【IDEAストーリー】第20回:オーダーメイドスーツ専門店 – muse style lab(ミューズスタイルラボ)/後編

オーダーメイドスーツ専門店 – muse style lab(ミューズスタイルラボ)/前編

 

離れてみて気づくことがある!

松本
ある意味、やりたいことが見つかっていない人から見ると、幸せな部分もありますね。
勝社長
そうですね。ただ、それもすごく私も、今もそうですけど、いろんな女の子が何がやりたいか分からないんですよと言うんですけど、何がやりたいのかの前に、何ができるんですかの話になってくるじゃないですか。

私ももともとファッションが好きで、そのために生まれてきた人みたいに言われることってあるんですけど。でも、全然幼少期で言ったら、病気で、普通の子と同じ生活もできなくて、夢なんて描けるような状態ではなかった人が、目の前の仕事にとにかく淡々と目の前のことに向き合って、一つのことを一生懸命やっているうちに、それを元に喜んでくれる人が増えていって、その笑顔を見て、自分が幸せな気持ちになれるからやりがいを得て、やりたいことになって、好きなことになって、それで人生を生きていきたいなと思えるようになったというふうに、ほんとにやりたいことっていうのには、プロセスが伴っていると思うんですよね。

 

そうじゃない方もいらっしゃるかもしれないんですけど、別に私は特別に生まれたときから歌手になるのが夢でなったんですというものを持っていた人間ではなくて、逆に、そんなものを持てるような、希望も持てないような状態のところから、今に至っているので、それは継続、やり抜く力を自分が継続していくなかでつけていった結果、やりたいと思えるこの仕事をやりたいと思えるものになっていたということなんだと思うんですよね。

 

ほんとに、ちょっとの好きかもしれないという欠片を今磨いて言って、ダイヤモンドみたいになったから、みんな、いいな、いいなと言って、集まりますけど。それはそこまで磨いたからで。

なので、そこまで気づいたら磨かれていたんだと気づいたのも、そのときですよ。父が他界して、他の仕事してみようと思って、面接受けに行ったら、ことごとく落とされて、面接にもならないような、なんで、あなた来たんですかくらいの、アパレルなので、ファッション業界だったんですよね。金髪だったし、ケバイしみたいな、10何センチのヒール履いてという状態だったので、そんなんで面接来るかみたいな。

 

でも、今はことごとく落としてくださった方々に感謝していて、それで気づきましたよね。日本にいると、日本のことが見えないのと一緒で、業界にいると、自分がどれだけ染まっているのが見えなかったところを、一歩足を踏み出してみたら、あなた他のものに染まれないくらい染まっちゃっていますよということを人に言われ、それを1日働いて、自分で体感してしまい、私は、この仕事でしか生きれないということを確信して。

じゃあ、次は何が足りないノウハウなのと思ったときに、採寸とか、縫製の知識がないと思ったので、じゃあ、それを習得できる、最高峰と言われている技術を持っている会社に就職しようと思って、このスーツの業界に入るという。

 

松本
離れてみて分かった?
勝社長
離れてみて分かりました。離れて見て。

 

松本
あれと一緒ですね。彼氏と別れてみて(笑)
勝社長
そうかもしれないですね(笑)

 

松本
すごいそれが浮かんできた。
勝社長
分かりやすいですね。それ。

 

松本
初めて良さが分かったと。
勝社長
初めて良さが分かったと、でも、女子は90度に曲がりますので、すぐ忘れますよ(笑)

 

松本
それでオーダースーツ、ようやく、ここで今の仕事に。
勝社長
そうなんですよ。オーダースーツのお仕事、業界に入りました。

 

松本
結びついて。それまでは、主に接客だけだった。
勝社長
接客だけでした。

 

松本
中心だったわけですね。
勝社長
接客とか、ファッションのコーディネートしたり、販売することを人に教えたりということだったのが、でも、これまでは、あるもの、作られているものに対して、売るのか、見せるのか、教えるのかという、物、商品には関与しないですよね。

もちろん、この商品がよく売れるから、いっぱい入荷させてよというのはあったとしても、商品には関与しないんですけど、オーダースーツというのは、商品に関与する仕事なので、という仕事に変わりましたね。

 

松本
専門店に就職したと。
勝社長
専門店に。

 

松本
そこは、どういう感じだったんですか?
勝社長
オーダースーツって、私ももっともっと人のことを考えていて、全然システムかなんてされていなくてというものだと思っていたんですよ。

 

松本
僕もそんなイメージ、初めて聞いた人は。
勝社長
そうなんですよ。まさか、5分で挨拶をして、10分で生地選んで、20分で採寸して、10分でデザイン決めて、5分で世間話して、5分で会計して、5分で帰ってもらって、55分で接客終わらせましょうよとか、ということが決まっていると思っていなかったですし。生地もここの生地を売るように進めよう、誘導しよう、お客さんをみたいなことって、想像もしていなかったんですよ。

 

でも実は、実情って、そうだったんですよね。オーダーメイドスーツで、唯一無二のものを作っていくはずなのに、実はそうではなくて、ここに落とし込むためにこうしましょうということとか決まっていたりして、それがビジネスだと思うんですけど、私はすごく違和感を覚えたし。オーダースーツって、既製服と違って、衝動買いじゃなくて、目的買いだと自分は思っているんですね。

その目的というのは、体型の悩みもあれば、未来に対しての思いもあれば、いろいろあるわけじゃないですか。そのスーツを着て、ずっと付き合ってきた彼女にプロポーズしようと思っている人だっているわけですよ。と思ったら、とてもじゃないけど、そういうふうな関わり方で服を売っていて楽しいと思えなかったですよね、全然。

