【IDEAストーリー】第18回:自分の人生に期待できる人を増やす。制限を可能性に、可能性を当たり前に。

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こんにちは。イデア・クリエイションの松本泰二です。
IDEAストーリー

起業家のストーリーを追体験してもらおうという無料のインタビューサイトです。

このサイトでは、これから起業に興味のある方に向けて、成長のサービスを展開されている方、面白いサービス、商品を出されている方、各分野の実績を出されている専門家の方々にインタビューということで、各スペシャリストの方にお話を伺ってしまおうというような内容で、毎週お届けしています。

音声で聴くと、よりリアルに感じて頂けます。

 

本日のIDEAストーリー。ゲストは、株式会社NOMAL 代表取締役社長 松本祥太郎さんです。松本さん、宜しくお願いします。

松本社長
宜しくお願いします。

 

会社名の由来を教えて下さい。

松本社長
株式会社NOMAL、NOMALをですね、英語でスペルで書くと、NORMALって感じで、Rが入るんですけど、それあえて取り除いているんですよね。NOMALの5文字で表記しているんですけども、このRというのは制限とかという意味があるじゃないですか?、R25とか。その制限というのがあって、一応我々としては、今、みなさんが普通だと捉えていることは、意外と制限とかがあったなかで、無理矢理普通だと思いこんでいるものが結構世の中に多いんじゃないかという、そういうところがあってですね。

我々が、みなさんが思っている普通になるために関わっている制限みたいなところを取り除けるような事業とか、サービスをこれから作っていきたいなという意味を込めて、制限を取り除くサービスを作っていこうということで、この会社にしました。

 

現在どういった事業をされているのか自己紹介をお願いします。

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松本社長
弊社では4事業行っておりまして、一つは、採用コンサルティング事業ですね。企業の採用が成功するように支援をする仕事。

もう一つは、今、メディアとかで取り上げられているんですけど、「こころの相談ならReme(リミー)」と言ってですね、月額500円でいつでもWEB上で心の専門家に相談できるサービス。

 

三つ目は通販事業でですね、「アート通販サイト「WASABI」」という通販サイトをやっているんですけども、それは、アーティストさんが自分の作品を、なかなか見てもらう機会がないというところがあって、それを我々がWASABIのサイトを使って、こんなアーティストさんいますよ、こんな作品作っていますよというのを紹介して、消費者さんにご購入いただくというECサイトを運営しています。

最後は、大学とかやらせていただいているんですけど、就活生とか大学生向けのキャリア支援事業をやっておりまして、就活生がよりいい人生を歩めるようなサポートをするための事業。この四つを運営しております。

 

 

それぞれどういった特徴・強みとかあるか教えてもらってよろしいでしょうか?

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松本社長
採用支援事業のほうは、私もともと大学を卒業して、株式会社マイナビというところに入社をしてですね、いわゆる、新卒採用やりたいという会社さんがどうやったらいいか分からないというところのサポートをマイナビでは3年間経験してきました。

3年間、マイナビで勉強させていただいて、独立をしたんですけども、それを活かして、従業員100名以下の会社さんが多いんですけど、そこら辺の会社さんの新卒採用をうまくいかせるためのコンサルティングをやっています。なので、特徴というと結構、中小企業のお客さんが多いというところです。

 

「こころの相談ならReme(リミー)」は、最近は結構増えてきたんですけど、リリース当時は、ちょうど1年前なんですけど、中々なかった、WEB上で心の専門家に相談できるというサービスで、結構日常生活をしていると、これって病院に行ったほうがいいのかなとか、結構悩まれるケースって多いと思うんですけど。

病院に行くまでもないような悩みなのか、病院に行ったほうがいい悩みなのか、分からないと思うんですけど、それのもっと気軽に専門化と繋げるサービスはないかなということで立ち上げたサービスで、24時間いつでも相談してくださいというのが特徴のサービスになりますね。

 

「アート通販サイト「WASABI」」は、取締役の平山という女性がいるんですけど、平山自身はもともと絵が好きだった、絵画が好きだったということもあるんですけども、結構アーティストさんって、特に絵描きさんってですね、絵を描くことを仕事にしたいという思いはあるんですけど、なかなか日本自体が絵を買う文化って、そこまで浸透してないので、絵を描きながら、コンビニでアルバイトしたりだとか、絵を描きながら、サラリーマンやったりだとか、中々やりたい仕事に全部勢力を注ぐことができないという課題が気になっていてですね。

それを解決できるサービスはないかなということで、普段なかなか見ることができないアーティストさんをWEB上でお見せして、こんな作品ありますよというのを、もうちょっと身近に捉えてほしいなということで作ったサービスです。

