時に自立した人財育成にもなってしまう方法』で“会社営業力”を強化し、“ありがとう経営”の推進を行い、年間 100 万件を超える日本一の手書き宛名書き代行会社の経営を行っている。 『ありがとうハガキドットコムサービス』を運営。 |
アウトソーシングの業務を、その先輩の働いている会社で、そこの社長さんとも掛け合い、丁稚奉公することになり、そこで業務を覚えて、もちろん、そこでも実績を作るんですけどね。丁稚奉公先でも。要は、OJTトレーニングでやるわけなので、教えてもらいながら、実の営業もしていくので、そこでも、実績を作り、お客さんを残して、3カ月後に一旦また東京に戻って、今度は自分のクライアントづくりをしていくんですよね。
そのアウトソーシング業務というのは、そもそもリピート性が高い業務なので、作っていけば、作っていくほど、どんどんどんどん売上が上がっていくというか、そういった要素もあるんですよね。それをまた自分一人でお客づくりをやっていたという。当然、クライアントができる度に、なんでしょうかね、業績は上がっていくという。