 

何が良い悪いとかではないので、前の会社でもほんとにいろんなこと教えてもらって、今も関わりがあるので、まったく否定はしないんですけど、ただせっかくそういうことを聞ける時間をアパレルの販売員って、別にお客さんと5分しか接客しないときもありますし、これちょうだいと言われて、会計して終わるときもありますし。

でも、そうじゃなくて、お一人ひとりと1時間、2時間喋る時間あるわけじゃないですか。であれば、もっと何の目的のために服を買いに来たということをヒアリングして、形ないものを作っているので、私は責任が半分半分と思っているんですよ。

 

既製服であれば、お客さまにしか正直責任はないんですよね。だから、返品ってできないですし、色もサイズも価格も全部お客さまが決めているわけじゃないですか。でも、オーダースーツって色も一緒に決めるし、それによって、価格も変わってくるから、それも一緒に決めるし、サイズも一緒に決めるし、全部一緒に決めるし、一緒に作っているから、半分責任をこちら側が持っていて。

 

じゃあ、その責任って、何にかかっているのとなったら、目的だと思っているんですよ。その人が何のために、このスーツを手に入れようと思って来たのかって、目的にその責任はかかっていると思うので、じゃあ、その責任少し果たしましょうよということを、すごく思ってしまったんですね。前の会社で働いているときに。

私、オーダースーツなんて、全然興味もなかったし、全然好きでもなかったんですよ。もっと女の子の可愛いファッションで毎日いろんなお洒落が楽しめるようなお店で、どうせだったら独立すると思っていましたし、私は海外でバイヤーで買い付けに行って、自分の気に入った服をいっぱい並べて、セレクトショップするんだくらいの感じだったのが、毎日スーツを着て、働くなんて思っていなかったし、好きじゃなかったし。

 

でも、手に職をつけたい、技術をつけたい、持っていないアパレルのノウハウをつけたいと思って、スーツの業界に入ったら、アパレルの既製服を販売するよりも接客力がない現状を目の当たりにして、すごく違和感も覚えましたし。

このままだったら、この業界どうなるんだろうということも、すごい思いましたし、どんどんどんどん価格破壊みたいに安いオーダーメイドスーツができていって。もちろんそれによって、パイは広げれると思うんですけど、でも、本当にオーダーメイドスーツに憧れて、欲しいと願った時代の人って、そんなオーダースーツが欲しかったわけじゃないと思うんですよ。

 

安くて、接着剤でくっつけたようなスーツなんですよ。接客も特に青に落とし込めばいい、紺のスーツに落とし込めばいいみたいな。物ではなくて、もっと言うと、ビスポークなので、ビスポークテイラーなので、ビスポークをして、お客さまとスピーキングして、コミュニケーション取って、一緒に仕上げていったものだったはずなんですよね。

 

そういう人を大事にするという理念を中心に置いてする仕事だと思うんですけど、私はそれを中心に置いて、仕事がしたいし、この仕事はそうすることで、よりお客さんの笑顔が見れる仕事だったので。

でも、そういうお店というのは、なかなかないし、女性フィッターというのも日本にいないし、だから、レディーススーツを作りたいという、思うお客さまがいても対応できない。フィッターがいないので。

 

松本
それは今もいないんですか?
勝社長
今も少ないですね。すごく。なおかつ、少ないし、いたとしても、しっかりした技術力を持っている人は、さらにいないという状態なので、それもないなら、自分で土台を作るしかないし、自分がその土台を作ることで、手に職を持って働ける女の子が増えるし、今、キャリアを積んで活躍している女性は、もっとぴしっとしたかっこいいスーツを着て 、ビジネスで楽しく取り組むことができるし。

でも、その土俵もなければ、教えてくれる人もいないので、じゃあ、自分で作ろうと、接客とか、オーダースーツのお客さまに対する届け方というのも、私は自分が信じたやり方で、やりたいというのがあったので、であれば、いろんなこと考えて、自分でお店をやる以外に思っている、理想のかたちなんて、絶対にあるわけがないので世の中に、そしたら生み出すしかないなというところで。

 

松本
自分的にもっとこうしたら喜んでくれるんじゃないかなと、今やっていることのジレンマというか。
勝社長
ジレンマと、あと楽しくない、何よりも接客していて、こんなに楽しくないって、すごいなと思ったんですよ。だって、1万円の服売っていても、1,000円の服売っていても、楽しいのに、10万円する服を売っていて、楽しくないんですよ。

 

1万円の服を売っていて、お客さまと接触する時間って、ほんとに限られてしまっていて。そしたら、有難い話ですよね。それが、1着10万円もするような服を1時間、2時間かけて接客できるような仕事って、有難いと思うんですよ。

裁くように売るしかない人もいるわけで、私もそうだったので。それがそこまで人とコミュニケーション取って、ゆっくり物を提案させてもらえるって、すごい有難い仕事なのに、全然楽しくないって。

 

松本
最初のファッション業界入ったときの楽しさ。
勝社長
ロボットみたいな感じでしたね。ということは、ロボットみたいということは、働いている人も楽しくないし、働いている人もスーツ好きじゃないんですよ。スーツは分からないんですけど、とにかく、ファッションが好きではないし、ファッションとか、何か、ファッションですよね、通して、目の前の人のハッピーに役立とうという気持ちもない。 結局、みんな辞めていって、オーナーも辞めて、最後お店に一人になるという。

 