 

 

松本
絵は上手だけど、そういう販売だったりとか。
松本社長
ほんとは絵で食べていきたいとかという人たちが結構いるので、その夢を叶えてあげられるようなサービスがあったらいいなと思って立ち上げたサービスです。

キャリア支援のほうは、私ももともとマイナビ出身で、採用の設計をする仕事ということもあってですね、企業がどんな人材を採用したいのかとか、面接でこの質問聞くのは、なんのために聞いているのかとか、どういう人材が活躍できるのかというのも、結構たくさん、いわゆる、採用側のほうの視点をですね、たくさん勉強させていただいたので、それを学生に伝えて、学生が理解してくれたら、行きたい会社、行きたいキャリアを歩めるんじゃないかなということで始めているものなんですけれども、お陰様で一応内定率は常に100%を維持していて。

 

松本
100%、すごいですね。
松本社長
ありがとうございます。学生もいわゆる、大手メディアでしか、うわべだけな情報しか知れないなかで、一生懸命、四苦八苦しながら、企業選びをしていたものを、少しでもこういう僕のような採用の専門家がちゃんと事実を伝えることによって、変わることがあるんじゃないかなと思ってやらせていただいた事業でですね、今大学2校さん、二つやっているんですけど、そことかですね、あと自分たちで就活スクールみたいなのを運営していて、そこで学生の就活支援とかをやっています。

 

松本
100%というのは?
松本社長
僕が担当したというか、僕が教えた生徒、あともう一人担当がいるんですけど、井上という女性がいるんですけど、担当してサポートした学生は、必ず内定は取れているという感じ。

 

松本
希望のところに?
松本社長
そうですね。なるべく。ほぼほぼ取れています。

 

松本
支援をしていなかったら、ちょっと難しかったんじゃないのみたいな感じですか?
松本社長
どうなんでしょうね。やっぱり何事も情報がない状態だと、学生って、いわゆる、大手企業とか、親がいいと思う企業に入りたいものなんですよ。

 

それも大事なんですけど、もう一度、自分ってどうやって生きたいんだっけみたいな問いかけとか、そういうワークショップとかをなるべく丁寧に開催することによって、自分は中小企業かもとか、最初は金融・銀行がいいなと思っていたんですけど、全然違って、広告業界だとか。

最終的には、それは自分が描きたい人生に着地できるような就職先に輩出しているというのが大事ですから、内定率というよりも。

 

松本
大きな人生でというところからも考えて。
松本社長
そうですね。

 

松本
Remeというのは、今までどういった状態の方々が利用されていますか?
松本社長
立ち上げたのは、2015年10月10日なので、もう1年以上経過しています。2016年の10月から有料化しているんですけども、その前の1年間はテストマーケティングというかたちで無料で使っていただいておりました。

やっぱり当初の私たちの最終ビジョンである、気軽にみたいなところには、まだなっていないんですけども、今はまさに苦しんでいる人たちとか、まさに病院に通っている人たちとかというユーザーの方が大半を占めますね。

 

やっぱりそこら辺は、すごいご本人もすごい悩まれているところなので、真摯に対応させていただくと、合わせて、もっと潜在的なと言いますか、我慢しているとか、生活のためだから仕方ないとかって言って、無理してらっしゃる方たちにも手を差し伸べられるようなサービスにしていかなきゃいけないなと思っています。

 

松本
お客様は、気軽に投稿・相談できる仕組みがあるんですか?
松本社長
WEB上からだと、マイページで普通にメッセージが送れますし、あと我々の特徴、LINEを使っているので、多分、みなさんもLINEはダウンロードしていると思うんですけども、LINEで心の専門家とやり取りができるというところが、一つ特徴かもしれないですね。

 

松本
実際にお客さんの声とかありますか?
松本社長
結構多くてですね、ライン上とかでも、拝見させていただくんですけど、相談して良かったですとか、結構多いのは、背中を押してもらえましたとか。

 

松本
背中を押してもらいました。
松本社長
はい、結構多いですね。

 

「こころの相談ならReme(リミー)」は、ワンコインで何回でも相談ができる!