松本
オーナーも辞めて?
勝社長
みんな辞めていったんですよ。すごい状態で、私は、一人になって、自分も辞めたかったですけど、辞めれないじゃないですか一人なので。お客さまに対しての責任もあったので、一人でちょっとやっていたんですけど、もう無理だなと思って、辞めますと、自分でやろうというところで。

 

松本
そういうふうに思っている人って、結構いっぱいいそう。ジレンマ抱えている人というのは、それは、そのあと独立するかはどうかは別として。
勝社長
独立しなくても、もしかしたら、ここの会社だったらと思えるところがあれば、しなかったかもしれないですし。でも、自分の性質的にも、二十歳から28に独立したんですけど、8年間、販売員して、スタイリストをして、職人の仕事をして、いろんな価格の商品を販売するというスキルを身につけて、技術も身につけて、やっと多分独立できる材料も、ノウハウ的な材料も気持ちの材料も揃ってというところですよね。

 

オーダーメイドスーツ専門店 – muse style lab(ミューズスタイルラボ)のオープン!

松本
それで28歳でオープンしたんですか?
勝社長
大阪の淀屋橋でmuse style lab(ミューズスタイルラボ)というブランドを掲げて。

 

松本
オープンの費用って、どのくらいかかるんですか?
勝社長
ほんとにお店によって、それぞれで、例えば、オーダースーツであれば、お店がなくてもできちゃう仕事なので。

 

松本
そうですよね。まず用意する必要がないですよね。
勝社長
そうなんですよ。訪問させてもらって、メジャーとね、メモと。

 

松本
家賃だけみたいな。
勝社長
ほんとはできる仕事なんですけど、私はそれが嫌だったんですよね。しっかりお客さんとコミュニケーション取りたかったので、そのためには場所が必要だと思ったので、しっかり内装も入れて、ちゃんとお店を建てたら、しっかりお金もなくなってしまって。でも、親にも借りれないし、融資を受けるというような知識もないし、お金なくなっちゃっ たという。

 

誰にも真似できない起業資金の用意の仕方・・

松本
最初の資金は、8年間でコツコツ貯めていたんですか?
勝社長
コツコツ貯めていたわけではなくて、私、交通事故にあったんですよ。交通事故にあったときに、そういう保険金みたいなのが下りてきたお金があったと、めっちゃウケるでしょ(笑)ファッション大好きだったので、ファッションにお金を全財産投じていたので。

 

松本
そんな給料も高くないですもんね。
勝社長
給料も高くないですし、欲しいものは、でも買っちゃうし、靴も何十足もあるし、下手したら100足くらいあったんじゃないかというくらいあったので、くらいファッションが好きで、全部使っていたので、お金なんてないですし。食べなくても服が買えたら幸せだったので、でも、交通事故にあったときの。

 

松本
独立する前に。
勝社長
独立する前に交通事故にあった資金がそのままあって、でも、それも400万くらいしかないので。

 

松本
でも、400万入るんですか保険金?
勝社長
結構な事故だったんです。

 

松本
そうなんですね。
勝社長
結構な事故で、ここまで明確に言ってしまっていいのか分からないですけど、これ話したら、ほんとギャグみたいな人生だねと言われるんですけど。

 

松本
そのときは独立するって決めていたんですか?
勝社長
決めていないです。決めていなくて、決めていないです。事故にあって、そのお金があって、でも、全部足りるわけないんですよ。400万とかで、スーツのゲージと言って、採寸用のスーツも、10着くらい作らないといけないし、コートのサイズゲージも作らないといけないし、もちろん内装も入れないといけないし、借りるための保証金 も必要だしとやっていると。でも、そんな頭ないので、そのお金で、お金があるとかないとかじゃなかったですね。なので、なんの準備もできていない状態でお店を建ててしまって。

 

オープンした月に、残金30万の大ピンチ!

松本
足りたんですか?
勝社長
足りていないですけど、全ての支払いを1ヶ月でしないといけないわけではないじゃないですか。不動産借りるための資金は、先に払わないといけないし、内装工事は終わった翌月だしとかというところで、一応1ヶ月、2ヶ月くらいのタイムラグはあるじゃないですか。ただ、オープンした月には、お金は30万くらいしかなくなっていて。

 

松本
結構やばめですね。
勝社長
やばいですね。やばいどころじゃないですね。かなりやばくて、しかも、その月末には支払いがくるわけですよ。毎月もちろん支払いですけど、今月末には、支払いが来て、しかも払えないじゃないですかお金ないので。売るしかないという、販売しないと1ヶ月で潰れてしまうという。

 

松本
いい感じですね。
勝社長
いい感じでした。ほんとに父も他界しているし、そんな母からお金1円も出してもらう気も、もちろんないですし、人に借りるというのもないですし、じゃあ、銀行に借りるという考え方もないので、もう自分で絶対なんとかするというところで、必死に開拓して。

 

松本
新規を?
勝社長
新規開拓ですよね。月末に支払いできなかったら、お店潰れるのに、オープン初月も予約ないし、その次の月も、その翌月の予約も入っていないので、じゃあ、予約を自分で入れるしかないというところから、ほんとにあそこまで人生で二度とだから、やりたくないですよね。

 

松本
既存の知人の人とか?
勝社長
私は知人は一切頼らなかったです。友人に一人も声かけたことないです。スーツ作らないって、男友達に言ったこともないですし。

 

松本
じゃあ、ほんとゼロから?
勝社長
ゼロから。保険会社の方とかって、よく身内から保険に入ってもらうと言うじゃないですか。私は一切それをしなかったので、友人とかには絶対声かけないし、親戚とか従とかにも絶対来てもらわないで、別に独立するなんて言っていなかったので。

 

ただ、前の会社のお客さまで、ずっと好意にしてくださった方は、数名ですけど、パラパラ来てくれましたけど、でも、それも、その人たちがスーツを買うタイミングというのはあるので、ただ、誰でもお客さんになりましたよね。

不動産、そこの物件を借りた不動産会社の社長もスーツを買いに、結局お客さんになってくれたし、その人がまた社長を紹介してくれたしとか、とにかく一生懸命開拓をして、そしたら、1年間でかかった費用は全部返済できて、プラス完全なる黒字化を果たして、予約もいっぱいで入らないような状態までなったんですよ。

 

プルプル震えながらの、営業活動

松本
最初は、営業していったということですよね?
勝社長
交流会なんかに参加したりして、名刺交換した人に、とにかく電話して、とにかく無視されてということをして。

 

松本
なんて電話するんですか?
勝社長
全然決まっていなくて、私、営業が苦手と言ったら、あれなんですけど、自分のままでしかないんですよ私は。なので、株式会社muse(ミューズ)の何々ですとかではなくて、この間名刺交換させてもらったんですけど、あんた誰みたいな感じになるんですけど、良かったら一度お会いできると嬉しいですという気持ちでほんとに、まず人間関係だと思っていたので、連絡させてもらうんですけど。

 

でも、手とかもプルプル震えますよね。そんなしたくないですよね。できれば。でもやらないと潰れるので。ここに外商で、スーツを作りにきたら、あるオフィスにスーツ屋として入らせてもらって、スーツ作りにいったら売り上げが上がるという外商に着なよと言ってくれる人もいたんですけど。

私は、今まで1回も外商に行ったことがなくて、外商に行ったら、確かに売り上げは積み上がるんですけど、それって、スーツに必要な項目だけを聞いて、スーツが出来上がるものじゃないですか。

 

でも、私がしたいと思ったのは、スーツに必要な項目ではなくて、それを叶えるために必要な目的だったりとか夢を聞くことだったので、それをするためにお店という場所も建てたし、だったら、ポリシーに反する売り方をするんだったら、そもそもしなかったらいいわけじゃないですか最初から。

なので、外商は行けませんという話をさせてもらって、どんな方だったとしても、それは行かないと言って、自分はこういう思いでやっているから、それがプロの仕事だと思っているので、その仕事を仕事をさせてほしいんですよ。

自分がプロで自分に恥ずかしくない仕事をさせてほしいから、そうやってした仕事で1着のスーツを受け取ってくれるのであれば、お店まで着てくださいということを言ったら、心がいい男気ある社長さんばかり来てくれたんですよ。

 

松本
分かる。
勝社長
すごい応援してくれるし、紹介してくれるし、根性据わっているねとなるし、とか、どんどん増えていって。

 

松本
そこから紹介、紹介。
勝社長
すぐ増えました。お客さん。有難いことに。あまり決まらなかったこともないんですよ。例えば、100人と名刺交換して、100人に連絡をして、97人に無視はされたんですよ。でも、3人会いに来てくれたら、その3人は買ってくれました絶対に。でも、その確定率ってないじゃないですか人って。

 

松本
勝さんの場合は、会って、購入してくれたら、紹介が生まれそうなイメージ。
勝社長
オーダースーツって、嫌な思い出しかない人も多いんですね。いろんなところでスーツ作ったけど、全然自分が思っていたオーダースーツじゃなかったと、すごく多いです。

全然良くなかったんだけどみたいな、これでオーダーなんだったら既製でいいやという人も多くて、オーダースーツ屋ですと言った瞬間、切れられるみたいなこともあって、あげく、女で売っているでしょとか、誰にお金出してもらったのとか言われるんですよね。

 

私は売りに来たわけじゃないし、自分はこういう思いでやっているしという、それがスーツというだけの話でということになっていって、そしたら、その人もそこまで言われないわけですよ。社長さんって、人に、そこまで言われないですよね。偉くなっていくと。でも、それを言うので、人間関係深まりますよね。ものすごく。一気に仲良くなって、またいろんな人、紹介してくれて。

 

松本
なるほど。徐々に軌道に乗っていく。
勝社長
そうです。それで生き伸びたという。

 

松本
それは、大阪ですよね。
勝社長
大阪ですね。

 

松本
まだ東京の店舗は進出していない?
勝社長
そうですね。していないですね。

 

松本
じゃあ、大阪で軌道に乗って、東京出ようと思ったんですか?
勝社長
大阪で軌道に乗って、1年半くらいで、一人人を入れて、その子を1年かけて、ほんとに365日並みに一緒にいて、仕事を教えて。

 

松本
教育が難しそうですね。
勝社長
そうなんですよ。ただ、完璧な。

 

東京進出!六本木店のオープン。

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松本
勝さんのスタイル?
勝社長
私のスタイルでやってほしいと思ったら、多分無理ですよね。人を、目の前の人に、お客さんの幸せに一切妥協しない姿勢で向き合おうよということは、みんな思えると思うんですよ。

だけど、その向き合い方は人それぞれ違うので、それを真似てよというのは、私は求めるべきではないと思いますし、どこまでが私の問題で、どこからが彼女たちの問題なのという線はしっかりと引かないといけないと思うんですね。

 

最初はできなかったですよ。職人気質だったので、でも、職人である限り、人は育たないということに気づいて、この子を育てないんだったら、それを手放そうと思って、時間をかけて、自分の思いを手放していって。