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松本
料金面的には、ワンコイン?
松本社長
はい、500円ですね。月額500円で。

 

松本
どこまでできるんですか?
松本社長
何回でも相談できます。

 

松本
何回でも相談できるんですか?
松本社長
何回でも相談できます。

 

松本
月500円で、10回でも、20回でも?
松本社長
そうですね。極端な話。

 

松本
そうなんですね。実際、そういう人もいます?
松本社長
いらっしゃいます。

 

松本
それで専門家の方が返信してくれると?
松本社長
認証心理士さんとか、産業カウンセラーさんとか、看護師さんもいますし、キャリアカウンセラーさんもいますし、いろんな、いわゆる、心の専門家みたいな人たちにご協力いただいて。

 

松本
専門家だったら、資格持っている人。
松本社長
もちろんです。

 

松本
それは、御社が選ぶみたいな感じなんですか?
松本社長
選ぶと言いますか、一応、大学の先生とかにも色々ご指示とかですね、アドバイスを頂戴しておりまして、そこの先生と相談しながらやらせていただいているという感じですね。

 

松本
専門家の方側の報酬というのはどういったところなんですか?
松本社長
回答していただいたら、その分。

 

松本
フィーが?
松本社長
お支払いしてという。

 

日本で、うつ病は100万人以上?

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松本
うつ病というのは、日本はどういう状況なんですか。どのくらいいるとか?
松本社長
確かな数値はちょっとあれなんですけど、通院している、実際に心の悩みを持って通院している方たちというのは20万人くらい。実際に通院している人たちですね。されているんですけど。

通院していないけれども、うつ病っぽい人たちというのは、100万人いると言われていてですね、これ8割は我慢しながら。

 

松本
その100万人というのは、世界で言うと、少ないんですか、多いんですか?
松本社長
通院率は低いという話は聞いたことはありますね。

 

松本
仕事行きたくないとか、すぐ仕事休んじゃうとか、そういうのもうつ病みたいな?それは違うんですかね。基準が分からない。

 

松本社長
うつ傾向ですね。うつ病というのは、やっぱり先生が診断書書いたら、うつ病になっちゃうんですけど。そうじゃなくても、例えばですけど、会社行こうと思ったら、体調が悪くなるとか、冷や汗が出ちゃうとか、そういう人たちも潜在的には結構いらっしゃるようでですね。

海外では結構気軽に、自分たちの専属のカウンセラーがいるというくらい、結構気軽に心の専門家みたいなのはいるんですけど、日本ってやっぱりまだまだ、うつ病に厳しくてですね、そういうレッテルを貼られたら、どう思われるんだろうというのもあるらしく。

 

松本
会社員のころって、福利厚生でカウンセラーみたいな相談できるとか確かありましたね。

 

松本社長
そうですね。あると思います。多分多くの企業が導入されているとは思いますね。ただ、なかなか会社内で、産業医の先生とかいらっしゃると思うんですけど、会社内で相談しちゃうと、周りに見られたらどうしようというのがあるらしくて。

うちは匿名で相談できるというのが特徴、匿名で相談を募っているので、より相談しやすくみたいな仕組みづくりというのは大切にしています。

 

 

松本
それはやっていないんですか。法人向けは?
松本社長
法人向けも今、少しずつ導入は始めています。

 

松本
分かりました。では、起業以前の話も、松本さんのストーリーをお伺いしていきたいんですけども。
松本社長
僕、生まれは青森県の八戸市という、すごい田舎で。

 

松本
先ほど、津軽という、ジュースをいただきました(笑)。独特ないろんな味が混ざった。美味しいです。ありがとうございます。

 

松本社長
すごい田舎者で、18年間青森で過ごしていましたので、すごい人生のターニングポイントになったなと思うのは、上京したことだと、僕は個人的に思っていて、すごく東京の人の多さに驚いたんです。

 

人の多さというのは、もちろん密度的な話もあるんですけど、僕はその18年間、すごい周りに気を使って生きていたような気が、今振り返るとしているんですね。

やっぱり田舎者なので、すごい小さなコミュニティのなかで、あの人に嫌われたらどうしようとか、あんな噂が立ったらどうしようとか、すごい気にしながら過ごしていた18年間ですけど、東京駅に降り立った瞬間に、18年間の努力はなんだったんだろうくらい人がいて。

 

松本
それはびっくりしますよね。
松本社長
はい、こんなに人って住んでいるんだというような衝撃を受けて、こんなにいっぱい人がいるんだったら、僕一人の失敗なんて、別に誰も見ていないし、もっとチャレンジングに生きてもいいんだなってことを学んだというか感じて、そこからすごく人生が楽しくなったなという記憶があります。

 

松本
それは二十歳くらいのときですか?
松本社長
19歳ですね。

 

松本
大学行った?
松本社長
そうですね。大学4年間通って。

 

松本
そこから、初めての就職はマイナビですか?
松本社長
そうですね。株式会社マイナビというところに入社をしました。マイナビは、企業側のサービスなので、新卒採用やりたい企業さん。実施したい企業さんがどうやったらいいか分からないと思うんですけど、それをマイナビという媒体を使って、集客から入社までをサポートするような仕事をしていました。