ポリシーとか、志は手放さないですけど。ただ、人を育てないと、会社として成立しないのであれば、それはそれを優先するしかないので、人を育てて、そのときに、東京出店の話をいただいたんですね。

 

東京に出てきなよということもあって、すごく迷ったんですけど、事業計画も作ったんですよ。ただ、うまくいくわけがないんですよ。どんだけシミュレーションしても、多分大阪の店舗と、東京六本木の店舗って、店舗の規模も違えば、立地も違うし、家賃も何倍やねんという状態だし。

 

でも私、融資も受けたことなかったので、そんなに資金があるわけでもない、独立して2年経っていないような状態ですよ。

しかも、大阪の売り上げも、私が一人で立てているような状態で、東京店作って、私が東京に来たら、収入どこから出てくるのってなるし、これ駄目でしょという、明らかに駄目なんですよ。事業計画とか、シミュレーションで見ると、駄目なんですけど、最終の可能性は、可能性で終わらせたくないというところで、無茶です。やろうという。無茶でしかないです。

 

松本
それでオープンしたのが?
勝社長
3月ですね。2016年。昨年の3月。

 

松本
ちょうど1年くらい前ですかね。六本木、ちょうど今、六本木にいるわけですけども。そこからは、東京で新しく新規開拓ですよね?
勝社長
新規開拓ですよ。また嫌な思いですよ。ただほんとに嫌でしたね。

 

松本
こっちは全然知り合いがいない?
勝社長
いないわけではないんですけど、もちろん大阪の時代から東京からとか、福岡から、名古屋から、いろんな県からお客さまが来てくれるお店に成長していたんです大阪の店舗が。なんですけど、言ってもね、そんないないじゃないですか。というところからだったので、悲惨ですよね。開拓です。また。

 

松本
予想は、SNSを使ったような気がする感じはする。イメージはありますけど。
勝社長
もちろんSNSで、フェイスブック上で、ミューズスタイルラボというお店を知ってくださっている方は、有難いことに増えてきてはいますが、やはり。

 

松本
紹介、紹介。
勝社長
紹介です。ほとんどが、それだけを見て、あなたのお店に行きたいですと言ってくれる人もいますけど、それだけでお店は賄えるような規模じゃないですよね。

六本木にお店があって、人も増やして、大阪の店舗もあって、大阪の売り上げ立てていたものも全部捨てて、こっちに来ているので、となると、立たないといけない売り上げなので、何倍だったのという売り上げを今度また一人で立てないといけなくなるわけじゃないですか、それはフェイスブックで、あなたのところで服作りたいですみたいな人だけで賄えるような数字では到底なくなっているような状態のなかで、しかしながら。

 

松本
やったんですか?
勝社長
電話ですか、電話攻撃ですか。電話攻撃しなくて。

 

商品が受け入れられた要因は、考え方を販売している??

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松本
それはやめて。
勝社長
そこのころには、東京に来たら、来たで、いろんな社長さんを紹介してくれたんですよね。いろんな方が、ただ、紹介というのは、スーツを作りますという紹介ではなくて、社長同士って会ったら何か生まれるかもしれないなとみなさん思っていると思うので、まず会ってみましょうというところで、ほんとにものすごくたくさんの社長に会ったんですよ東京に来てから。そのなかで、その方々が、スーツを作ると言ってくださった方もいましたし、作った方がまたえげつない紹介をしてくれてとか。

 

松本
えげつない紹介。
勝社長
市場が違うなと思いましたよね。

 

松本
そこから紹介、紹介で、また軌道に乗っていったと。ご自分では、商品が受け入れられた要因と言ったら、何が大きいと思います?
勝社長
これは、私は考え方を販売しているんだと思っています。商品が受け入れられた要因は、考え方が受け入れられたんだと思っています。

 

松本
ミッションというか。
勝社長
ミッションであったり、これまでやっていたことが確かだということと、確かだと、自分で言いきると、ちょっとあれですけど。少なからず、遊んでいたわけではないということは分かると思うんですよ。

これからのビジョンも明確なので、扱っている商品も製品にも自信を持っている。どこに出てもらっても、恥ずかしくない製品を今の時代にちゃんとした価格で販売しているので、という物に対してと、目の前の人のプロフィールで疑うべきところはさほどないと思うんですよ。

 

それに加えて、自分はこういう考え方を持って、このビジネスを始めて、こういうふうに発展させていきたいと思っている哲学みたいなものに共感してくれたりした方々が、じゃあ、このスーツを着たら、自分の役にも立つんじゃないかだったり、どちらにしても、スーツはビジネス上着るのであれば、じゃあ、muse(ミューズ)を選ぼうよと思ってくださったりとか。

そのスーツを身にまとって、ビジネスをし始めた方々が、出会った方が、「そのスーツかっこいいね、どこで作ったの」と言われて、紹介する。面白い社長いるからみたいな流れになって。

 

松本
そういう考え方、ミッションが受け入れられて、実際、muse(ミューズ)のオーダースーツを着るとビジネスがうまくいくという噂を聞きつけた経営者とか、人たちが来ると。
勝社長
勝手に来るようになってきました。

 

成功したいんだったら、muse(ミューズ)のオーダースーツと口コミで広まり、Victory Suit (ヴィクトリースーツ)と呼ばれるように!