 

松本
実際、成績は良かったんですか?
松本社長
成績は良かったですね。

 

松本
素晴らしい。営業?
松本社長
そうですね。営業でした。

 

松本
結構トップのほうだったんですか?
松本社長
上のほうにはお邪魔させていただきました。

 

松本
それは、3年間。
松本社長
すごく楽しかったですね。

 

趣味でブログ運営をしていたのがキッカケで・・・

松本
3年間の間で起業に興味持った理由・きっかけは?もともとは、別に特にはなかったんですか。起業に興味は?
松本社長
そうですね。なかったんですけど、うちの今、事業でもやっているんですけど、キャリア系の事業と、ちょっと関わってくるんですけど、僕はマイナビをしながら、マイナビは副業禁止なので、一応、ボランティアみたいなかたちで学生と会ったりだとか、完全に名前とかを伏せて、自分でブログとかをやっていたんですよ。就活向けに。

それで、企業はこういうことを考えているから、面接でこうしたほうがいいよとか、完全に趣味の領域でやっていたんですね。それがすごくPV数とか増えて。

 

松本
アメブロですか?
松本社長
当時、ライブドアブログじゃないですかね。というところでやっていたんですけど、それがすごいユーザーも増えてきていて、でも、明確なタイミングって、正直あまりないんですけど。1回セミナーやってみようかなと思って、セミナーやったら、結構な人数、学生が集まってですね。

 

松本
テーマはなんですか?
松本社長
テーマはなんでしたっけね。就活で大切なことはみたいな、すごいベタな話だったと思うんですけど、それをやったら、すごい人数が集まって。

 

松本
何人くらい集まったんですか?
松本社長
50人いかないくらい。

 

松本
そんな集まったんですか?
松本社長
結構集まりました。

 

松本
ブログ経由で?
松本社長
そうです。僕の素性も一切明かしていなくて、普通のブロガーみたいな感じだったんですけど。

 

松本
パワーブロガーだったんですか?
松本社長
全然、全然、マイナビがすごい忙しかったので、土日の暇なときみたいな。

 

松本
文章がうまかったんですかね?
松本社長
全然。でもただ、いわゆる、エントリーシートの書き方みたいな、そういううわべ的な話ではなくて、企業がどう思っているとか。あと実際、僕、企業と一緒に面接とかに入ったりとかしていて、面接官とかの仕事をしたりするんですけど。

こういう学生は嫌だったとか、こういう学生は良かったとかいう話とかを報告がてら、日記がてら書いていたら、すごく伸びてですね。なので、こんなに集まるんだったら、ビジネスで成り立つのかなというのは、なんとなくずっと。

 

松本
それは何回かやったんですか?
松本社長
何回かやったんですけど、一番集まった50人とか集まったときに、じゃあ、ちょっとこれを仕事にしてみたいなと思って、副業は駄目なので、辞めようかなって思ったのが、一番最初ですかね。

 

松本
そこがきっかけみたいな?
松本社長
きっかけは、そこじゃないですかね。

 

松本
ビジネスになるかな~みたいな。
松本社長
そうですね。なるかな~みたいなところがきっかけです。

 

松本
でも、突然辞めたわけじゃないですよね。
松本社長
もちろんです。ちゃんと辞めようかなと思っていますみたいなのは話して。

 

自分の人生に期待できる人を増やす。制限を可能性に、可能性を当たり前に。/後編

 

音声で聴きたい方はこちら

 

株式会社NOMAL  代表取締役  松本 祥太郎

1987年7月10日 青森県八戸市生まれ。法政大学経済学部を卒業後、株式会社マイナビに入社。新卒採用事業部にて法人営業を担当し、新人賞をはじめ、全国新規契約者数第1位、プレーヤー賞金賞など多数受賞。大手から中小まで、のべ150社以上の法人向け採用コンサルティングで実績を残す。退職後、学生向けキャリア支援ベンチャー立ち上げに従事。

2015年7月、採用と組織コンサルティングなどを手がける株式会社NOMALを設立し、代表取締役に就任。10名の企業で7名の採用をするミッション、初の新卒採用で人気企業にランクインさせるミッションなど、多くの企業を採用成功に導く。ベンチャー企業専門のコンサルテタントとして活動。

同時に従業員が24時間365日いつでも心の相談ができるサービス「Reme」をリリース。離職者軽減や業務パフォーマンス向上の効果を発揮し、30社の法人企業に導入済み。今後、Remeの全国展開と、採用コンサルティング活動の連携を予定。

「自分に期待できる人を増やす」というビジョンを掲げ、誰もが生きたいように生き、働きたいように働ける世の中づくりを目指している。