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松本
そういう人たちは、●●スーツという、呼ばれているような、風の噂を聞いたんですけど。なんでしょう、それは?
勝社長
そうなんです。Victory Suit (ヴィクトリースーツ)と呼ばれておりまして、事実上、下層にいたセールスマンをトップセールスまで、うちをきっかけに持っていったりとか、いろんな実績が、この店で本当に生まれているんですね。

すごいドラマがというのもあって、大阪でイケている人は、全員muse(ミューズ)でスーツを作っているよというところまでいって、あそこのスーツを着たら、勝てるらしいよ、できるらしいよみたいな、成功したいんだったら、あそこのスーツ着ないと始まらないらしいよという流れになっていて。

 

ヴィクトリー、私の名前も勝なので、Victory Suit (ヴィクトリースーツ)って勝手に呼ばれるようになり、ある日、お客さまに感想文が欲しいと言ったんですよ。うちのスーツの。

そしたら、その人が、ここのVictory Suit (ヴィクトリースーツ)を着たらみたいなことを書いていて、Victory Suit (ヴィクトリースーツ)って何みたいな感じになって、こういうふうに言われているんだよと言われて、そうなんですねと言っていたら、そのあとに来たお客さまがVictory Suit (ヴィクトリースーツ)って刺繍ネーム入れてくださいって言われて、なんで知っているんですかとなって、とかで、Victory Suit (ヴィクトリースーツ)っていうのが広まっていって、そうなったという、そう呼ばれるようになったという。

 

松本
勝さんマーケティングじゃないんですよね?(笑)
勝社長
じゃないです。最初、なんだろうと、自分でも気づかなかったんですよ。自分が勝で、Victory Suit (ヴィクトリースーツ)とかかっているなんて気づかずに、そうなんですよ。

 

松本
誰かが、発信し始めて。
勝社長
誰かが発信し始めて、来る人が言いだして、Victory Suit (ヴィクトリースーツ)って何みたいになっていって、私たちも知らないんですけど、なんですかということになったりして、でも、嬉しいですね。

 

松本
そこにポジションができたわけですね。
勝社長
そうなんですよ。すごく嬉しいです。

 

松本
でも、そういうメッセージ、ターゲット意識していて、そこから発信しているというのもあります?
勝社長
これね、最初は、私、ただほんとに思いが強いだけの人間だったので、これくらいの年齢層の、これくらいの客層を選んでやろうというプロファイルみたいなのが、いまだになくて、勝手にそうなってしまった理由というのは、自分がそうだったんだと思うんですよ。

 

自分が経営者という立場で開拓をしたら、経営者だったり、個人のブランドの方が必然的に増えていき、自分がまだまだ向上を目指している段階だったので、向上したいと思っている人たちが周りに増えていき、そういう人たちだから協力もしてくれるしというような、意図せず、ほんとにそうなっていってしまって。

しかも、商品の価格も2、3万からではなくて、うちのスーツは12、3万からしかないので、となると、それが買える人か、買えるお金がなくて、そのお金を出すくらい何かのミッションに取り組もうとしている覚悟を持っている人かしかいないので、人種が決められてきますよね。

 

松本
確かに。
勝社長
会社のサラリーマンで、不安と不満を天秤に掲げて、愚痴をこぼしているような人種ではなくなってくるので、という人たちが集まってくるので、どんどん活気づくし、いいお話が聞けるし、お客さんと接客していることが、逆に私たちの学びにもさせてもらえているような状態なので、紹介もものすごく生まれるんですけど、もちろんお店 からもたくさんお客さまに人脈を紹介しますし、というようなハブのようなものになっていって、ヴィクトリークラブというのを作ったんですよ。

 

松本
ヴィクトリークラブ?
勝社長
ずっとね、構想していたんですけど、こんなに素晴らしい、ほんとに大好きな人たちばかりなんですよ。うちのお客さまって、大好きと思えるお客さまばかりで、しかも、お客さま同士が紹介したらビジネスになることも多くて。であれば、一同に会す場所を作っちゃったほうが、みなさまにとって、もっと役に立てるし、新しい化学反応も生み出せるし、もしかしたら、困っている誰かを助けることもできるし、とにかく何かが起こらないわけないでしょと、これだけ個人がね、経営者並みのパワーを持っている、経営者並みのパワーを持っている個人じゃないですかみんなが。というところで、ヴィクトリークラブという一つのコミュニティを作ったんですよ。

 

松本
勝会みたいな(笑)
勝社長
そうなんですよ(笑)。実は、ヴィクトリーカードというゴールドカードも作って。

 

松本
そういう感じなんですね。それは、定期的に月に何回とか、2、3ヶ月に。
勝社長
この間、12月に去年の12月の年末に初めて、第1回目の集まりを開いたんですね。

 

松本
それは買った人だけ?
勝社長
買った人です。一度でも買ってくださった方というのも、誰でもとしてしまうと、全然ブレブレになってしまって、何を価値基準にしているのという状態になってしまうので、買ってくださっているというか、袖を通してくださっているということは、少なからず、考え方に共感をしてくださっている方であって、それを購入できる資金力がま ずあるということだし。

 

なかったとしても、それが必要な人生の生き方をしているということなので、何かしらの共通項は絶対にある。共通項がなければ、コミュニティって成立しないと思うんですよ。

一緒に相乗効果を生みださないので、それで、ヴィクトリークラブというものを作って。去年の8月くらいに発足して、そこからヴィクトリークラブのゴールドカードを作ってくださった方に渡していくという作業を進めていって。

 

松本
あっ、ゴールドカードだ!
勝社長
ゴールドカードと理念を、人類、総自己実現時代に向けて、心の才能を養う場所として、というところで、ヴィクトリークラブというのを作らせてもらって、みなさんすごく、これがあるから作りたいという声が上がってきているくらいの。

 

松本
その立ち位置ですね。
勝社長
そうなんですよ。スーツ屋、私も思うんですけど、もはや何屋みたいな感じになるじゃないですか。スーツ販売しているんですけど。

 

松本
それは会員になれば貰えるやつなんですか?
勝社長
スーツを購入していただければ、ヴィクトリークラブのご案内をさせていただいて。

 

松本
ゴールドカードも貰える。
勝社長
そうです。入りたいと言ったら、では、ここに社名や肩書きではなくて、人生の目的地を書いてくださいと言って、カードの裏に人生の目的地という欄を作っていまして、そこに人生の目的地であったり、自分が何を大事にして生きているのかだったり、何かしらポリシーとか、何かしらあると思うんですよ。

 

ないのであれば、ビジネスは絶対発展していないので、ということを書いてもらうんですよ。そしたら、出会った人みんなが、このカードの裏にそれが書いてあるわけですよ。

仕事って、信頼関係から始まると思っているので、どこどこの会社の代表取締役かどうかではなくて、その人が何を大事に生きているかだと思うので、それが書いてあるものを全員が持っていて、それを見たら、いろんな言葉が書いてあるんですよ。地球人と書いている人もいますし。

 

松本
地球人?
勝社長
地球人と思うじゃないですか。

 

松本
人生のなんでしたっけ?
勝社長
人生の目的地とか、大事にしていることとかを書くんですけど、いろんな書き方をするんですよ。まあ~面白い。オーシャンズ11と書く人もいますし、じゃあ、それって、なんでそういうこと書いたんですかって、会話が生まれたりとか、その質問の会話で、質問した答えって、その人が大事にしていることが聞けるじゃないですか。

 

これって、ある程度の人間関係を構築していないと聞けないことですよね。本来だったら、それ第一発目に聞けて、そんなことを大事にして、この人は生きている人なんだと、僕はこういうこと大事にしていてねと言うと、そこで人間関係もできちゃうしという、もっとできる、もっと役に立てるということあるんじゃないかと考えたときに、私が一番有難かったのは、人を紹介してくれたことなんですよ。

私の目の前に、私の思いを聞いてくれる人が一人もいなければ、今はないので、じゃあ、それを来てくれた方々に、絶対発展してほしいし、成功してほしいし、勝ってほしいしと思ったときに、私がしたいなと思ったんですよ。

 

結局、仕事ってそうだと思うんですよ。トップセールスマンが誰よりも人に会っていないわけがないので、ということは、その人たちは、人よりも自分が何者であって何を大事に生きているのかというのをなす機会を多く得ている人だと思うんですね。

私は最初、その機会が全然持てなかったので、ほんとにお店が潰れる危機だったんですけど、それができるようになってから、お店は発展していったので、それを来て下さったお客さまに返そうと思って、やりだしたという。

 

松本
定期会に参加するのは有料なんですか?
勝社長
定期会は、12月は一人1万円でした。

 

松本
今、何人くらいいるんですか?
勝社長
今は、100何十人だろう。

 

松本
そんないるんですね。
勝社長
配ろうと思ったら、5、600人に配れるんですよ。スーツを受け取ってくださった人なんて、今まで1,000着以上作っているので、一人で。ばらまくように配りたくなくて、ちゃんと目を見て、思いを、なんで作ったのかを話させてもらって。

 

松本
手渡し?
勝社長
手渡ししかしないです。

 

松本
郵送で送るとかじゃなくて?
勝社長
絶対しないです。プラス、ちゃんと全員と写真を撮らせてもらって、シリアル番号を管理して、ヴィクトリークラブというフェイスブックのページも会員さんしか見れないページもあって。

 

松本
ページもあるんですね。
勝社長
そうです。ここで、株式会社何々の誰々ですということとかを、このヴィクトリークラブと一緒に写真を撮って上げさせてもらうんですよ。ただ、20代から60代の人までいらっしゃるんですよ。こんなやつ入ったんだとか、この人会ってみたいなとか、ヴィクトリークラブ行ったら、会えるんだとかとなっていって。

 

松本
次回は何月なんですか?
勝社長
次回は6月に開催します。年に2回か1回くらいのペースでやろうと思っていますね。

 

松本
実際入ったら、その先のプラチナカードがあったりみたいな(笑)?
勝社長
それが、これからの構想なんですよね。ちょっとシークレット部分なんですけど、そうなんですよ。

 

松本
起業したいけど、何をやったらいいか分からない人はどうしたらいいかという質問だったんですけど、muse(ミューズ)のオーダースーツを着たらビジネスがうまくいくと、そこに結び付いたんじゃないかな(笑)
勝社長
結構無理矢理な部分はあるかもしれないですけどね(笑)

 

松本
でも、勝さん的にはどう思いますか?
勝社長
何がしたいか分からないのに、起業したいのはなんでなのかが分からないなと思ってしまうけど。

 

松本
お金持ちになれるみたいな、単純な動機みたいないう人もいれば。
勝社長
循環型社会だと思うので、役に立っていないといけないと思うんですよ。自分がビジネスをして、目の前のお客さまからお金を貰ったとしても、お金を貰わないと会社潰れちゃうので、いただくんですけど。

その人もハッピーにならないと循環型じゃないじゃないですか、全然。となったときに、何をもって、その人の役に立つには、どうしたら立てるかなということを考えますよね。

 

ある意味、今の社会問題って、なんなんだろうというところから掘り下げて、社会問題のなかで、自分がここの分野だったら役に立てるかもという分野ってあるのかなというところを探して、この分野であれば、やれるんじゃないかというところをとにかく目の前の小さいことを全力でやっていく、淡々と。

そのなかで、それが何かかたちになっていったりとか、人が集まってくるものになっていって、気づいたら、自分の人生になっているというようなことなのかもしれないですよね。

 

松本
勝さんは、オーダースーツ、別にやりたかったわけじゃないですよね?
勝社長
全然好きじゃなかったです。今は好きですけどね、もちろん。

 

松本
プロセスのなかで、たまたまオーダースーツに出会って。
勝社長
プロセスのなかで、たまたまオーダースーツに出会ったので、でも、私はほんとは可愛いレディースの服に囲まれて生きていきたかったところを、目の前のお客さんは男性に変わっていて、レディースもやっているので、女性のお客さんももちろん来られるですけど。

でも、全然想像していたものと違うけれども、一番多分自分が世の中だったり、社会に対してできることがこれだったと思うんですよ。自分もこれで、ちゃんと、対価をいただいていいと、世間様から認定を受けた仕事が、この仕事だったんだと思うんですよね。なので、それはなんなのかというものを、手にしなければ、難しいんじゃないかなとは思いますよね。

 

初めの資金ってどれくらい用意したほうがいいですか?

勝社長
お店を持たないのであれば、100万とかでも全然いいんじゃないですか。むしろ、なくてもいいんじゃないですか。資金が。何かがないとできないなんてことはなくて、私も別に事故にあったお金があったからしたわけではなくて。なくてもいいと思います。行動が全てだと思うので。

 

今後の御社の事業展開、仕事上での夢を教えて下さい。

勝社長
次、銀座にお店を出したいなと近々は思っているんですけど、六本木のこの店舗は、第2六本木のヒルズができる関係で、あと2、3年しか、一応、事実上はいれないということになっているので。

 

松本
ここ、そうなんですか?
勝社長
そうなんですよ。次どこ行くのとなったときに、それがあってもなくても、銀座にお店を出したいというところが、この2、3年の間で、まずは叶えたいなと思っている、一番近いところの目標なんですけど。

 

松本
2020年までには?
勝社長
ただ、会社としてのビジョンで言うと、訪れることに価値がある、しっかりしたブランドにしたいなというところが一番なんですよね。

 

1枚の紙袋ってショッパーって言うんですけど、袋あるじゃないですか。あれって、シャネルとか、エルメスとか、例えば、ベルルッティとか、アップル社のものって、捨てられないんですよね。100円とか、200円で売られるくらい、そんな普通だったら、ゴミのように扱われる付属品でさえ、価値がついて売られるようなブランドって、すごいなと思うんですよ。

 

自分たちのお店も100店舗欲しいとかではなくて、1店舗でも、2店舗でも、3店舗でもいいからスーツを作るんだったら、muse(ミューズ)が裏切らないお店だよねと、絶対かっこいいもの作ってくれるよねと、日本で一番呼ばれるスーツ屋にしたいなというところが一番なので。

muse(ミューズ)の1枚の捨てられても同然の付属品、ショッパー、紙袋に憧れるステータスが宿る日というのを目指して、みんなで走っているような感じですね。

 

松本
1枚のショッパーが捨てられないような。
勝社長
1枚のショッパー、そのショッパーを貰ったら嬉しいみたいな。muse(ミューズ)のスーツ買ったって思ってもらえるような。

 

起業を考えている方々へのメッセージをお願いします。

勝社長
ビジネスは多様化していて、世の中にないようなものなんてないような時代になってしまったんですけど、私は100年前も、100年先も変わらない会社というのは、人を大事にしている会社だと思うんですね。

なので、自分の志とか成したいと思ったものをしっかり持って、それをどんなことがあっても手放さずに叶えていく力、継続してやり切る力というのを、まずつけていってほしいなと思います。ともに、よりより日本を作っていきましょう。

 

松本
本日のゲストは、株式会社muse(ミューズ) 代表取締役社長 勝 友美さんでした。ありがとうございました。
勝社長
ありがとうございます。

 

 

起業におすすめな本/社長の「1冊」

Paradise Kiss

塾と学校の往復だけだった受験生の紫(ゆかり)が、はじめて足を踏みこんだ場所はパラダイス!? あの「矢澤芸術学院」とアトリエを舞台に繰り広げられる、恋とミシンとステージのハッピーストーリー。実写映画化も話題、世界中で愛されている大人気コミック!

株式会社muse(ミューズ) 代表取締役社長 勝友美

兵庫県宝塚市生まれ。神戸松蔭女子学院大学短期大学部卒業。人生の三分の一をファッション業界で生きる。 一販売員から始まり、国内外でのスタイリスト経験を経た後、テーラーの世界へ転身。28歳で自社ブランド「muse style lab」を立ち上げ、独立。 「夢を叶えるオーダースーツ」として多くのエグゼクティブより指示を受け、現在に至る。

 

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スポーツでも、芸道、華道、茶道、武道などにおいても、「基本の型を反復する」ことは大変重視されます。基礎ができているから創造的な仕事ができるようになり、基本が身についているから応用が利く。何でもそうですよね。ドラゴンボールの悟空だって、修行する時は腕立てや腹筋と基本からするわけです。それで基本が身について、はじめて「パワーアップしたカメハメ波」ができるわけです(笑)

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ABOUTこの記事をかいた人

松本 泰二

1978年12月 東京都練馬区生まれ。O型。アイデア創出の支援を専門にアイデア創出戦略家として活動。ほぼ毎日、誰かとブレストをしています^^。ほぼ毎週、起業アイデアを出すワークショップを開催しています。